とき:2024年3月23日(土)

ところ:広島県呉市(呉コース)

 

”雨”

 

 AM4時50分に起床する。天気予報が気になる。新聞を取りに行き、天気予報をまず見る。雨雨は一日中降らんで昼からは止んで曇りくもりになると記されとる。杖をついて巡拝をするけぇ傘傘を差すのが邪魔になる。テレビテレビでもやはり昼からは曇りくもりと言っとる。「よし、傘傘は持って行かん」。朝食をとり、朝風呂に入るのは巡拝のあと温泉温泉に入るけぇやめて準備を進める。長女にバス路線の時刻をメモしてもらっとるけぇそれに従って巡拝経路を決める。

 

 AM7時31分のバスバスに乗り、広島バスセンターに到着をする(600円)。49番浄空寺は呉市押込じゃ。熊野経由焼山行きのバスバスを待つ。5番乗り場でAM8時33分がある。予定通りにバスバスは来る。さすがに日本日本である。素晴らしい拍手。前側へ座り熊野営業所で降りる(700円)(AM9時25分)。

 

 事前に20日(春分の日)に呉コースを下見しておいたけぇ場所は粗方理解しとる。その時は雨雨ではなかったけぇ良かったが今日は最悪な環境じゃ。されどこれも自然の出来事じゃけぇ受け入れることにする。これが良い。トイレトイレを借りて歩き出す。傘傘が無いけぇそのままずぶ濡れじゃ。交差点を左に折れるとコンビニがあり、水分補給のためにペットボトルの水を買っておく。ついでに傘傘を買おうと思ったが高いし、昼には雨雨も止むけぇ耐えることにする。

 

 「さぁ~歩こう」。目印は右側にコンビニがあり、その前の道を山に向かって道路が上がっとる。見えてきて、道なりに登っていく。門の前に着き本堂の写真カメラを撮る(AM9時54分)。

 

 

 

 仏前では住職がお経を唱えて門徒3人の女性が一緒に読経をしとった。邪魔をせんように賽銭箱に10円を入れて読経をするお願い。20日に全9ヶ所の納経用紙は事前にいただいとるけぇ参拝するだけで済む。49番浄空寺をAM10時に出発をして60番法念寺へと向かう。ここから約900mじゃ。熊野団地内へと足を踏み入れる。バス通りに面してお寺はある。大きなお寺の看板が見えてくる。本堂をあがると防守さんがおられ挨拶をする(AM10時15分)。参拝をしてお願いAM10時20分に終了する。

 

 

 

 防守さんはお客さんが来られたけぇ忙しそうじゃ。失礼をして寺まわりの仏像を写真カメラに撮る。

 

 

 

 

 バス停は近くにあり、呉駅行きのバス時刻表を見るとAM10時48分発がある。中倉バス停でカーポートの屋根付きの下にて待つことにする。

 

 

 しっかりとちょうどの時間にバスバスは来る。出来るだけ前の席へと座る。47番三徳寺はどこのバス停で降りるかは停車状況を把握しながら窓の外を眺めて確認をすることに。二河峡を下っていくと呉の町なみが見えてくる。右側にお寺が見える。上二河町とアナウンスがあり、下車するためボタンを押す。ワシともう一人男性がここで降りる(AM11時17分)。まだ雨雨は止まん。下着まで濡れてくる。二河川伝いを歩く。山の中腹にお寺はある。道路上から写真カメラを撮る。

 

 

 本堂へとあがり、ろうそくと線香をあげて読経をするお願い(AM11時30分)。20日の日は夫婦が御百度参りをしとった。AM11時37分に終わる。

 

 

 

 次のお寺は48番観音寺じゃ。住職が待っとるじゃろう。春分の日には、お茶お茶をごちそうになり、お寺の行事の説明を受ける。景色は絶景じゃキラキラ。灰ヶ峰、休山が前方に見えて、素晴らしい拍手。滝行もできるとのこと。人工の滝ではあるが洞窟の中にあり、空が中から見えるという。12時20分に階段をあがり到着をする。せっかく来たけぇ洞窟内を見学させてもらう。

 

 

 

 

 

 

 

 雨雨の中ではあるが神秘的で見応えがあった。本堂に行くと住職が迎えに出てくれる。

 

 

 

 参拝をしてお願い寺務所内でお茶お茶をよばれる(12時35分)。今日は自衛隊の人が滝行に来られるとのこと。お茶お茶をよばれとると滝行しに来られる。タイミングが良いけぇ失礼をする(12時40分)。

 

 呉駅へ向けて歩く。そろそろ昼すぎたけぇ雨雨は止む予定なんじゃが…。PM1時4分に呉駅バス停に着く。桂浜行きはPM1時20分がある。昼ご飯にしようと思うが、時間が中途半端じゃけぇ、スーパーでパン食パンを2つ(メンチカツバーガー98円、チョコホイップinメロンパン98円)買ってリュックに入れる。バス停に戻ってバスバスを待つ。長椅子に座って待っとるとどんどん列が長くなり、バスバスが到着した時には長蛇の列になり、ワシは最後尾になる。

 

 空席は前の一列目のおじいさんの隣が空いとったけぇ横に座る。倉橋島は何回も行ったことがあり、懐かしい。あけぼの鉄工所の社長は元気で頑張っとるんじゃろうと想像する。58番白華寺はどこのバス停で降りたらと窓の外を眺めて通り過ぎんようにと位置を確認する。ここじゃというバス停でボタンを押そうとしたら隣のじいさんが押す。「ありゃ~一緒の所じゃったぁ~」。このじいさんに桂浜へ行くバスバスを教えてもらったんじゃ。よく知っとるわけじゃ。

 

 890円を支払って降りる。じいさんは道路を海岸へ向けて歩き出す。ワシは山手方面へと歩く。ガソリンスタンドでトイレトイレを借りてお寺へ向けて歩き出す。雨雨はだんだんひどくなってくる。近道はないんかと歩きながら探しとると石階段があるのに気づく気づき。これじゃと判断して勇気をもって上がってみると当たりじゃった。近道で車道よりも早くに寺に着くことができた(PM2時45分)。

 

 

 

 この雨雨の中をお寺を目指して来るのは地元の人にとっては不思議なんか、玄関をそっと開けて見とる人らがおる。傘傘も差さずに杖をついて歩く姿は不審者そのままじゃ。天気予報は今回は当たらんかった。残念無念じゃあせる。びしょ濡れになりながらPM2時45分に本堂へ着く。人っ子一人おらん。無人のお寺じゃ。賽銭箱へ10円を投げ入れて、読経をするお願い。PM2時55分に終了して桂浜まで歩く。約1kmの距離がある。PM3時59分のバスバスが最良じゃ。どんどん雨脚雨は強くなる。身体が冷えてきて低体温症になりつつある。危険じゃガーン。暖をとらんといけん。桂浜の温泉館温泉へPM3時15分に到着をする。

 

 

 ドアを開けるとムッとする空気が身体を抜ける。暖かい空気が全身をつつむ。温泉温泉に入りたいが時間が足りん。まず腹ごしらえで買っておいたパン食パンを食べることに。2階のフロアーが長椅子が空いとって人もおらんけぇそこで食べることに。コンビニで買ったペットボトルの水でパン食パンを食べたのを胃に押し込む。

 

 

 甘くて美味い。やっと気分が楽になる照れ。胃の中から元気になっていく。なんとか落ち着くことができた。バスバスを待つのに1階におりて土産物を物色する。みかんオレンジは良いがリュックに入れて持って帰るには重たい。適度に軽くて妻が喜ぶ物が良い。探しとるとありました気づき。『甘夏マーマレード』430円が目に付く。

 

 

 

 パン食パンにつけて食べるのにちょうど良い。これなら妻が喜ぶじゃろう。買うことにする。バスバスの出発時間が近づいたけぇ、バス停へと移動する。3人の女性と1人の老人男性がおる。PM3時59分発のバスバスが来る。あと4寺を残して今日は帰ることにする。雨雨は止まんし、身体が異常をきたしとる。時間も遅くなりそうじゃ。次の機会に行くことに決心する。身体を壊しては元の木阿弥である。

 

 ドアからの風が来ん所を探して座ったが、どこも同じようじゃ。やはり冷たい風がドアを開けると吹いてくる。人の出入りが少ないとバスバスの中は暖かい。外をなんとなく見ながらすごす。PM5時3分に呉駅に到着をする(890円)。

 

 

 すぐに広島バスセンター行きの時刻表を見るとPM5時7分がある。すぐじゃ。忙しく充実しとる。老夫婦の後ろへ並ぶ。順調にバスバスに乗り広島バスセンターへPM6時10分に到着をする。寒くてトイレトイレが近い。すぐにトイレトイレを済ませる。くすの木台行きはPM6時38分じゃ。少し待ち時間があるけぇ自動販売機でホットコーヒーコーヒーを買って待合室で座って飲む。「う~美味い!!」。温かい飲み物は身体を癒してくれる照れ。手も掴むと温かくなり助かる。

 

 バス停は先に乗りたい人で長蛇の列じゃ。ワシはバスバスが来るまで寒いけぇ外へは出たくない。バスバスが来てから最後尾へと並ぶ。もう安心じゃ。事故がない限り必ず家家へと帰れる。交通機関を利用することは便利であり、安心安全じゃ。横着をしてバスバスを利用したが、横着をして傘傘を持参せんかったことに反省がある。荷物になっても持って来ることがいかに身体にとって大切かが理解できた。防寒着の羽毛に雨水雨が溜まり、じとっとした重みが身体をむしばむ。

 

 PM7時20分に帰宅することができた。「ただいまぁ~」「おかえり」「メール手紙で風呂温泉を沸かしておいてと…」「あ~見てないすぐ」。家家の風呂温泉へ入っても身体の芯が冷えとる。なかなか温もらん。「やってしまったぜぇ~」。明日は4寺の参拝お願いは無茶じゃ。勇気をもってやめる。体を休ませることが大事じゃ。

 

 充実した一日が終わろうとしとる。明日は明日の風が吹く。(翌日は16歩しか歩かんかった。トホホホ……笑い泣き

 

 おあとがええようで…。