とき:2024年4月21日(日)

ところ:愛媛県北守和郡鬼北町(日吉トレーニングセンター)

 

”鬼”

 

 AM5時42分に起床する。初めて出場する大会じゃ。鬼の棲むまちとはどんな所なんか…。ナビに駐車場である『日吉小中学校』学校を入力する。距離は286.4km、到着時間予測は5時間13分じゃ。妻はAM9時に出発して友人を迎えに行き吉山のビヤンコ(イタリア料理店)で食事をするとのこと。ワシもAM9時に出発をする。慌ただしい2人じゃ笑い泣き。ウメ(柴犬)犬は連れて行ってくれんことが分かるんか上目遣いにしょんぼりしとる。「行ってくるでぇ~」「行ってらっしゃい」。

 

 車車に軽油を入れるためにガソリンスタンドに行き、満タンにする。沼田PAから高速に入り一路愛媛県へ。山陽自動車道から西瀬戸自動車道(しまなみ海道)へ入る。多島美が最高じゃキラキラ。今治ICでおりて道なりに進む。昼をすぎたけぇ道の駅『今治湯ノ浦温泉』で食事をすることに。何を食べようかと物色する。やはり愛媛は釜揚げしらすじゃ。自動販売機でしらす丼を950円でチケットを買う。受付に出して外が見える窓際へと座る。

 

 セルフのお茶お茶を飲もうと席を立ちコップを持って移動すると、その横に『お四国巡り万能つゆ無料』とあり、コップに8分目ほど入れて飲む。「お~美味い!」。これは絶品じゃ合格。真鯛と柚子風味でサッパリしとるがコクがある。ワシの好きな味じゃラブ。番号を呼ばれて、しらす丼を取りに行く。米の量が多いけぇ、食べれるだけ食べることにする。やっぱりしらすは美味い。ご飯は半分残して食べ終わる。「ごちそうさまでした」お願い。12時15分に到着して12時35分に食べ終わる。

 

 

 

 いつものように車中車で仮眠をするzzz。PM1時26分まで寝とった。「さぁ~出発じゃあ~」。今治湯ノ浦ICで高速に入る。今治小松自動車道から松山自動車道を通り内子五十崎ICでおりる。国道197号線へ出ると思っとったが意外にナビは県道32号線を走らす。なんでこんな狭い道を走らすんかと疑問に思いながら車車を走らす。車1台車通れたら良いぐらいの道を対向車が来んことを念じながら…。

 

 やっと橋がある所に出る。御巡り(警官)さんが立っとって、こちらに寄ってくる。この間の地震で197号線が土砂崩れで不通になり、ここの道を通るしかないとのこと。15分間待ってくださいと言われ了解をする。国道197号線は長蛇の列じゃ。ナビのおかげでワシが一番に先を行くことができる。15分が経って一方通行の道から車車が威勢よく出てくる。最後の車車が出て指図棒でどうぞと合図があり出発をする。日吉小中学校学校までは27.9kmじゃ。一方通行を通過してやっと国道197号線へ出る。道なりに進む。

 

 道の駅『きなはい屋しろかわ』があり、トイレ休憩トイレをとる(PM3時20分)。PM3時37分に出発をする。あと9.7kmで着く。走っとると『クアテルメ宝泉坊(宝泉坊温泉)』の看板が右に見える。温泉温泉に興味があり、寄ってみる。

 

 

 

 受付でどんな温泉温泉か聞いてみる。パンフレットをもらい、あとで入ることを約束してまずは会場へと向かう(PM3時50分)。道の駅『日吉夢産地』へ到着をする(PM3時57分)。中を見学させてもらう。鬼北町はきじが有名とのこと。買って帰りたい。オリジナルバウムクーヘンがあり、鬼節分をイメージした『鬼バウム』、柚鬼媛をイメージした『媛バウム』『柚子バウム』がある。

 

 外の駐車場には幼子の鬼王丸に微笑む柚鬼媛(ゆきひめ)が降臨しとる(平成28年に誕生したのが『柚鬼媛』。愛媛県一の生産量を誇る『柚子』、鬼北の『鬼』、古来山の神として崇められたのは女性であることから愛媛の『媛』の文字を結びつけて命名された)。写真カメラを撮っておく。

 

 

 

 

 

 

 小中学校学校を確認して温泉温泉へと向かう。PM4時32分に到着をする。着替えとタオルを持って受付に向かう。自動販売機で65歳以上は600円が500円じゃけぇ助かる。ここは全国的にも珍しい低温温泉水を用いたプールを館内に備えとる。温泉では露天風呂とサウナを楽しむ。低調性弱アルカリ性冷鉱泉のお湯は汚れた皮膚を洗い落とす効果を有しており、皮膚を柔らかくスベスベに整えてくれることから『美人の湯』『化粧の湯』と言われとる。PM6時30分にあがり食堂でうどん、親子丼定食を800円でいただく。「美味い!」。

 

 

 PM7時に食べ終わり、受付で近くにコンビニはあるか聞いてみる。「近くにない。30分以上車車で行かないと」「車中泊したいのですがぁ~」「道の駅『きなはい屋しろかわ』にはトイレトイレが24時間使用できて安心して車中泊できますよ」と教えてくれる。「朝ごはんを食べるのにコンビニがないけぇあれば?」「ここに巻き寿司といなりを売ってますけど」「あ~そりゃあ~良い」。350円で朝食分を買うことができた。感謝じゃお願いキラキラ

 

 お礼を言ってPM7時10分に出発してPM7時20分に到着をする。トイレトイレを借りて寝る準備をする。床に入りPM7時30分に就寝じゃ。「おやすみなさい」。車車の通りも少なく明かりもない。寒くはないしちょうど良い。雨雨が降ってはおるが……。「グーグーグーzzz」。

 

 AM4時30分に起床する。トイレトイレを済ませて、AM5時30分に昨日買っておいた巻き寿司といなりを食べる。「美味い」。

 

 

 町内の人なんかトイレトイレを借りる人らが車車をとめてはトイレトイレに入っていく。ここでゆっくりするより大会会場でゆっくりしようとAM6時に出発をする。駐車場である小中学校学校の運動場に着く。ワシが一番乗りじゃった。2番目は軽自動車の高知の人じゃった。ワシのナンバープレートを見て「広島から来たんですかぁ~びっくり気づき」とビックリしとった。

 

 受付のある日吉トレーニングセンターへと歩いていく。AM7時からの受付時間じゃがAM6時30分に済ませてくれた。男子更衣室は体育館の片隅に用意してあるけぇ使用してくださいとのこと。さっそくあとで荷物を持って陣取ることにする。車車へと帰り荷物を持って更衣室へ。まだ誰も来とらんけぇ一番出入りするのに便利なところの場所取りをする。受付付近で笑い声が聞こえるけぇ行ってみると、4人の若い女性がみのをつけて農民①農民②と名札をつけて写真カメラを撮られとる。ワシも写真カメラを撮る。この格好で走るんじゃ。

 

 

 まだスタート時間のAM9時まで余裕があるけぇ近くを散策して道の駅『日吉夢産地』で土産を見ておこう。鬼の棲むまち鬼北町ってこんなまち 節分【四万十川最大の支流・広見川沿いに広がる鬼北。鬼ヶ城山系の木谷位置することから、古来この地域は『鬼北』と呼ばれてきました。四方を囲む1000m級の山々、足摺宇和海国立公園内にある成川渓谷など、天然の山と川に恵まれ、おとぎ話に出てきそうな里山が広がっています。そこには、まちを愛する『鬼』たちがいっぱい棲んでいます。全国自治体で唯一『鬼』のつくまち鬼北町へ”でちこんか”(出てきませんか)】。町並みや山々を写真カメラに撮る。

 

 

 

 

 

 道の駅に行き土産を何にするか物色し、鬼北熟成きじの『きじ鍋セット』を買って帰ろうと思う。売店のおばちゃんに広島に帰るけど持って帰れるか聞いてみると「買う時に教えるから」と言われ、そうすることに。

 

 体育館に帰ってゼッケンをつけて着替えを済ませて、スタート位置へと移動する。ハーフはAM9時で10kmはAM9時30分のスタートじゃ。ワシはハーフじゃけぇ後方で待機する。前方にコスプレをした男女がおって楽しく会話をしとる。鬼節分の格好をした女性3人もおる。面白い爆  笑。写真カメラを撮っておく。

 

 

 ハーフは309名の出場者じゃ。男子は265名のエントリーじゃ。号砲が鳴るクラッカー。ゆっくりとマイペースで一歩ずつ足を前に出す。どんなコースなんか初めてじゃけぇワクワクドキドキじゃ音譜。なだらかな上りが続く。広見川沿いを走る。自然に囲まれて気持ちが良い照れ。前を2人の若い青年が談笑しながら走っとる。その後ろにピッタリとついて走る。6km地点で夫婦と思われる男女が割って入ってくる。5人で並走することになる。

 

 折り返し地点からどんどん離されていき1人旅になる。少しスピードが落ちるが歩くことはない。エイドでコーラをごちそうになる。若い2人の青年がワシを抜いていく。自分のペースは変わらん。15km地点で若い2人の1人が歩きだす。通りすがりに「暑いですねぇ~」と声がかかる。「はいそうですね」と答えておく。曇りくもりから太陽晴れが出て晴れてきて、温度が急上昇する。エイドで水分をとっても汗あせるがひどく全身から流れていく。脱水症状じゃ。フラフラしてくるガーン。ペースを落として20km地点を通過する。立ち眩みがしだして危ない。目の前にゴールが見えてくる。最後の力を振り絞ってゴールをする。「やったぁ~」。近くにおった女性に写真カメラを撮ってもらう。お礼を言って感謝じゃお願いキラキラ

 

 

 コップでコーラをいただき、体育館へと帰る。豚汁がありますと言っとるがもう喉に口に何も入れたくはない。吐いてしまいそうじゃ。着替えて抽選会が12時30分じゃけぇ床に横になって楽にする。足が痙攣をおこすあせる。鉄分が不足しとるんじゃ。塩分も不足しとるんじゃ。耐えるしかない。30分が経過してやっと立ち上がり、抽選会場の場所まで移動する。大会会長の挨拶があり、抽選会が始まる。8人分は『案山子』の賞とのこと。ゼッケン番号が呼ばれる。どうせ当たらんだろうと思っとったら「111番」と言う声が聞こえる耳気づき。4番目じゃ。「はい!」と言って前へ出る。良かった賞の重さは軽い。缶ビールビール1ダースは重たいけぇ欲しくない。やはり欲が出るもんじゃ。

 

 すぐに帰り支度をする。約5時間かかるけぇ、元来た道を帰ることにする。12時40分に出発をする。昨日通った一方通行はやはり15分待ちで通ることができた。内子五十崎ICから高速に入る。松山自動車道からしまなみ海道へ入り、喉が渇いたけぇ大浜PAでとろけるカフェ170円を買って飲む。「美味い」。まだまだ水分が不足しとるあせる。食事をせずに帰ろう。山陽自動車道へ入り広島西風新都ICでおりる。

 

 鬼北町では「福は内鬼は内」節分と言うそうな。土産は体調が優れず買うという動作ができんまま、きじ鍋セットを買うことができんかった。残念ではあるがしょうがないあせる。PM5時17分に帰宅する。土産は抽選で当たった軽い物じゃ。「お父さん良い物が当たったねぇ。ペットボトルを冷やしたまま保存できる器具じゃない。それにマット。良かったねぇ~必要なのが当たってぇ~」「やはり鬼は内節分じゃったあ~爆  笑」。

 

 おあとがええようで…。