携帯電話が鳴りました。
金曜日の午後3時、そろそろ「週末の予定は…」などと仕事が上の空になってきた頃。
「誰かしら?」チラリと視線を向け、慌てて通話ボタンを押しました。
「○○さん」
私より少し年上の彼は、まるで子供のように泣きじゃくりながら電話口で話し始めました。
「おかげ様で、ようやく電話ができるようになりました。話を始めると涙が出てきて止まらないのですが、感謝の気持ちを伝えたくて・・・」
彼は、20時間以上に及ぶ大きな手術を乗り越え2週間のICUを経て、ようやく一般病棟に移ったばかりでした。
すべての人に感謝したい気持ちと、何を見ても嬉しい気持ちを、今彼は全身で感じているのでしょう。
分かります。
分かります。
そう、もう一度命を授かったのですから。
早く元気になりますよう、祈りの気持ちを込めて、リアドロのカレンダーにあった写真を拝借。




