何ひとつわかりあえない・・・ | KEITAの我流テニス日記

KEITAの我流テニス日記

こんにちわ!3度の飯よりテニスを愛す男KEITAと申します!

昨年一時ブログ更新が止まっておりましたが、再開します!


今年から「ハイパフォーマンステニス」というサイトを運営し、より多くの人々のテニス上達の力になる所存です。

どうかよろしくお願いします!


おはようございます。

KEITAです。


やっぱりトッププロのプレーを見ていると、今でも気づくことが多いですね。


昨日Youtubeにアップされている動画をかなり見たんですが、今もなお「おれはなんて勘違いをしていたんだ!」と思う時があります^^;


でも、逆にそういう時ってうれしいですよね。


「自分はもっともっとうまくなれる!」と思えるのもそうだし、

「もしかしたらこういうことで正しいイメージが湧かない人も多いんじゃないか?」ということもわかりますから。


で、昨日改めて思ったのは、「人の持つ感覚とかイメージって本当にばらばらなんだなー」ってこと。


たとえば、教わっているコーチこら「インパクトしたらボールを押すようにフォロースルーをとってください!」と言われたとします。


このアドバイスのポイントはフォロースルーの感覚をボールを「押す」という言葉で表していることですね。


確かにこのコーチからしたら、フォロースルーは「押してる」イメージなのでしょう。


でも!


教わっている生徒さんにとっては「押す」という表現ではコーチが持っているスイングに対する感覚が正確に伝わらない場合があります。


というか、むしろほとんどの場合伝わってないと思います(笑)。


だってちゃんと伝わってたら、みんな問題なくうまくなりますから(笑)。


ではなぜこうなるかと言うと・・・一言で言えば「違う人間」だから。


そうです。


人間というのは、みんな一人一人、考え方も経験してきたことも、全部違うのです。


だから当然、「言葉」に対して持っているイメージや感覚も一人一人違う。


私たちは「押すようにスイングする」というこの一言でさえ、正確に共有することはできないのです。


コーチの言う「押す」と生徒の考える「押す」は全く違う。


このことを知っておかないと、えらいことになります。


まさに「コーチが自分の感覚を生徒に押しつけているだけ」になってしまうのです。


逆にコーチがこのことをわかっていれば、その生徒さんに合わせて別の表現を使い分けることができます。


たとえば先述の「押す」に関しても、人によっては「叩く」「潰す」と表現した方が、いい感覚をつかめる場合もあります。


中には全く正反対の「引く」という言葉でつかめる人もいます。


このように人のイメージや感覚というのは実に千差万別なのです。


だから、コーチは指導する際に「何ひとつ正確には伝わらない」ということを肝に銘じるべきだと思います。


いや、ほんとに(笑)。


これ、「自分のノウハウは絶対だ!」と思っている人ほど注意です。


だから

「何でできないんだよー、ちゃんと教えてるのに」

じゃないんですよ。


自分の常識はその人には全く通用しないんです。


だからこそ、本当に優秀なコーチというのはプレーヤーと一緒に解決策を考えられる人だと思います。


決して自分の常識を押し付けるのではなく、まずは相手の常識を知る。


そのために相手の言葉に耳を傾ける。


もしくは、言葉にできない感覚を引き出す。


そうして、まずは相手の現実を受け入れることから始めないといけないのです。


それができるようになるためには・・・


ひたすら勉強です(笑)!


誰だっけな・・・

ヨーロッパのサッカーの有名な監督で、
「我々は学ぶことをやめたとき、同時に教えることもやめなければならない」

って言ってる人がいて、あーそうだよなって思いました!


もし、あなたが誰かを教える立場にいる人なら、今日の話をぜひ参考にしてみてください(^^)


あと、レッスンを受けている方もそういうわけなので、できるだけ「自分から求める」ことが大事です。


あなたはコーチの言葉を正確に受け入れているつもりでも、それは常に「あなた」というフィルターを通っているわけなので、コーチの意図をちゃんと汲めていない可能性があることを覚えておいてください。


ですからもうしつこいくらいに「こうですか?」「このイメージでいいですか?」って聞くのがいいと思います。


こういう相互のコミュニケーションがやっぱり大事ですよ!


では。


KEITA


PSサッカーの監督気になる(笑)。

確かすごいビッグクラブの監督だっような・・・