いっそ、練習しない方がいい? | KEITAの我流テニス日記

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こんにちわ!3度の飯よりテニスを愛す男KEITAと申します!

昨年一時ブログ更新が止まっておりましたが、再開します!


今年から「ハイパフォーマンステニス」というサイトを運営し、より多くの人々のテニス上達の力になる所存です。

どうかよろしくお願いします!

こんばんは、KEITAです!


特にほぼ毎日練習している部活生とかに向けて、
今回は書きたいのですが、

あえて練習を「休む」ことも時には必要だと思うのですね。



いや、そりゃ強くなりたければ単純に練習量が多いに越したことはないと思うんですけど、

小中からテニスをしていた人の場合、
高校生くらいになると基本的な技術というのはほぼ完成された状態になると思うのですね。


それは「神経系」の発達がこの時にはすでに完了していることとも関係してきます。


中学生くらいまでだと、
まだこの神経系の発達が不完全なので、
この時期はある意味「やればやった分だけ」選手は伸びていきます。


だから、この時期の選手はほんとに一日ごとに変化が見られ、
一週間かそこらで全く別の選手に見えるほど上達していたりします。



しかし、それが年齢を重ねるにつれて神経回路が固まってくると、
私たちに以前のような劇的な上達は見られなくなってしまいます。


よく育成年代のコーチなんかも
「将来世界で活躍できるかどうかは14歳までにどんな技術を身につけたかですべて決まる」
と言っていますよね。


それはおそらく、
私たちのこういう身体の成長の仕組みを指して言っているんだと思います。



だからって、

「じゃあおれもう上手くなれねーじゃん!」
とか悲観しないでくださいね(笑)。


ただ子供の時のような劇的な成長が見られないだけで、
私たちは何歳になっても基本的に上達することは可能だと思います。


ただ、14歳以降、つまりゴールデンエイジを過ぎた人の場合、
理想的な上達を続けるためには、
いくつかの点で気をつけるべきことがあると私は思っています。


その気をつけるべきこととは、
「悪いイメージ」を持ったまま練習を続けないということです。


「最近なんかイメージ通りのボールが打てないな」

「なんかこの頃調子悪いな」


特に部活動などで毎日練習をする機会がある方で、
このような慢性的な不調を感じているのであれば、
思い切ってしばらく練習を休むことをしてもいいのではないかと思います。


そうしないと、
その人の中では徐々にこのような「悪いイメージ」が定着していくことになります。


やればやるほど、
この悪いイメージが抜けにくくなっていくのです。


そのような場合は、
少しの間ラケットを置くことで、
その間に体に染み着いた悪いイメージや感覚を除去することができます。



よく、私が中高でテニス(ソフト)をしていたときは、
「1日練習を休むと取り戻すのに3日はかかるぞー!」
と、脅されていましたが(笑)、
今思えばそんなことはないと思います。


さきほど言ったとおり、
年を重ねるほど、私たちの技術レベルというのは多かれ少なかれ「固まって」きます。


つまり、多少練習を休んだくらいでは根本的な技術力が衰えるということはないのです。


逆に悪い感覚をクリアに戻すことができるので、
休む前よりも返ってうまくなることもあります。



あと、もう一つ付け加えると、
「脳の仕組み」的に絶えず新しい刺激を入れていかないと「運動回路のネットワーク」がそれ以上広がっていきません。


つまり、
いつも固定化したルーティーン的な練習を繰り返すよりも、
どんどん新しい練習メニュー(新しい状況や難易度の変化)を混ぜていった方が私たちの脳内の回路は広がって、
結果運動学習は進むと言うことです。


このように脳や身体の仕組みを知ることによって、
今までの常識に捕らわれない、
より効果的な練習法が導き出されてくるのです。


KEITA