こんにちは、KEITAです。
中学高校時代、僕がコーチから
口酸っぱく言われていたことがあります。
それが、
「ネットだけはするなよー！！」
ということ。
「アウトするならまだいいが、
ネットするのは集中力が下がっている証拠だ！」
だからネット＝真剣にプレーしていない
と、コーチに見なされてしまうので、
毎日「ネットだけはしないようにしよう」
と、思ってプレーしていました。
しかし、これが僕にとって
『ネガティブな洗脳』になっていたのですね。
「ネットしてはいけない」のが前提になったことで、
基本的に山なりのボールを打つイメージが
ついてしまったんですね、僕の場合。
それで、確かにネットはしなくなりました。
ただ山なりのボールを打つということは、
ボールを打ち上げる形になるわけですから、
コートに収めるために必ずベースライン手前で
ボールを落とさなければいけないわけです。
そうすると、今度は
「アウト」が無性に怖くなってきてしまったんですね。
打ち上げたボールがそのままコートの外に
飛んでいってしまうんじゃないかと思って。
いつも「打ち上げた」ボールを、
どうやってコート内に収めようかと、
そういうことばかり考えていたと思います。
「アウトしませんように、アウトしませんように・・・」
考えてたっていうか、祈りに近いですね(笑)。
ただ、
「なんかアウトしそうな気がする・・・」
「なんかプレーするのがコワイ」
そんな感覚。
今思えば、信じられないほど、
常に不安感マックスな状態でプレーしていました(笑)。
でも、"今"の僕であれば、
その不安感を一瞬で消し去ることができます。
ただ一言 、
「今日はあえてネットしてみよう」
と、自分に言ってあげるだけです。
どういうことかわかりますか？
ようするに、僕の中ではコーチから
「ネットだけはするなよー！！」
と刷り込まれていたばっかりに、
ボールを実際のネットよりも
かなり高く打ち出さなければならないと、
"勘違い"していたんです。
そこで、あえてネットしてみる
＝ネットを狙って打ってみる。
で、実際にネットする。
・・・そうして感じたのは、
「ネットにかかることって
普通に打ったら絶対にないじゃん」
ってこと(笑)。
僕的に、ネットするには、
本当にかなり「下」を狙って打たないといけない、
って感覚だったんですね。
でも、そんな「下」に打つことって、
実際のストロークではありえないじゃないですか。
この"感覚"に気づいたことが、
僕にとっては鬼重要で。
つまり、今まで僕にはネットというものが
本当の高さよりも2倍も3倍も高く見えていたんです。
そう"錯覚"してしまっていたんです。
だから、それを超えて、かつ、
ベースライン以内にボールを収めることが、
非常に難しいと感じていました。
でも、実際のネットは限りなく低いので、
もっともっと低くく打ち出してもいい。
そうすれば弾道が低い分
結果的にアウトしにくくなる。
むしろ、弾道の低いボールにも関わらず
それをアウトさせるというのは、
かなりハードヒットする必要があり逆に大変、
だということがわかったのです！！
（実際は「わざとネットしてみる」ことで得られた効用は
まだまだたくさんあるのですが、それはまた別回で！）
今回の話は
「ネットの高さを普通に認識できている人」には、
全くもって響かない話だと思います。
しかし、僕と同じような"錯覚"に
陥った経験のある方であれば、
めちゃくちゃ共感してくれるはずです。
で、実際に昔の僕のような
"錯覚"を起こしてしまい、
その結果テニスを難しくしてしまっている人は
非常に多いのです。
しかも、この"錯覚"は外からは見えません。
だからこそ、非常に厄介で、
当時も僕が抱えていたこの錯覚に、
気づいてくれる人は誰もいませんでした。
でも、はっきり言って、
上手くプレーできずに悩んでいる人というのは
大なり小なり、この"錯覚"にとらわれているのです。
言い換えれば、その錯覚さえ直せれば、
テニスは"普通に上手くなる"ということです。
実際に、僕が２、３回LINEでアドバイスしただけで、
抱えていた認識のズレが解消されて、
それだけで上手くなった人はかなり多いです。
僕は最初からこの点は強調していますが、
人間である以上、テニスに必要な能力というのは、
誰しもが持っています。
にも関わらず、思ったようにプレーができないのは、
自分の中に"間違った認識"を作りあげてしまったばっかりに、
その能力が十分に発揮されていない、
ただそれだけなのです。
つまり、テニスの上達プロセスというのは、
新しい打ち方やフォームを
その都度身に付けていくことではなく、
余計な"錯覚"を排除して、
いかに『自然体』に近づけていくか、
ということなのです。
ぜひ、これを機に、
%name1_or_email%さんの中にある
"錯覚"を見直してみてください！
KEITA
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これ以外にも一般のテニス教本には一切書いていない
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