ある日のことだった。
娘たちと食事して、
散々XGとBE:FIRSTとTreasureを満喫し、
やれやれと家に帰ったら
Gのやろうが洗面所の床にいたんです。
人間、驚くと深い吐息しか出ないって
あれ、ほんまですな。
「ィィィヒィヤァァァ」と変な息を吐くと
踵を返して殺虫剤を取りに行った。
この家で奴を見たことはなかった。
この家を借りる時、執拗なほど不動産屋に
「(奴は)出ないよね?」と聞いてまい、
しまいめには
「僕、住んでないから知らん」と
半ギレされるほど確認したからには、
そら見たらあかんかったのだ。
だが、あいつは人の隙を突いて
家宅侵入すると娘から聞いていたので
シューっとしとくと奴が寄ってこない、
あー、そうそう!
それ、あのカメムシ事件の時に使った
神経ガス、あれをひと月に一回散布するのだ。
だが、よもや敵が洗面台の配管を
つたって侵入してこようとは
夢にも思わなかった。
完全に裏をかかれた訳だ。
この時ばかりは、カメムシ事件の罪悪感など
微塵も抱かず、無言で集中散布したが、
現場に急行する際、あまりにも慌てふためいて
殺虫剤の缶を落とすという
下手を打ってしもうた。
ものすごい音がしたが、
果たして奴はそこにそのまんまいた。
「逃げたか!」と思ったのに、
そこにいたんだな。
後で調べたら、奴は巷を騒がす
飛び技も持つ黒いのじゃなくて、
飲食店なんかに住んでる赤い方だった。
どっちにしろ、めっちゃ気持ち悪い。
以来、日々洗面所やお風呂場周辺で
怯えまくっている。
なんでも突起物は奴に見えるような気がして
こないだなんか、入居以来見たこともない
天井についた配線パネルか何かのネジに
1人怯えまくる。
「おおおおおおおお」←やはり声出ない。
↑心の声はデカいけど![]()
遭遇の翌日、サボりまくっていた
ベランダの掃除をして、薬を撒いた。
養生テープを買って来て、
繋ぎ目やら隙間と思われる場所を全部封鎖。
玄関だって負けてません、薬散布。
それから退散グッズを買って来て、
玄関出たとことベランダに配置。
洗面台の配管には毎日泡クロロックスを
撒いて一日を仕舞うことにした。
それでも、壁についてるドアクッションや
そこら辺に見え隠れするネジ頭に
一々怯えて暮らしてる。
どんだけ嫌いやねん?
いやー、大嫌いや。
今後、もうGには遭遇することはない。
と、思っておきたい。
などと言いつつ、
目の中のフローター(飛蚊症のあれ)に
「おおおおおおおお」ってなっててなぁ、
ほんま、知らん人が見たら完全なる変態だ。
知らんやん。
お前の目ぇん中の話やろがぁ。
なぁ?![]()
本当に、虫のことが、あきません。
好きません。
ほんと、怖かった。
精神テロリストよな、奴ら。
ベイビーが遊びに来ていた。
この日、この方を送り届け、帰ってきたら……
Gに待ち伏せ大作戦をぶちかまされたのだ。
3号がいる間じゃなくって良かった。
この方も私と同族、きっと見てたら泣いたと思う。
