KiziSH フロリダ生活

KiziSH フロリダ生活

フロリダ州タンパでの日々。
キジさん、娘12歳。
ダシュ男、息子11歳。
の成長記録。
最近は、母のアメリカでの仕事奮闘記事多め。



母の仕事休みが

珍しく子供達の学校がお休みの日、かつ行政機関がお休みでは無い日にかぶったので

子供達を連れて

flu shot へ!




痛かった〜。


彼らが通う中学校から

お叱りを受ける前に

Flu shots 受けられて一安心!



先週木曜日、仕事を辞めた母。


この仕事を去るにあたって

一つだけ心残りがあった。


ある患者さんに

ずっとありがとうと伝えたかったけど

1年以上その患者さんがクリニックに

来院されず伝えきれてなかったのだ。


彼女の電話番号は知っているけど、

テキストメッセージでは

伝わりきれない感謝はずっと直接会った時に

伝えたいと思っていた。


我が家のクリニックの先生は

キリスト教の信仰心の強い方で

よく患者さんとも

神様の話をしている。


彼女もその患者さんの1人だった。


あまり、キリスト教と触れ合った事が

無い母からは

凄く興味深い話で

目に見えないものを

敬い尊む姿は

純粋に清らかでいいなと、

彼女に素直な気持ちを伝えた事があった。


そしたら

次の来院の際に新品のバイブルを

プレゼントしてくれた。


主人が海兵隊に入隊する際に

義母が主人にバイブルを渡したのを

知っていた。

そのバイブルには最初のページに

義母から主人に

“私の愛する息子へ

母より。

私は神の言葉があなたを

正しい道へ導くように、願い懇願します。

神のご加護を。”

と、メッセージが書かれていた。





だから何となく

大切な人に深い愛情を持って

バイブルというものを

渡す。と

母の中で解釈していた。


そして、彼女からもらったバイブルにも

表紙をめくると

メッセージが書かれていた。


だから

凄く嬉しかったのだ。


彼女からしたら

キリスト教に興味を示した人に

布教のつもりだったかもしれないけど、


母はそれ以上の思いを感じていた。


そして仕事を辞める前日の水曜日、

受付のスタッフが

施術室まできて


盲目の患者さんの問診票の記入に

ヘルプが必要だから

誰かヘルプして、と言うので


私ともう1人のアシスタントが

待合室に行った。


その患者さんは

60代くらいに見える

小柄で細身な女性だった。

盲目なのにしっかり目を見て話すので

不思議だなって思っていた。


問診票の記入も後半に入ってきた頃

患者さんに質問した際に

患者さんが何度か質問を聞き返す場面があり


私の英語のアクセントが聞きづらくて

ごめんなさいね。


と、言うと


大丈夫よ!モー。

あなたでしょ?

最初に待合室に来た時から

あなたの声って分かってたわ。


と。。。


でも、母の記憶に

盲目の患者さんはいない。


母は名前を覚えるのは下手だが

患者さんの顔は一度あったら

大概覚えている。


そして、患者さんの問診票の名前を

見て気がついた、


母がずっと感謝を伝えたかった

患者さんが今目の前にいる事を。


ジョアン?


と聞くと


そうよ。


とかえした彼女。


一年前最後に会った時に

目の調子がおかしいなんて話は

一切してなかった。

一年前よりかなり痩せた彼女は

見た目もだいぶ変わっていた。


今目の前にいる患者さんが

彼女なんて、名前を確認したあとでも

信じられなかった。


彼女は一晩にして

目の視力を失った。

すごく稀な病気らしい。

朝起きて異変に気づき

病院に到着した際には右目の視力は完全に

失われて左目も80%を失った状態で

ステロイド治療が行われ、

左目の10% ~ 15%のみ助かった。


その後、パニック障害を起こした彼女。

医者の誤診でアルツハイマー症と診断された。


甥とその奥さんが

彼女の家に移り住んで面倒を見たいと

立候補してくれたらしい。

そのオファーを快く受けたジョアン。


そんな甥と嫁は

彼女の盲目とアルツハイマー症(誤診)を

利用し彼女の全財産、土地を騙し取ろうとした。


それに気付き警察沙汰、裁判になり

奪われたほとんどは

かえってきた。


今は、24時間ヘルパーがついてくれる

自宅と施設が一体化したような場所に

引っ越したこと。

そして、そこで働いているかた、住人は

信じるに値すると

言った彼女。


最後に受診されたのが2022年の2月。

今が2023年の4月

たった1年2ヶ月で

想像を絶する苦難を乗り越えた彼女は


今日も1年2ヶ月前の様に

笑顔だった。


母は

明日この仕事を去る事、

そして、あなたに直接会って聖書への感謝の気持ちを伝えられないのがずっと心残りだった事を伝えた。


視力を失った彼女の目から涙が流れていた。

母も、声を殺して泣いた。


彼女の存在は一生

母の心の糧になる。


そして、仕事を辞める前日に

彼女をクリニックに来院させてくれた

彼女の信じる神様、母の信じているご先祖様、すべての目に見えない自分たちよりも

遥か上にあるものへ心より感謝した。


そんな仕事辞めて初めての

自由な月曜日は、

車の修理、電気器具の修理、そして

ジョアンへ手紙を書いて送った。


本当に、

悩み苦しんだフロリダ生活。

でも全ての出来事には意味がある。

そしてここで出会った人々に

どれだけ成長させてもらったか。。。





この気持ちを忘れないために

ブログに残したいと思った。








可愛すぎる息子とのやりとり。



ダッシュ

帰ってから、お皿を洗う必要はないよ。

(忙しい母の為に自主的にお皿を洗ってくれた息子。)


ありがとう、息子。


ダッシュ

アイラブユー。


わたしの方があなたを愛してるよ。


ダッシュ

いいえ、僕の方が愛してる。


ははは、母の愛情は超えられないよ。


的な会話。 

料理下手な母の

健康重視で野菜多めなディナーを

毎晩

“美味しい美味しい”と

頬張る息子。


あまり人に興味を示さないけど

好きな人には

とことんロイヤルな息子。


今朝、キジが

“ダッシュには私が

お母さんに話したって事は

内緒にしてて”、と

打ち明けてくれた話。


今、彼らの通う学校には

自分の事を”動物(猫)”と名乗る

中学一年生の男の子がいる。

学校にも猫耳と尻尾をつけて登校するらしい。


そんな彼が昨日

公園で数名の子供達に

ボールを投げて取ってこいと指示をされたり

からかわれていたらしく


(猫くん自体は嫌そうでは無かったらしいけど、

猫くんの本心は誰も分からない。

みんなの輪に入りたくて無理して笑顔だったかもしれないし。。。意地悪してた子たちの意図が確実に猫くんをからかって楽しむ事だったのだから、私は許せない。し、ダッシュも許せなかったんだと思う。)


ダッシュは

からかっている子供達に

“やめろ!”と何度もうながしたらしいが

ダッシュよりも年上+数名グループの

彼らは聞かなかったらしい。


昨夜、

キジの部屋に

こっそり行き、泣きながら

公園での出来事を話したダッシュ。


涙を流しながら話しをできる

相手がキジであってくれる事。


2人の姉弟関係の信頼度の高さ。 


何より、年上だろうが複数人だろうが

彼のモラルが許さないことに

立ち向かったダシュ。


こんなに

はかなくて可愛い息子の今を

記録したいだけ。

それだけ。





今日はキジ子編。


キジは後々我が家の

グルー(糊・家族を繋ぎ止める役割)に

なる存在。


感受性豊かー母似

家族想い

気持ちの切り替えが上手ー父似

自我がハッキリしてるー父似

うざい性格ー母似

声、動作がいちいちデカイ


いい所と悪い所が強烈に共存しあっている

キジ子。


不器用で損な性格な

キジ子。


今日は

そんなキジ子と

散歩に行って

一緒にディナーを作りました。


散歩中に

彼女の秘密基地に連れ行ってもらった母。

中学生の女子が

未だに秘密基地がある事に

びびる母。


母も男勝りだったから

サトウキビ畑の真ん中に

長い事秘密基地があったけど 

それも、小学生までだったので。。。


ちなみに彼女の秘密基地は

水辺の草木が生い茂る場所でした。

たまにカニが木に登ってくるらしい。


正直、数年前までは

2人の時間なんて

作れるけど

絶対無理だったんです。



母には理解できる部分と

理解しがたい娘の性格を受け入れる器が無くて

2人きりで過ごす時間を避けていました。


でも、今は

ありのままの彼女を受け入れられる。

し、多分

キジ子も

お母さん仕様に

少し自分を抑えてくれてる気がする。


お互いが心地よい距離と関係を

分かってきたそんな

親子関係。


幼稚な母の元に

産まれてくれた

大人な娘


どっちが育て側、

育ててもらっている側が

分からない

そんな関係。






親バカなモーメント。ダッシュ編。



エピソード1.

疲れて仕事から帰って来たら


ダッシュが学校で1番仲良しの友達に

教わりながら

スクランブルエッグ作ってた!




アレックス君、先祖代々受け継がれるレシピが

沢山あるらしく、

料理が趣味らしい。

そしてそんな彼の趣味を共有する

小学校・高学年生!

キャワイイ〜❤️



エピソード2. 


クリスマス休暇に

ロードトリップでボストンへ行ったんだけど、

車の中でのキジッシュの会話。





2人で何やらゲームをしていたんだが

今確認したら、対戦形式のモグラ叩き的なゲームだったらしい。


キジが、

“おいおい、こんなに動物殺して、どんな気分なの?” 


ダッシュ

“ビーガン大先生って気分!” 


動物を撲殺しまくってるのに(ゲームでね;)) 

完全菜食主義・大先生を名乗る息子の発想力と語彙力!


父と母には備わってない

アメリカ人的なユーモアセンスに

大爆笑。


エピソード3.


子供達が起床前に出勤してしまう母。

そんな母の出勤前にハグをしたくて、

自分のベッドではなく

母が部屋から出たら必ず通る

2階の廊下で床を作り眠るダッシュ。


多分、

もうすぐ彼にも思春期が訪れ、

母の事を

”クソばばぁ”って呼ぶ日が来るだろうけど、

でも

こんな可愛いダッシュの今をブログに残さずにはいられない。

そんな自己満なブログ。


正直、ティーンになりつつある

思春期キジ子より断然いい関係を気付けている

ダッシュ男。


でも、後々、キジ子とは

もっと親密な親子関係になるのは

分かってるの。特に彼女が大人になったら。

そして、子供を授かったりしたら。


でも、多分息子とはどんどん離れていくばかり(母的にはそれが正しい息子の成長って思っています)だろうから、こんなに可愛い息子の”今”を記録したいだけ。そう、自己満。