環境衛生の専門家は薬剤師!? | 言響インストラクター×薬の引き算をする薬剤師のブログ

学校には、お医者さんや歯医者さんが関わっています。
お医者さんは学校医として、健康診断をします。
歯医者さんは学校歯科医として、歯科検診をします。
そして薬剤師も、実は学校薬剤師として関わっているんです。
でも、多くの人は、
「薬剤師なんて学校で見たことないよ?」
って思うかもしれません。
それもそのはず。
学校でも、あまり人目に触れないところで活動をしているからなんです。
では、薬剤師は学校で何をしているんでしょう?
例えば、
・プールの水の塩素が濃すぎたり薄すぎたりしていないか。
・教室の中の空気は汚れていないか。
・教室内が明るすぎたり暗すぎたりしないか。
・教室内に騒音が入ってこないか。
など、学校で勉強する環境が整っているかを検査しています。
もし、整っていなければ、改善してもらうようにします。
環境というのは目に見えません。
だからこそ、整っているかどうかは検査しないと分かりません。
その大事な役目をしているのが薬剤師なんです。
でも、
「薬剤師って、薬のことをだけ扱う仕事じゃないの?」
そう思うかもしれません。
実は、このような環境衛生は薬剤師の守備範囲なんです。
薬学部で学ぶ6年の間に、「衛生薬学」という分野があります。
ここでしっかり習うんですね。
専門職の中で、環境衛生についてしっかり学ぶのは薬剤師だけです。
それは、薬剤師が化学者であり、かつ医療者であるからです。
普段から薬剤師は化学物質の1つである薬が、
どのように人体に影響を与えるかを考えています。
環境衛生で重要なことは、
社会で起きている化学変化や化学物質が
人体にどのような影響を及ぼすか?と言うことです。
化学物質や化学変化に関しては化学者の方が詳しいですが、
人体への影響を同時に考えることが出来るのは薬剤師だけです。
だから、薬剤師は環境衛生の専門家なんです。
ただ、薬剤師が環境衛生の専門家だということは、一般には知られていません。
そして、知られていないから、その能力がなかなか活かされていない。
僕は、これがすごく残念だなって思っています。
色んな職場の環境衛生を調べてみたら、
健康に働くためには良くない環境の職場があるのかもしれません。
そういう職場の環境を改善することが出来るのでは?と思っています。
また、職場の環境が良くなることで病気になる人が減って、仕事の効率が上がるかもしれません。
このあたりは仮説ですが、そうなればもっと社会的に意義がある事だと思っています。
もちろん、その実現には費用がかかります。
費用対効果に見合うだけの価値を生み出す方法は、まだ自分は分かりません。
でも今後、薬剤師が秘めているこの知識や技術を活かせたらいいなと思っています。
言響インストラクター×薬の引き算をする薬剤師
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引用元:環境衛生の専門家は薬剤師!?

