とき:2024年3月31日(日)
ところ:岡山県総社市秦小学校(総社市秦小学校)
”トレイルランの厳しさと楽しさ”
土曜日はAM5時12分に起床する。10月22日の蒜山トレイル以来のトレイルランじゃ。山歩きは登山で足腰は鍛えてはおるが走るとなると別格じゃ。トレイルランの準備をしてAM10時15分に愛車で出発をする。車中には車中泊できるように毛布を4枚積み込んどる。今日、明日は気温が上昇するとの予報じゃ。沼田PAから高速に入る。けっこうな車の数じゃ。「あれ~」。参政党の看板をバンの天上に掲げて走っとる車がワシの車を追い抜いていく。まさかM武ではと後について追い抜き様に運転しとる人物を確認する。「やっぱり」。M武の息子がどこに行くんじゃろう真剣に前を向いて運転しとる。なんでも良い何か目的、目標を持って頑張ることは良いことじゃ。「これで良い」。そのまま追いつかれず岡山へ向けて走る。
倉敷ICでおりて、大会会場の総社市立秦小学校へ向かう。12時30分に小学校に到着をする。大会主催者の人らが準備をしとる。声をかけてここが明日の大会会場かを聞くと、そうですと声がかえってくる。車のナンバーを見て「広島からですかぁ~」と感心をしとった。明日迷うことなく来ることができる。ナビに『瀬戸大橋温泉』をインプットして、車を走らす。昼をすぎとるけぇ昼食はどこにするかを考えとると目の前に『びっくりドンキー』の看板が近づいてくる。
そうじゃ、ハンバーグを食べよう。タンパク質をとっておこう。「なんのこっちゃあ~」。席に案内されて、メニューの中でランチのハンバーグ定食(150g)を注文する(860円)(12時53分)。美味しくいただく。
PM1時21分に車へと帰り、温泉へと向かう。PM1時45分に到着をするが人気の温泉なんか大きな駐車場は満車状態じゃった。奥の方に2~3台の空きがあり、助かる。いつものように仮眠をとる。PM2時39分に起床する。約1時間寝入ったようじゃ。
タオルを持ち着替えも持って温泉へと向かう。昔来たことがあるような気がしたが勘違いじゃった。受付に行くと、「あと15分でPM3時になります。今は1000円ですがPM3時になると800円になりますがどうしますか」と聞かれ「はい待ちます」と言って休憩室で待つことにする。全国秘湯温泉の雑誌があり、田中陽気が珍しい温泉を紹介しとった。PM3時になり受付に向かい800円で更衣室のキーをもらうことができた。サウナと温泉を楽しむことができた。PM5時30分にあがり休憩室で仮眠をする。よく寝るもんじゃ。
さて、夕食と寝る場所を探さんといけん。まずは吉備路温泉へと車を走らす。以前そこの駐車場で宿泊したことを思い出す。寄ってみて、公衆トイレを見に行くがシャッターが閉まっとって入ることができん。24時間オープンじゃったが残念じゃ。他を探そう。コンビニを散策する。ファミリーマートがあり、喉が渇いたけぇ、ノンアルコールビールとおつまみのイカフライを買って車内で食べて飲む。
PM7時40分まで休憩をして次を探すことに。夕食は丸亀製麵の釜揚(並)340円にする。炭水化物を走るためにとっておこう。「なんのこっちゃあ~」。美味しくいただく。
来る途中でコンビニとパチンコ屋があり、駐車場が広くてコンビニとパチンコ屋の境界に置けば問題はないじゃろうと考えて、そこへ駐車することに(PM8時37分)。コンビニで、シュークリームとミルクコーヒーを買って車内で食べる。やっと落ち着き車内の毛布にくるまってPM9時に床につく。おやすみなさい。
日曜日はAM5時8分に起床する。頭をあげて外を見ると、あれだけ車が満車じゃったのがワシの車だけになっとった。「あ~こわ~」。さっそくコンビニでトイレを借りて顔を洗い、朝食の食材をいつものパターンで買う。外で食べると8%、イートインで食べると10%の消費税をとられる。当然車中で食べる(レタスサンド、どら焼き、ワンタンスープ、R-1、一日分の野菜)(920円)。
食事を済ませて大会会場へと向かう(AM6時30分)。ペットボトルの水を用意しとらんかったけぇ途中のコンビニで買うことにする。リュックには2週間前に買ったペットボトルの水が3分の1残っとった(AM6時45分)。大会会場に到着するとロングコースの車で小学校は満車になり、近くの川土手の空き地に移動することになる。もうそこもあと2~3台で満車じゃ。荷物を持って移動する。受付はAM8時じゃ。
体育館内で陣をとって、時間が来たけぇ受付でゼッケンと参加賞のポシェットをいただく。体育館でTシャツにゼッケンをつけ着替える。ロングコースは約32kmでAM8時にスタートする。ミドルコースは約20kmでAM9時30分のスタートじゃ。ワシはショートコースで約12kmのAM10時スタートじゃ。ミドルコースを見送ってショート全員で写真を撮り、スタート位置に並ぶ。
最後尾からAM10時に声によるスタートになる。ゆっくりと走り出す。ワシが最後尾だと思っとったが500mも走らんうちに夫婦とおぼしき男女が遅れてくる。もうドベではない。すぐに鳥居のある神社から急坂になる。山の中腹に東屋があり、そこからまだ頂上まで急坂が続く。
前を行く男女がどんどん遅れてくる。ゼイゼイという苦しい声がワシがそばを抜く時聞こえてくる。まだまだ先は長い。一旦平坦な所へ出て大鳥居をすぎると展望台へと差し掛かる。眼下に総社市が一望できる。
写真を撮る余裕もなく、走り抜ける。そろそろ正木山が見えてきそうじゃが、そうはいかん。正木山登山口があり、ここからまた急登が始まる。
前の女性のあとをついて行く。頂上付近にはまた大鳥居があり、祠が待っとった。
しばらく走っとると第1エイドがあり、ここからは下りが続く。けっこう長い下りじゃった。前も後ろも誰もおらん一人旅じゃ。やっと道路へと出ると第2エイドじゃ。ミカンジュースをいただく。ここから再度山登りが始まる。ゴールまで残り2.6kmとのこと。「頑張るぜぇ~」。前を一人の男性が行く。後ろをついていく。頂上に着く。そこから下の神社へ向けて急坂を下っていく。滑りそうで怖い。木の枝をつかみながらゆっくり、ゆっくり転げんように気をつけながら下っていく。
やっと左側に神社が見えてくる。こぶしの花が綺麗じゃ。苦しさの中に楽しみもあるんじゃ。前方には小学校のゴールが見える。厳しい環境に身を置いて自然と対話しながら無茶せん程度に無理をしてなんとかゴールをする。「やったぁ~」。無事にゴールすることができて健康で走れることに感謝じゃ。近くにおった女性に写真を撮ってもらう。
お礼を言って、完走証をもらい、400円の金券でアイスクリームを引き換えする。体育館に戻り汗を拭いて着替える。走っとる最中は汗がほとばしり急な気温上昇でペットボトルの水も底をつく。記録は2時間29分5秒で68人中54位じゃった。よく頑張りました。アイスクリームを食べながら帰りはどこの温泉へ入ろうか考える。できるだけ広島に近い温泉が良いが…。アイスクリームは火照る身体にちょうど良かった。
PM1時から表彰式とじゃんけん大会の代わりに飛び賞を用意しとるそうじゃが、早めに車へ帰ることにする。PM1時14分に車へと帰り帰路につく。倉敷ICから高速に乗りどこの温泉が良いか考えた結果、河内ICでおりてすぐのエリアワンホテルの温泉に決める。車で走っとるとつい眠たくなり、道口SAで仮眠をする(PM2時7分)。起きたのはPM2時40分じゃった。尾道の温泉や西条のスーパー銭湯も考えたが、一番ICから近い温泉にした。PM3時36分に到着をする。
入湯券はJAFのカードがあれば100円引きじゃが車中にあるけぇもう諦めて900円支払って更衣室へと入る。やはりここは人の数が少なくて良い環境じゃ。体重計に乗って測ると2kg痩せとった。身体を洗い、38.5度のぬる湯へ浸かる。気持ちが良い。サウナは1回にして温泉を楽しむ。水風呂は体温を下げてくれるけぇ嬉しい。
PM4時49分に車へと帰りPM5時38分に帰宅する。妻が玄関から出て来てウメ(柴犬)を散歩に行くところじゃった。今日は出かけに夕食はカキ料理と言っとったのに、なななんと豚しゃぶじゃった。妻は庭の手入れで疲れたとかで鍋には手をつけん。ワシ一人で食べることになる。美味いけど切ないシバカツであった。
減量を意識した時の体重から今5.3kgも減量に成功した。しかしトレイルランは半端なく厳しいけど楽しい。ロードと比較するのはおかしいが、ロードにはない自然と向き合い、その日の状況で変化していく。雨の日、風の強い日、気温が低い日、気温が高い日、いろいろな状況の中で山岳地帯を走ったり、歩いたり、路面は根っこの剝き出したり、岩があり転がっとったり、水溜まりや小川が流れとったり、倒木があったり、千変万化じゃ。上を見上げると、花あり鳥鳴き、美しい青空が顔を出す。
「あ~生きとる~」と感じるひと時じゃ。時間が止まっとるような感覚じゃ。ゴールすると、よく2時間半も山の中におったもんじゃと思わさせてくれる。普通の環境でない場所では自分の脳は止まっとるんじゃろう。
充実した一日が終わろうとしとる。明日は明日の風が吹く。「あ~またどこかの山を走りたい。厳しいけど楽しいぜトレイルは」。
おあとがええようで…。