スコットランドとニューオーリンズ、立て続けに驚くような出会いがありました。
ニューオーリンズ・・・。
ようやく夜の帳が近づく8時ころ、通りのあちこちからジャズが聞こえはじめます。
この町の一般的な店の出入り口は開けっ放しなので、曲は外まで流れてきます。
二階のテラスからは下を歩く人に向かって嬌声と共にジャラジャラビーズのカラフルなネックレスが投げられ、我先にキャッチした男女が幾重にも首に掛けて、踊るように歩いていきます。
一昔前の映画のワンシーンの様。
私は仲間達と一緒に、ある店の中庭でハリケーンという名物カクテルを前に、ジャズに聞き入っていました。
いつの間にか仲間に加わっていた“その人”と何気なく話しをしていたら、なんとお互いの出生地が同じ、年齢も幾つも違わないことがわかりました。
私が生まれたのは、たまたまその時の父の勤務地だった山村の片田舎。
そこで通っていたお寺の幼稚園。そのお寺は彼の親戚だったのです。
今沖縄に住んでいる彼と、こんな場所で出会う事は奇跡に近いと、お互い心底ビックリしたものです。
スコットランド・・・。
「モルトの故郷を訪ねてみたい」、予てからの主人の夢がひょんな事から実現しました。
成田から12時間あまりでロンドン、翌日にはスコットランドへ。
日中の最高気温14度のエジンバラは雨交じりのお天気でした。
その日からまる5日間、私達の車の運転をしてくれたスコットランド人のゴードン。
そしてガイドをしてくれた“日本人女性”。
そう、その彼女がなんと2年下の高校の同窓生だったのです。
当時は1学年600人以上もいたため、2学年違うとほとんどわかりません。
でも、40年以上も前の先生の事、校舎の事、思い出すにつれ共通の話題で盛り上がりました。
イギリス人と結婚した彼女は子供を儲けそのままこの地に住み着いたとのこと。
出会いとは不思議なものです。
おそらく初対面であろう、この二人に出会ったことに何か運命的なものを感じてしまいます。
人生2周目に入って、自分の原点を思い出させてくれたような・・・。
ある時期、同じ時を共有した人であっても、その後は皆様々な人生を送っていることに今更ながら気付かされたような・・・。
ちゃんと生きていて良かった。
神様のご褒美かもしれない・・・などと思っています。
