「山が見えて来たから、これから晴れてくるんやろうな」
窓から外を見ていた夫が、そう言うのが聞こえた。


👀(ほんまか?そうとも限らへんぞ。
季節の変わり目の空や雲の動きと、最近の空模様は、これまで経験してきたものとは、全然ちゃうし。
昨日の夕方からの分厚い雲は、不穏な遠雷の振動で、ご飯作りの最中、むっちゃ不安やった)



この所、晴れていたとしても、黄砂で空が
汚な過ぎ、窓の外を眺めるのも見たくない、ぐらいでした。
なんとかしちくり。

しかしそれを何とかしようとすれば、地政学上、色んな問題が起きるですあるよ。




だから、いいお天気の日はいやや、と思てた。


しかし今日は、昨晩また激しく夜間の雨。
朝方に雨が上がって、大気の黄砂が洗い流され、曇り空ではあっても、網膜の汚れが落ちたような景色に、ほっと安堵する。


依然として、空は、曇ってますけど。




チューリップ🌷は、即開いて即散る。
桜以上に、チューリップて足がはやい。
もう、毎年チューリップの球根買うんは、やめとこう。


あまりに甲斐がない、ほどに、開花期が短いぜ。


可憐なビオラの横には、去年、新しく買ったスカビオサの苗。
次々につぼみがついて、息が長い。
咲き乱れるほどではないが、次々。
わーっといっぺんに咲いて、わーっと走り去る、そんな感じに咲くタイプじゃなくて、ゆっくり。

チューリップよりもコスパが良いじゃん、なので偉い、いい子☺





私は、タイムにさほど期待を寄せたりせず生きて来たし、たぶんこれからも、そんな立ち位置。
そんな不遜な人間の庭にも。
タイムは春になると、忘れず控えめに極小粒のピンクの花をつけてくれる。

健気で可愛いく、めっちゃ偉いやつです。





普段の佇まいとは全然違う、黄色い花がつくルビーネックレスという多肉を、ぶちぶちちぎっては土に刺し、ちぎっては刺し。
それをまめに繰り返すと、いとも簡単に根付いて、鉢の中にルビーネックレスのワールドができる。
大体多肉とは、そんなもの。



そして、それを大事に伸ばしていく。
大事に、という形容詞が私の場合ぴったりの言葉なのかどうか?わからない。
だって、そんなに大切に心こめて思たことない。
ぐらいにルビーネックレスに接する時間を、意識的に持った覚えがない。
比較的丁寧に見守る、ぐらいでいいんじゃね?
と、言い換えます💦




今年も待ってた、バビアナの花の色の紫は、とてもきれい。

永遠にこの風情、このサイズで増えない。
30年間、増えない。
あんたは。
もう少し大きな株に成長してみたらどうかね、と思うぐらいに、減りもしないが増えない。


じゃあ、秋冬頃に、少し抜いて庭の別の所に植えてみれば増やせるのか、と、思って、葉を握って引っこ抜こうとしても、びくともせず、抜けない。

何やろねぇ、この子は。
永遠にこの姿でいるつもりなんやろか、って、そんな強い意志を感じさせるぐらい。
花後の葉っぱは、頑固にこの風情のままの形状で、茶色くなって汚いから、摘もうと思っても。
抜けない。
(だから、茶色くなったら、ちょんちょんにちょん切ってしまう。
もしかしたら、それがいけないのかなぁ)
そんな、意地っ張りな葉っぱなのに。

花の色は、蛍光色がかったファンタジックな紫色で。
夕暮れ時に見ると、孤高の存在感。そんな美しい紫色です。
観る時間帯も、重要なのです。
私の左手の力だけでは抜けない、というのがわかっているので、こちらが根負けして、諦めました。


そんな所に、この子の個性があり、あんたも一匹狼なんやね、と。
つい‥‥‥共感したりします。




次女は実家出産した。
孫は6月7日生まれ。
十年前のその頃はこのツツジは6月初旬に咲いていたのだ。


やはり、咲く季節が早くなってる。
地中の温度が、高くなってるのかな。



久しぶりに、さっとお庭を見回して、そそくさとおうちの中に入る。
最近は、庭仕事や洗い物の後、忘れず手のケアをするようにしている。




爪の甘皮の所に、香油をロールオンして、指先に塗り込む。

10年以上前に、トルコのお土産屋で買った、たぶん、天然のもの。
放ったらかしにしてたんや。

塗ると‥‥‥‥
指先が、物凄く良い匂いになるのが、めっちゃ嬉しい。
それが、洗わなかったら、ずっと続くから凄いな、と思てるん。


イスラム教なので、香油なんですけどね。
アルコールスプレーの香水ではないので、じわじわと、指先から、いつまでも良い匂いが立ちのぼります。

イスラム世界の香油。
イスラムでなくても世界中、他にも色々あるんちゃうかなぁと、思てるんですけどね。

話が長くなるので、ここらへんにして、やめときます。