とき:2023年6月11日(日)
ところ:山口県長門市
“むかつく”
土曜日はAM4時45分に起床する。新聞を読み、いつものパターンで進んでいく。朝風呂へ入り、朝食をとる。マラソンの準備をして、AM9時35分に家を出る。今日は車中泊じゃ。毛布を妻が用意してくれて助かる。「行ってくるでぇ~」「行ってらっしゃい」。ウメ(柴犬)は、また行くんかと機嫌が悪い。見送りに出てくれん。ガソリンスタンドに寄って軽油を注ぐ。満タンにして、五日市ICで高速に乗る。下松SAでトイレ休憩をとる(AM10時24分~32分に出発)。美祢ICで降りる。
長門市へ向けて車を走らす。今日入る温泉はどこにしようかと思っとったところにおふく温泉の看板が見える。隣が道の駅「おふく」じゃ。物色して良いものがあったら買って帰ろうと思う(AM11時37分着)。
ワシの大好きな破竹があり、購入する。その横に特大のシイタケがあり、ビックリする。色が白いんじゃが大きすぎる。特大シイタケも買う。帰ろうとしたら3ヶで1000円(税込)とウニの瓶が並んである。安いけぇよく見るとフィリピン産じゃった。納得をして買ってしまう。
車へと向かい荷物を発泡スチロールボックスに入れとると後ろから声がかかる。「広島からですかぁ~」「はい。向津具マラソンに出場で」「あ~私たちが今帰る所です」「そうですかぁ~」「昔はよく走りました。75歳になるので今は…」「ここらへんで温泉でサウナのある所はありますか」「ここのおふく温泉はあるけど他は…」。奥さんと仲良くあちこちと行かれるとのこと。名刺を出されて(N村さんで)よく見ると「玉子茸が…」「山口なばの会で広島キノコ同好会にも入ってます」「私も35年前に同好会に入っています」。話が共通になってきて、盛り上がる。ワシの名前と住所を教えて、お礼を言って別れる。
ワシはやっぱりここの「おふく温泉」へ入ることにする(12時20分)。入浴料は500円で更衣室料金は10円じゃった。安い。サウナと温泉を堪能する。
PM2時10分に車へと帰り、出発をする。長門湯本温泉を通り海岸線へと出る。受付会場の長門市文化会館「ラポールゆや」にはPM2時51分に到着をする。
受付には事前に体調チェックシートを記入して下段の誓約書に署名したものを提出する。PM5時からの交流会に参加する人は胸にゼッケンと名前が分かるように名札をつけるための用紙をいただく。売り場で靴下を売っとったけぇ、ちょうど今使用しとる5本指の靴下に穴が開いとったけぇ1800円で買うことにした(向津具のイニシャル入りであり限定品とのこと)。これで100kmウルトラマラニックは安心して出場できる。
明日の観光は難しいしコースも知っておきたいけぇ、まずはメインの「元乃隅神社」へと向かうことにする。PM5時までに交流会があるけぇ考えて行動しよう。ナビに場所をインプットする。「さぁ~出発じゃあ~」。神社前では車が長蛇の列で普通車は300円の駐車代がいるようになっとる。「無料はないんか」。前列に見習って有料駐車場へと入っていく。「なんのこっちゃあ~」。
トイレを借りてさっそく見学をすることに。雄大な自然をバックに123基の鳥居が並ぶ絶景ポイントじゃ。敷地内にある高さ約6mの大鳥居の賽銭箱は投げ入れることが出来たら願い事が叶うと言われ、5円玉を投げ入れて失敗する人たちがワイワイガヤガヤ。なかには賽銭箱に突然入って、ビックリでみんなが喚声をあげる。アベックが多い。
写真を撮っとるけぇ、入らんよう気をつけながら階段を下りていく。左側は切り立った絶壁で怖い。右側を見ながら社のある所まで歩いていく。赤・青・緑のコントラストが素晴らしい。写真を撮りまくる。
車へはPM4時14分に帰り、「東後畑棚田」へと移動する。ここはウォーキングで通る所じゃ(農林水産省「つなぐ棚田遺産」に選ばれ、眼下の日本海にイカ釣り漁船の漁火が輝く幻想的な夕景は一見の価値がある)。
交流会に間に合うようにラポールゆやへと車を走らす。PM4時50分に到着をして遅刻せんで着くことができた。
会場へ着くと開会宣言があり、歓迎の挨拶と来賓の挨拶で開会式が終わる。交流会は夕食会と勝手に思っとったけぇガッカリじゃ。軽食のおむすびとお茶を帰りに持って帰るだけじゃった。ゲストランナーの紹介で吉田香織さんのトークと質問タイムそしてお楽しみ抽選会、最後にゲストシンガーのKinuyoさんの歌で終了じゃ。
JAL折り紙飛行機を会場に飛ばして交流会締めの言葉を聞きながら会場外へ出る。抽選番号と自分の番号を探すと、スタッフの方が「ないですね~」と言われたが「2093ありますよ」と指差すと「あっありました。醤油が当たりました」と安倍晋三さんが愛用の醤油が当たり、交流会に参加して良いこともあると反省するシバカツであった。
お礼を言って、夕食と寝る場所を今から考える必要がある。駐車場内でトイレがある場所はP⑨の所だけじゃ。車を動かしてそこへと移動する。トイレも借りてみるが電気が点かず、和式じゃけぇ困った。さぁ~どうするシバカツ………。散歩がてらコンビニを探すことにする。まずはもらった軽食を平らげる。
近くを散策すると、あったありました。10分ほど歩いた所にセブンイレブンがある。隣はJAじゃ。土日は休みじゃけぇ、ここに駐車して、コンビニのトイレと明日の朝食をゲットできる。よしっ、ここで寝よう。歩いて元来た道を通って車へと帰り、JAに車を駐車する。PM7時30分になる。コンビニでノンアルコールビールとゲソを買って、テレビを見ながらすごす。夜も更けて眠たくなり、寝る準備をしてPM8時に床につく。おやすみなさい。
朝4時53分に起床すると、雨じゃった。「こりゃ~大変じゃあ~」。傘を持ってくるのを忘れとる。歩く時は雨に濡れてもいいが、移動する時は濡れてしまう。コンビニでトイレを借りて、朝食の食材を買って車で食べる。「う~美味い」。
食べたゴミはコンビニに捨てて、ラポールゆやへと向かう。AM5時49分着。ダブルマラソンランナーはAM6時にスタートじゃ。シングルフルマラソンはAM8時30分スタートじゃけぇ今受付けをする人たちが来とる。傘がないけぇ会場内を探すとあったありました。ちゃっかり借りて返すことにする。
シャトルバスに乗り、スタート・ゴール地点になる長門市油谷総合運動公園へと向かう。もうダブルフルマラソンの選手はスタートしたあとじゃった。バスを降りようとしたら着替えのパンツを忘れとることに気づき、バスを降りんで再度ラポールゆやへと引き返す。車へと帰り、着替えを積んで車から出ると雨が上がって曇りになっとった。雨はもう降らんと思い、傘を元の所へと戻す。
シャトルバスで運動公園へと向かう。バスは満車となる。体育館へ場所を陣取る。まだスタートのAM9時まで約2時間半ある。ストレッチをしたりして時間をすごす。荷物を預けて、外へと出る。S本さんはフルマラソンに出場するとのことで、応援にスタート位置へと移動する。693名のランナーがスタートを待っとる。どこにおるんか探すことはできん。
AM8時30分に号砲が鳴る。ウェーブスタートじゃ。沿道で探しとるとやっと見つけることができ手を振ってみるが相手は一生懸命に前を向いて走っとるけぇワシを見る余裕はない。あっという間に過ぎていき、すぐに上りになってキツそうじゃ。次はワシの番で棚田ウォーク30kmじゃ。Aじゃけぇ最初にスタートをする。
AM9時に号砲が鳴る。ウォークじゃが棚の部をコントロールする先頭スタッフを追い抜くことはできん。前から7番目ぐらいをキープして歩く。緩やかな上りが続く。
棚田ウォークの出場者は333名じゃ(男性155名女性178名)。先頭スタッフは9.2km地点の関門エイドで別れることになる。待っていましたとばかり数人の男女が走り出す。ワシも遅れながらゆっくりマイペースで走るような歩くような走りで先を追う。「元乃隅神社」へ着き、写真を撮る。
昨日観光しておいたけぇ道路から見学して下る。次は15.6km地点の千畳敷じゃ。昔萩往還でこの急坂を上ったことはあるが、けっこうキツかった。記憶が蘇ってくる。やっと登頂するとエイドでのもてなしが最高じゃ。カレーライスがありルーをダブルでかけていただき美味しくいただく。
関門時間はPM2時20分じゃがまだ12時をすぎたところで余裕じゃ。ここから下っていく。そして千畳敷入口へと戻り、左手に入っていく。小さなアップダウンが終わると「東後畑棚田」が見えてくる。ここではバンドメンバーが演奏してエールを送ってくれる。ワシはトイレを借りて、先を急ぐ。
ここからは緩やかに下っていく。ずっと下るのもツライもんじゃ。ダブルマラソンランナーをシングルマラソンランナーが追い越していく。運動公園が見えてくる。橋のたもとで吉田香織さんが待っとってくれ「あなたは7番ですよ」と言われ、「速すぎます」と笑ってハイタッチをしてくれる。超嬉しい。運動場を一周してゴールじゃ。5時間20分36秒じゃった。完走証をいただき、写真を撮ってもらう。
お礼を言ってアンケートに協力するとアイスクリームがもらえるけぇ、書いて提出をする。アイスクリームをいただく。前方で長州鳥の焼鳥と鳥汁が無料配布しとるが、食べる気がせん。もったいないが食べると吐きそうじゃけぇ諦める。体育館に入って着替える。隣におったおっさんが倒れて気分が悪そうじゃ。顔色が悪い。医者が来て、救急車を手配しとった。暑かったけぇ熱中症になったんか…。
体育館から出ようとしたら、S本氏が階段の手すりにしがみつきながら上ってくるのを見かける。声をかけると、9km地点からやめたいという気持ちがわいてきて諦める寸前じゃった。なんとかここまでゴールできた。最初の下りで走りすぎたのが最後にきた。よく頑張ったと褒めて褒めて褒めつくす。喜んどった。
別れを告げて、シャトルバスでラポールゆやへと向かう。PM3時12分に車へ到着をする。もう温泉も買い物も観光もこの身体の状況では早く帰ってシャワーを浴びる方が良いと考え、エンジンをかけて帰路につく。ノンストップでPM6時3分に帰宅する。
妻には抽選で当たった醤油と、破竹、特大シイタケとウニ3ヶの瓶を渡す。さっそく特大シイタケを焼いてくれる。「美味い」。
充実した一日が終わろうとしとる。明日は明日の風が吹く。シャワーを浴びて体重計に乗る。「お~2kg減量に成功じゃあ~」「むかつく大会じゃがあとから喜びがわいてくるでぇ~」。
おあとがええようで…。