
リバプールが優勝した~!
・・・まあ、正直なところ、CLは実力がモノを言わないことも大いにありうるものなので、絶対的に強いチームが間違いなく勝つ!というものではありません。
それでもリバプールがビッグイヤーに相応しいと素直に思えるのは、前半終了時3-0にされて、そこであきらめてしまわなかったからです。「あきらめたらそこで試合終了だよ」と安西先生もおっしゃっています(笑)。前半が終わったとき、イスタンブールに駆けつけたリバプールファンたちは沈黙してしまっていて、ミラニスタの応援の音だけがしていました。リバプールの選手たちもがっくりと肩を落としてロッカールームに下がっていきました。
でも後半がはじまるとき、リバプールは選手交代があって、みんな顔を上げていました。リバプールのファンたちは声を上げて、いつものように<You'll never walk alone>を歌っていました。ベニテス監督もファンも選手たちもあきらめなかった。それがあの奇跡の6分間を呼び込んだのではないでしょうか。
前半のミランは本当に王者というに相応しくリバプールを圧倒していました。完全にボールを支配してそこから繰り出されるスピードのある攻撃、早いチェックに相手のスペースを消す堅い守り。その試合の展開から3点差をつけてしまったときに、・・・やっぱり無意識に「勝った!」と思ってしまったんでしょうね。選手もファンも監督も。後半が始まったときアンチェロッティは選手交代を行いませんでした。リバプールが立て続けに3点を挙げて追いつくまでにたった6分しかかからなかったのはいまもって謎です。ただ、ビデオを見返すとその時間のミランはなぜかみんな足が止っていて、ジェラが1点目の口火を切ったあとの素早いリスタートについていけてないような気がしました。明らかに悪いところもなくて圧倒的に勝っていたせいなのか、結局アンチェロッティは80分あたりまで選手交代が出来なくて、そのあたりの采配のタイミングも大きかったのかもしれないし、疲労度はどちらも変わらないだろうけど年齢的なものもあったのかもしれないなぁ・・・。(あきらかにミランの方が平均年齢が高かったから・・・)
そこから120分の終了のホイッスルが鳴るまでは、もう互いに退かなかったわけだけど・・・追いつかれた側よりも追いついた側の方が、テンションが高いというか、士気が上がっているものなんだろうね。その上、イスタンブールのスタジアムはもうアンフィールドになっていました。リバプールにしてみればホームの変わらないような雰囲気になっていたんだから勇気も100倍ってなもんで。PKはミラニスタ側でやったのにもう悲しいくらいにミランの選手が動揺していて、私はセリエではミランが好きなので・・・悲しい気分になりましたよ・・・。
あれだけ「経験の差でミラン有利」といわれていてもこういう結果が生まれるんです。スター選手が揃っていても、バロンドールの選手がいても、場数の違いなんて大した問題じゃなくなってしまう。内容がよくてもそんなのは結果の前には何の意味も持たない。これがサッカーなんですよね。
ものすごい根性で試合をひっくり返してしまったリバプールは本当にすごいと思いましたが、ひっくり返させたリバプールのファンたちもすごいと思います。表彰式が終わって<You'll never walk alone>が流れはじめたとき、リバプールのファンたちはこの日何度目かのこの歌をまた歌い始めて、本当にリバプールが勝って良かったなぁと思いました。

・・・(´・ω・`)