【ページ説明】
今回の記事は、英単語を紹介するシリーズのその462です。
英単語"criterion"の語源、派生語、同語言語、関連知識、名言などを載せています。
【サイト内の全索引】
【フレーズ】
success criteria 【成功の判断基準】
“Staff Selection Business Head Of Human Resources”
- Max Pixel - CC0 Public Domain
(*)「criteria」は「criterion」の複数形で、複数形の「criteria」の方が多く用いられる
【メモ/語源】
「criterion(クライテリオン)」は、「(判断・評価などの)基準/標準/尺度」の意味を持つ単語です。
語源は、インド・ヨーロッパ祖語の「分ける(separate)」を意味する「*krei-」 です。
「分ける」⇒「判断する/判断の基準や手段」という意から、現在の「criterion(基準)」の意味につながっています。
同語言語には、
■ critic [名] 批評家/批判する人
■ criticize [動] ~を批評する/批判する
■ discern [動] ~を見分ける/識別する などがあります。
【語源⇒意味】
criterion [英] /kraɪˈtɪərɪən/ [米] /kraɪˈtɪriən/
= *krei- 「分ける(separate)」
⇒ 『分ける、判断する/判断の基準や手段』
⇒ 『[名] (判断・評価などの)基準/標準/尺度』
【派生語】
criterial [形] 基準[標準]となる
【同語源語】
= *krei- 「分ける(separate)」
⇒ 『分ける、判断[識別]する力がある』
⇒ 『[名] ①批評家/評論家 ②批判する人/あら捜しをする人』
【関連知識①(Wikipedia)】
永山基準(英:Nagayama Criteria)
最高裁が1983年に永山則夫連続射殺事件の第1次上告審判決で示した死刑適用の判断基準。
“この事件以降殺人事件において死刑判決を宣告する際は、永山判決の傍論である死刑適用基準を判例と同等に参考にしている場合が多く、永山基準(Nagayama Criteria)と呼ばれその影響力も大きい。”
(「永山則夫連続射殺事件」『ウィキペディア日本語版』 - 2018年7月14日 (土) 08:00 - 変更履歴)
【関連知識②(Wikipedia)】
コモンクライテリア(英:Common Criteria, 略称:CC)
“コンピュータセキュリティのための国際規格であり、 ISO/IEC 15408 である。 IT 製品や情報システムに対して、情報セキュリティを評価し認証するための評価基準を定めている。”
(「コモンクライテリア」『ウィキペディア日本語版』 - 2016年10月19日 (水) 21:32 - 変更履歴)
【Quotes/名言】
“Our criteria for deciding what's good and what's bad is very fickle, especially in this country.” ー ロバータ・フラック(1937-、アメリカのシンガーソングライター)
(良いものと悪いものを決めるための私たちの判断基準は、とても変わりやすいものです。この国では特にそうです)
“Roberta Flack43” by Roland Godefroy
- Wikimedia Commons - CC BY-SA 3.0