目の前の不義理に、きちんと怒ること。


ということは、実は大切なことで、他者に都合よく、自分の思考や判断を支配されてしまうことがあります


かと言っても、怒り狂って情動に飲まれるということではなく、適切にエナジーに還元して、それを使って移動すればいいのだと、メンターからのアドバイスを咀嚼しているところですおねがい


そんなことを考えていたら、ビリー・ホリデーの「Strange Fruit」という曲を思い出しました


Strange Fruit : Abel Meeropol / Billie Holiday

Southern trees bear a strange fruit,

Blood on the leaves and blood at the root,

Black bodies swinging in the southern breeze,

Strange fruit hanging from the poplar trees.


南部の木々には奇妙な果実が実る

葉にも根にも血が滴り

黒人の死体が南部の風に揺れる

ポプラの木にぶら下がる奇妙な果実


この曲の「奇妙な果実」とは、リンチによって虐殺され、木に吊るされた黒人の遺体のこと。

歌詞の冒頭は、「南部の木には奇妙な果実が実る…」と衝撃的な描写からはじまり、腐敗して崩れていく黒人の遺体を歌い上げています。


この曲の原作となった詩があります。元々は「Bitter Fruit」というタイトルで、ユダヤ人教師のエイベル・ミーアポルが、新聞で黒人男性が吊るされている写真を目にし、衝撃を受けて書いたそう。

(ソースはWikipediaです)


ジャズシンガーとして大成している、ビリー・ホリデーですが、幼い頃から差別と貧困の中で生き、性的虐待、そして音楽の世界に入ってからも、歌うたびにFBIの監視対象となり、嫌がらせに逮捕、(逮捕は薬物)クラブ出演禁止などと、差別と暴力との戦いの中にいました。


ジャズシンガーとして、差別と暴力に抗うことで、歴史への痕跡を残したかったのかのかもしれません。


だからこそ、実際に2025年の私にも、そして、あなたにも届いています気づき


もう一つ思い出したのが、橘玲さんのご著書、『裏道を行け』の冒頭に書かれている「イカゲーム」のお話。


一見、デスゲームという過激なフィクションに見えるのですが、現実の方がよっぽど地獄で、絶望しかない現実なら、わずかでもルールのあるデスゲームの方がマシだと言い、命を投げ出している人々の物語。


作中に、不正を犯す者が現れます。これに対して、ゲームを運営する鉄仮面の男が激怒します。


なぜでしょうか?


「不平等と差別に苦しんできたゲームの参加者に、公平に競える最後のチャンスを与える。」とゲーム開始時に話していました。


つまり、「平等」という名の原則は、ゲームの参加者にとって唯一の希望であり、それを奪うことは最も許されないことを描かれていると、橘さんはおっしゃいます。




見えない暴力も、差別も、それを「仕方ない」と飲み込んでしまうのではなく、不当なものに対して、きちんとNOを突きつけることは大切だなと感じます。


実際に見えない暴力や、差別を受けた時に、「気づかなかった」ことはよくないと思うのです。日常の中に溶け込んでいることも多いですが、少なくとも自分の中にある違和感を否定しないことが大切なんです。


私は最近、長年の見えない暴力に気づくことができました。それは、「すずめの戸締り」のすずめの台詞のように、「知りたくなかった。でも、ずっと知りたかった」ことでした。


世界がまるで違って見えます目


これから、もっと理想の世界へと移動していきます飛び出すハート



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