認知症の疑いがある広島県内の女性(87)に対し、大手百貨店そごう呉店(同県呉市)の外商担当の50代男性社員が過去2年間で食料品や服、インテリア、宝飾品、美術品など計約7000万円の商品を売っていたことが分かった。判断能力の衰えにつけ込み不要なものを買わせた疑いもあり、09年末に女性が認知症と診断されたことを知った同店は、女性の成年後見人予定者と、代金の返還を含め話し合いを続けているという。
同店によると女性は1人暮らしで、代金支払いの際、男性社員が銀行に同行して入金したこともあったという。男性社員は「不便だろうと善意でやった。ただし一般的には誤解を受けかねなかった」と話しているという。
同店は「社内ルールとしてお年寄りと単独の商談は控えることになっている。今後は誠心誠意対応させていただく」と話した。
銀行に付き添ってまで商品を購入させているとなると、ちょっと度が過ぎる気がしますね。
しかも金額が7000万円と、一般的には大きい額です。
日常生活の範囲を超える金額です。
「そごう」の従業員が悪徳業者まがいの行為をしていたとすればショックですね。
この事件は呉市ですが、広島市の「そごう」は旧市民球場や平和公園と並んで広島市の一等地にあります。
今はもう違うのかもしれませんが、広島市民だった僕にとって「そごう」は凄く格の高い百貨店のイメージです。
笑い話のようですが、「そごう」に行くときには正装して出かけるような感じです。
もしかすると、「呉市のそごう」は質が低いのかもしれません。
それにしても、それなりに品位のある百貨店でこんな事件が起きてしまったとすれば重大問題です。
こういう事件は、「一部の悪質な業者の問題」であって、良識のあるまともな業者とは無関係だった印象があります。
「悪徳業者から高齢者を守ろう!」
そんなイメージです。
しかし、この報道が事実だとすれば「一部の悪徳業者」のみならず、「大手の百貨店」までもが認知症の高齢者をだますような営業をしている訳ですから、困ります。
報道を読む限り「そごう」が意図的・組織的に行ったのではなく、一従業員の善意が誤解を生んだようですが、もはや大手の百貨店も信用できない時代なんでしょうか。
残念ですね。
こういう被害を防ぐためにも、ますます法律専門家による支援が望まれます。
1.判断能力が衰える前にしっかり公正証書遺言を作っておき、
2.判断能力が衰えた後は、成年後見制度を活用する。
これからは法律専門家が2段階で高齢者をサポートして行く時代になりますね。