とき：２０２４年５月１２日（日）
ところ：鳥取県岩美郡岩美町（岩見北小学校グラウンド）
”雨”
土曜日はＡＭ５時２０分に起床する。一週間前から咳が出て不意にむせる。今のところ熱はない。心配するほどでもないと楽観する。久しぶりに浦富のマラソン
に出場する。宿泊先は『ビーチインたけそう』じゃ。この大会の素晴らしいのは宿泊の助成金が３０００円出ることと、参加賞にＴシャツと地元の海産物があり、楽しい
。
宿泊の準備とマラソンの準備をしてＡＭ９時５２分に家
を出る。西風新都ＩＣから高速にのり、庄原ＩＣでおりる。道の駅『ゆめさくら』でトイレ
を借りる。野菜市を物色するが、ほとんど売り切れとった。野菜が高騰しとるせいじゃろう。残念じゃ
。
ＡＭ１１時７分に出発をする。最初から最後まで高速で走らずに今回は下道を行くことにした。昼が近づいてくる。以前根雨町でチャンポンを食べたことを思い出す。寄ってみることにする。相変わらず橋を渡った所に『チャンポン四季』はあった（１２時２０分）。
店の中は改装されて広くなっとった。ガードマンがおって駐車場を管理しとる。けっこうな人気じゃ。玄関から中へ入ると若い女性がテキパキと注文を取っとる。自動の注文機があり、初めてじゃけぇ戸惑う。親切に教えてくれてその通りにすると普通のチャンポンを頼んでしまう。「しまったぁ～」。なぜ反省したかと言うと、ここの普通は特大なチャンポンなんじゃ
。小でワシはちょうど良い。やっぱり出てきたチャンポンは特大じゃった。
もう注文してしまったけぇ食べる他ない。ゆっくり噛み締めながらスープをすすり、麺を食べる。「う～美味い
」。ほんまに美味しい
。人気店になっとった。柱に短い詩があったことを思い出す。『人の為と書いて偽りと読む』納得じゃ。今はどこにもその面影はない。
外へ出る。車
がひっきりなしに来るけぇガードマンも大変じゃ。１２時４４分に車を出す。国道１８３号線をひた走る。道後山クロカンパークを左に見て日南町をすぎると大山が目の前へどーんと見えてくる。
江府町から大山の麓を抜けて琴浦町へと出る。山陰道へと入り北栄町へと進む。ＰＭ２時８分に道の駅ハワイに到着をする。いつものように少し仮眠をする。子供のようにあっという間に寝入ってしまう
。ＰＭ２時５０分に目が覚める。トイレを借りてＰＭ３時に出発をする。
温泉
に入りたいが、まずは宿泊先へと行くことに。鳥取西ＩＣでおりんといけんのにそのまま鳥取自動車へと入ってしまう。やっと気がついて河原ＩＣでおりて引き返す。山陰道へと戻り、大谷ＩＣでおりる。ここから浦富海岸へと海の方へと車を走らす。懐かしい景色が目に入ってくる。ワシが今日泊まる『ビーチインたけそう』は『しおさい広場』の隣じゃった。ＰＭ４時４０分に到着をしてチェックインをする。女将さんにサウナがある温泉を聞いてみるが、鳥取市内に行かんとないとのこと。御主人も出てきて探してくれるがやはり近くにはないとのこと。
それじゃあ～岩井温泉の『ゆかむり温泉』へ行くことにする。夕食はＰＭ６時からということでＰＭ５時半には帰ると約束して出発をする。何回も来とるけぇ様子は分かる。（ゆかむり温泉は１２００年前からこんこんと湧く名湯は、やわらかく肌を包み込む、元湯としての人気が高く、地元の人らとゆったりとつかりたい。泉温４７.６℃、泉質はカルシウム・ナトリウムー硫酸塩泉。源泉かけ流し）。
駐車場に着き、玄関から入って自動入浴券で３８０円の入湯券を取ろうと財布を見ると５００円玉と５０円玉そして３０円があった。番台のおばちゃんは何を勘違いしたんか新５００円玉と思ったんか、自動販売機ではなくワシの方へ声をかけてきて、両替をして１００円玉２枚を渡してくれる。「これで間違ってないかい
」と言って「ハイ」と答える。ジジババの他愛ないやりとりじゃった。
更衣室で服を脱いで温泉へと入る。『あつゆ』と『ぬるゆ』があり『ぬるゆ』を先に入る。ワシにはちょうど良い。『あつゆ』に入ってみるがけっこう熱い
。地元の人でも５分と入っとらん。２～３分が塩梅が良い。水を浴びては『あつゆ』に入る。３０分ほど入って火照る身体に服を着る。気持ちが良い
。さっそく民宿へと戻る。
ＰＭ５時３０分すぎに着き、３階の部屋へと入る。ＰＭ６時までテレビ
を見て２階の食事処に行く。１２～１３名の宿泊客が大広間に集合じゃ。部屋ごとに席がある。３０１号は男２人、３０２号のワシは一人。３０３号は男２人となっとる。美味そうな食べ物が目の前にあり写真
を撮る。
早めにカニ汁
が出てくる。仲居さんが早くてすみませんと言う。ワシだけ生ビール
と日本酒
を注文したけぇ……。美味しく食事をいただく。カレイの煮付けは絶品じゃった
。帰りの土産に買って帰ろう。３階の部屋へと帰ればもう仲居さんが布団を敷いとってくれた。布団に入り、ＰＭ７時に就寝をする。「おやすみなさい」。
翌日はＡＭ５時２３分に起床する。窓から外を見ると雨
が降っとる。今日一日雨のようじゃ。トイレを済ませ歯を磨き散歩に出る。
傘を女将に頼んで貸してもらう。しおさい広場から荒谷神社
の裏へとまわってみる。前方に見える向島の赤い鳥居が綺麗じゃ。海辺の底には海藻が揺れとる。魚を探すがおらんようじゃ。朝食の時間はＡＭ８時からとなっとるが早めに食事ができんか２階の食事処で仲居さんに聞いてみようと思う。傘を返して、２階へ行ってみる。仲居さん２人が席にちょうど段取りができた所じゃった。「食事をしても良いですか」「はい、味噌汁が出たら終わりなんでどうぞ」と言われ席へと着く（ＡＭ７時２０分）。
けっこうご飯が進む。茶碗に２杯いただく。「美味い
」。久しぶりに２膳いただく。「ごちそうさまでした
」。早めに食事が済んで、勘定を済ませる（７１２０円）。
お礼を言って傘を再度借りて外へと出る。雨は止みそうにない（ＡＭ７時４８分）。車を１２時３０分まで出られん駐車場へととめる。どうせ早く走ることはできんけぇワシにとってはガラガラに空いた駐車場の方が良い。トイレも近くにあり助かる。歩いて岩美北小学校
の体育館へと向かう。受付では参加賞のホタルイカ干し物をいただく。嬉しい
。体育館内で空いとる場所を見つけて陣取る。マラソンスタイルに着替えて待つ。開会式があるけぇマスコットがぎこちなく体育館へと入ってくる。すぐに横について写真を撮ってもらう。
ねんりんピックのマスコットだそうな。開会式はＡＭ９時４５分から１０時に終わり、１０ｋｍのスタートがＡＭ１０時１０分じゃけぇコース上のスタート位置へと移動する。５０歳以上男子が先にスタートじゃ。人数は２７９名じゃ。３分おきに４０歳以上、３９歳以下男子、次に１６分から女子がスタートをする。面白いやり方じゃ。最後尾に待機してスタートを待つ。
号砲が鳴る
。雨の中を前へ向けて足を一歩出す。最後まで走り切ろう。１ｋｍをすぎると上りが続く。険しい坂じゃ。喉に鼻に痰が絡む。走るのに息苦しくなる。一週間前から咳が出て痰が絡むんじゃ。病院
へ行けばすぐ治るのに耐えるのが好きなんか、バカみたいに我慢をする。自分自身が苦しいのに……。折り返し地点から逆のパターンになる。下りは足早になる。しかし後ろから女性達がワシを抜いていく。最後の上りを頑張ると小学校のグラウンドのゴールになる。
完走証はｗｅｂ完走証とのこと。最近はどこの大会もｗｅｂじゃ。体育館に帰り、雨に濡れた身体をタオルで拭いて着替える。すぐに土産を買いに行こう。駐車場に着くとまだ１２時３０分になっとらんのに、駐車場から車を出すことができた。浜勝商店をナビにインプットして１２時に出発をする。店は開いとって、３人の女性がいつものように接待をしてくれる。物色をして、亀の手、赤がれい、はたはたを買う。「いつものパターンじゃねぇ」と言うと「もう一人おっていつも同じメンバーよ」と声がかえってくる。笑いが出る。
お礼を言って車へと帰り、ナビに岩井温泉の岩井屋をインプットする。無料チケットは明石家、岩井屋とゆかむり温泉が入浴できる。昨日はゆかむり温泉に入ったけぇ今日は岩井屋へ入ることにする。だんだん雨足がはやくなってくる。「やばいなぁ～」。岩井温泉入口に着くが、なななんと車が渋滞して長蛇の列じゃ
。諦めて途中で帰る車もある。ワシもどうしようかと迷っとると左の家からおばちゃんが出てきて、うちの駐車場へとめて下さいと呼び止める。「ありがとう」。前の車より先に駐車することができた。広島ナンバーじゃけぇ助けてくれたんじゃろう…。
お礼を言って、雨の中を岩井屋へ向けて歩く。傘を返したけぇ濡れるしかない。玄関に着き入ろうとするとマラソン以外の人が温泉に入りたいと願望しとる。しかしマラソンランナーで温泉は満員でどうにもならん状況じゃ。こういうこともあるんじゃと思いやる。無料チケットを出して脱衣場へ向かう。
さすがにごった返しとる。空いた空間に服を脱いで温泉へと入る。大風呂と露天風呂があり、交互に入浴する。素晴らしい温泉でゆっくり堪能することができた。
ＰＭ１時１５分に外へ出て車へと帰る。雨はまだ止むことを知らん。自宅へ向けてナビにインプットして出発をする。帰りは高速を使用することに。岩美ＩＣから高速に入り、そして鳥取自動車道を通り智頭ＩＣでおりて国道５３号線の近道をする。津山ＩＣから再度中国自動車道へと入っていく。ＰＭ３時１３分に美作追分ＰＡで缶ミルクコーヒー
（１４０円）を買って飲み、トイレ休憩をする。本郷ＰＡで眠たくなったけぇ仮眠をする（ＰＭ４時４８分）。すーっと気持ち良く寝入ってしまう。ＰＭ５時１５分に起床する。よく眠っとった。
広島西風新都ＩＣでおりてＰＭ５時４８分に帰宅する。「ただいまぁ～」「おかえりなさい」。土産を渡すとさっそく妻が料理をしてくれる。手早い包丁さばきで魚
を料理してくれる。カレイの煮付け、ハタハタの鍋、亀の手を茹でて出してくれる。さっそくいただく。高級料理店で食べとるようじゃ
。「あ～美味い」。ウメ（柴犬）
もシッポを振って舌なめずりをしとる。
充実した一日が終わろうとしとる。明日は明日の風が吹く。雨はやっぱり一日中止むことはなかった。これで良いのだ。
おあとがええようで…。