とき：２０２４年５月３日（金）・４日（土）
ところ：兵庫県神戸市
”古希”
妻の古希で長女が家族全員に声をかけて、長男のおる神戸で祝いをすることに決まる。妻には伏せておくように長女から言い含められる。やれやれどうなることやら……。５月２日の夕方、次女の家族を迎えに行き、車
で一路神戸へ。夜の１０時に長男のマンションに到着をする。帰省した車で路上の駐車場が満車じゃ。玄関前の駐車禁止場所へなんとか看板を移動させてとめる。朝早く起きて迷惑のかからんようにしておこう。４時間かけて運転をしたけぇ疲れが出たんかすぐに床につく。寝入ってしまう
。
翌日の金曜日はゆっくりとＡＭ６時２７分に起床する。家族は孫をのぞいて大人は起きとった。長男も嫁も仕事とのことで出かけるところじゃった。ＡＭ７時２０分に朝食をとり、ＡＭ８時４５分に神戸市内散策のため、マンションを出る。いつもウォーキングで神戸市内を散策しとるんじゃが、今回は今まで通っとらん道を歩いてみようと思う。
山陽電鉄沿いを歩く。天気も良く歩くには絶好の陽気じゃ
。できるだけ混んどらん道を歩くことにする。長田区まで来て、川沿いを歩こうと山側へと左に折れる。１時間ほど歩いたけぇ前原町１丁目の『会陽歩道橋』の下で休憩をとる（ＡＭ９時５５分）。しばらく景色を見とると、足元近くに気配を感じる。なんとハトが２羽目の前に来て、何かを探しとるようじゃ
。人を危険とは思っとらんようじゃ。安心しておれる場所のようじゃ。
ベンチから腰を上げてさあ歩こう。湊川公園付近に来ると一際にぎやかな所へ出る。マーケットや商店街じゃ。阪神淡路大震災の時に神戸で初めて寄った焼鳥屋の『八栄亭』が今も健在であり、懐かしい。写真
を撮る。
道路を挟んで向かい側に『スナックホワイト』があったが今はない。ママは同い年じゃが元気にしとるじゃろうか…。福原の商店街は今もにぎやかじゃ。新開地から元町の商店街を通って中華街に入ると、どこの店にも長蛇の列じゃ。連休じゃけぇ外人さんも含めてにぎわっとる。
昼になったけぇ赤まんの餃子の店へ食べようと寄ってみる。やっぱりさすがにもう並んどる。待つのも嫌じゃけぇ裏手にある『ひょうたん』へ移動する。
さすがにここは３人しか並んどらんかった。人気だけでどちらも美味いのに…。『ひょうたん』はおっさんが商売上手ではない。眉間にしわを寄せてジロッと人を見るけぇ女性には怖く見えるじゃろう。人相で損をしとる
。赤まんは中国人がやっとる。どちらも味噌だれが特徴じゃ。１２時１７分に奥の席が空いて座る。餃子２人前と小ビール
を注文する。たれは自分好みで味噌だれと酢、ラー油、醤油を適量に混ぜる。焼き上がった餃子が前に置かれる。さっそく一つ一つを箸で挟んでたれにつけて食べる。「う～美味い
」。１人前７個で１４個をビールを飲みながら食べる。
隣に２人のカップルが座る。要領が分からんのか、味噌たれだけで女性が食べようとする。お節介なシバカツは「たれの作り方を教えてあげんと」と声を出して教える。店員の女性が「人それぞれ食べ方は違いますから」「あ～そうか。いらんことを言ってすいません」と謝る。「いいえ」と小声で女性が照れくさそうに返事をしとった。代金１２５０円を支払って１２時４０分に外へと出る。
次は温泉
じゃが、三宮駅の近くにある神戸クアハウスへ行くことにする。ＰＭ１時２０分に着くが貼り紙がしてある。読んでみると「３５年間のご愛顧誠にありがとうございました。営業は終了致しました」とある。「あ～残念
」。宿泊もでき、サウナも広く、２つの温源があり、良かったのに…
。
それでは元の道へと帰り、三宮駅からほど近い『神戸サウナ』に寄ってみる。やはり料金は１９００円からになっとる（ＰＭ１時４０分）。銭湯から比べたら３倍の値段じゃ。
諦めて花くま近くにある『つかさ湯』へ行くことにする。初めての銭湯じゃけぇ地図を見ながら歩く。地図が分かりにくく、地元の人に聞きながら歩く。ここら辺にあるような予感がする。下から坂を上ってくる青年がおる。呼び止めて地図を見せて場所を聞いてみる。「私は分かりません」あれ、この人中国人かも…。「あの～
」と言って地図を見せると「あ～その下にこの写真と同じ看板が出ていましたよ。あれ、あれです」と指をさして教えてくれる。さっき彼が通った場所に同じ写真の絵があったと言っとる。「やったぁ～」。ほんの５０ｍ下がった所に『つかさ湯』はあった。感謝感謝じゃ
。偶然が必然になる。なんで人生は面白いんじゃろう。必ず目の前に困った時『弘法大師』が現れるんじゃ。ＰＭ２時２０分に到着をする。
料金は基本料金４５０円プラスサウナ代２５０円で７００円じゃ。いつものようにサウナ４回水風呂４回入ってＰＭ４時３０分に外へと出る。どこかで今日のウォーキングのご褒美にビールを飲もう。神戸駅の近くで探すと『焼とり吉鳥』というネオンが明るいいかにも安くて美味そうな店じゃ。誘われるように店へと入る（ＰＭ４時５０分）。
「いらっしゃい」と声があり、カウンター席へと招かれる。注文を聞きにきた女性に「生」と叫ぶ。「かわ、ずり、キャベツ」と注文する。喉が渇いとるけぇすぐに生ビールは飲み干す。次はクエン酸入りチューハイを頼む。
美味しくいただき１２９０円支払ってＰＭ５時１０分に外へと出る。「美味かったぁ～」。充実した一日が終わろうとしとる。明日は明日の風が吹く。神戸駅から須磨海浜公園駅に着き、マンションへと帰る。万歩計では３２１３７歩、歩行距離は２１２１０ｍ、消費カロリー１０３３.０kcal、脂肪燃焼量１４７.０ｇじゃった。おやすみなさい。
５月４日は妻を祝う日じゃ。長女がハーバーランドの『木曽路』を予約しとる。ＡＭ５時３０分に起床する。孫らがアスレチックに行くとのことでついていくことにする。朝食をとり、離宮公園がＡＭ１０時に開門するけぇそれを待ってマンションをＡＭ９時５０分に出る。マンションの目の前に受付の門があるけぇゆっくりと出ることができる
。
孫４人と次女の婿合計７人で婿殿が全員の料金を支払ってくれる。神戸に住んどれば無料のカードがある。アスレチック会場へと移動する。もう数人が並んで待っとった。順番に中へと入っていく。２８のアスレチックがあり、子供らはハラハラしながら頑張って一つずつ上手にこなしとる。後ろからついていき、出来た時には大いに笑ったり感激したりする
。「あ～楽しかった」。
みんなと別れて昼になったけぇ温泉のある銭湯『朝日湯』へ向けて歩く。約１時間以上歩くことになる。板宿から長田そして兵庫区へと入り、温泉へと来る。ＰＭ２時になる。自動販売機で入湯券を買う。バスタオルをもらいサウナ専用キーと更衣室のカギ
をもらって番号のあった所へ衣服を脱ぎ入れる。３階に風呂がある。いつものようにサウナに入る。今回はやっとゆっくりとすごす時間があり、サウナ５回水風呂５回と源泉かけ流しを２回ほど入り、ＰＭ４時すぎに更衣室を出る。休憩所であんま機を１００円１０分ほど揉んでもらう。
ＰＭ４時３０分に外へと出る。ここから神戸駅の地下を通ってモザイクへと向かう。人、人、人じゃ。アンパンマンミュージアムがあり、外人さんが買い物で物色中大にぎわいじゃ。夕方じゃけぇ食事処はどこも長蛇の列じゃ。こりゃ～予約しとらんと食事もできん。
モザイクで『木曽路』を探すが見つからん。妻に電話するが、本人は知らんと言う。長女が出てモザイクではなくハーバーランドとのこと。な～んじゃ通り過ぎとる。ビルの１８階の専用エレベーターで行ける。ＰＭ５時４０分に着く。
まだ誰も来とらん。仲居さんが名前を聞いてくる。ワシの名前はない。全部の名前を言うと一番人数が多いＭ様となった。次女の婿様が予約しとった。１３名じゃ。ＰＭ６時の５分前に全員が集合する。それまでに予約した人らがかなり中へと入っとる。こりゃ～料理が遅く出るかも…。席へ着いて飲み物が出揃い、「カンパーイ」じゃ。長女が仕切って、今日集まったのはワシの妻の『古希』の祝いということが初めて妻が理解する。ワシと孫らは「うな重」ですぐに出る。
長男夫婦は「ひつまぶし」でこれもすぐ出た。その次は「しゃぶしゃぶ」が出るが、長女は「すき焼き」を頼んでなかなか出てこん。ワシらが食べ終わっても出てこん。やっと肉が揃い、『古希』のお祝いの写真を肉を前に出して仲居さんが撮ってくれる。
「あ～そういうことだったんか」。赤いちゃんちゃんこならぬ青いちゃんちゃんこじゃった。妻は涙を流して喜んどった
。これでやっと肉にありつける。帰りには、写真が出来上がっとった。料理が遅かったが最後に上手くお膳立てが出来て最後良ければ全て良しであった。
子供らが全部の料金を支払ってくれた。ワシの古希は……。満足した一日じゃった。充実した一日が終わろうとしとる。明日は明日の風が吹く。「明日は『神戸麦酒』で次女の婿とクラフトビールを飲むぜぇ～」。
おあとがええようで…。
追伸
ついでに銭湯『東湯』に
「これがクラフトビールだぜぇ～」
