「ベンジャミン・バトン」を観ました。※以下ネタバレあり
昨年、ブラピ主演でずいぶんと話題になったこの映画。
80代で生まれ、年を重ねるにつれてどんどんと若返っていく、
ベンジャミン・バトンの人生を描いたストーリー。
なんとなくラストも想像できる物語でしたが、
やはり悲しく、美しく、寂しいけれど温かみを感じるストーリーでした。
アメリカ史をなぞりつつ、展開していくベンジャミンの人生は、
「出会い」と「別れ」を繰り返し、やがて愛する人と最良のときを迎え、
そして、いつかは来るそのときのことを考えて、
彼はひとりで生きていくことを決意して家族のもとを去ります。
なぜ、そういう道を選択したのか。
もうちょっと頑張ってもみてもいいんじゃないのか。
初見のときにそう感じたんですが、
彼が老いながら子どもの姿になっていく奇妙な未来を
愛する人に預けて負担にさせたくなかったという理由とは別に、
正しく、老いていくであろう彼女が若返る自分の姿を見て、
それでも愛し合えるのかという不安が大きかったのではないか?
とも思いました。
お互い好き合っていたときに別れたからこそ、
彼らは再会したときにもう一度愛し合えたのではないかと思います。
しかし、年老いて何もできないでいるときに
子どもの姿をしているというのは実はとても恐ろしいことなんですね。
それがすごく伝わってきてなんとも痛々しくて悲しかったです。
年老いた彼女の腕の中で、赤ん坊の彼が静かに息を引き取るシーンは
涙なしでは見られませんでした・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
かなりへぼんというか、荒唐無稽な設定ですが、
本当に美しく描かれていますので一見の価値はあります。
ちょっと原作も読んでみたくなりました。
昨年のアカデミー賞で視覚効果賞やメイクアップ賞を獲った
年老いたブラピのメイクより、むしろ若返ったブラピが必見ですw
