ヒロシマに生きて | サマンサの萌える毎日の記録

サマンサの萌える毎日の記録

2018年もよろしくお願いします!!

「広島・昭和20年8月6日」を見ました。去年放送されて大好評大絶賛だった「さとうきび畑の唄」のスタッフが作ったということで・・・また去年みたいに大号泣させられるのかと思っていたら、そうでもなかったのがちょっと拍子抜け。というのは、このドラマは昭和20年の広島を描いた普通のホームドラマだったからです。そうあの瞬間までは。

広島市内で旅館を営む3姉妹の物語。3人は親の残した旅館を守り、恋をして、友情を育み・・・特異な時代の特殊な環境の中でも普通の幸せを求めて生きていた。それがまた悲しかった。近い未来に彼女らの上に起こることを私たちは知っているから。ドラマとしては「戦争モノ」という視点で見ると、おそらく物足りないものだったかもしれないけれど、実際のところはあんな感じだったのかなと思ったり。それでも幼い弟が志願兵として戦場に向かうシーンでは涙が止まりませんでした。それを考えると、やっぱりあの時代は日常でありながら非日常の世界で、あの時代の人々はそれを甘んじて受け入れ、それでも懸命に生きていたのでしょうね。。。

あの瞬間にそれらのすべてが一瞬にして崩れ去る。

それが原爆の恐ろしいところですよね。何も残らない。松たか子演じる長女は石に自分の影しか残せなかった。黒い雨の降る中、その石に縋って号泣する恋人役の太一の姿が悲しかったです。それよりもっと悲しかったのは、結果的にひとり生き残ってしまった弟(西田敏行)が現代の広島で涙ながらに子供たちに話して聞かせる最後のシーンでした。今も燃え続ける原爆の火に「過ちは繰り返しませんから」の言葉。本当にね、戦争だけはもう二度とやってはいけないことだと思っています。

エンディングロールで「涙そうそう」の流れる中、原爆被害を受けた人々の生々しい当時の写真が映されました。あれに拒否反応を示した人は多かったみたいですが、やはりあれも目をそらさずに見るべきもの。本当の恐ろしさは突然やってくる死だけではないということも見せたかったんでしょうね。しかし「涙そうそう」はあからさまに沖縄テイストでちょっと・・・だったらむしろ元ちとせの生々しい反戦ソングとかにしてほしかったかも。ヒロシマには全然合っていなかったのだけが残念でした。