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皮革用塗料の専門家Lizedのりうです
(もうすぐそこに夏ですね
今日は”タンナー”について書いていきます
わたしが数少ないリスペクトする職業がタンナー
皮革業界しか知らない経験値、すでに30年目
社会経験はタンナーが教えてくれたと言っても過言ではない( ー`дー´)キリッ
とあるオプチャでのやりとりの延長戦を文字制限を取っ払ってアメブロに書き殴ろうと思う
タンナーの定義が曖昧になってる現在
わたしが想うタンナーを書いていこうと思う
わたしにとっては原皮を鞣すのがタンナーなんだよね
それ以上でもそれ以下でもない
語源を辿るとこんな感じ…
tan = なめす
tannin(タンニン) = 鞣しに使う植物成分
tanning = 鞣し工程
tanner = 鞣す人であって鞣し業者
tannery = 鞣し工場
鞣し職人を指すのがtanner(タンナー)であって、工場はtannery(タンナリー)なのよね
鞣しも原皮からの一次鞣しと、一次鞣し後の再鞣し(二次鞣し)がある
コンビ鞣しってのが、クロム鞣しの後に合成タンニン鞣しをするとかね
今風だとハイブリッドと言うのかなぁ
語源的には「鞣す人」ですが、実務上は「革を製造する会社」という意味に広がっています
昔のタンナー=原皮を鞣す業者
今のタンナー=二次鞣し・染色・仕上げまで含む
もちろん、それは間違いだ!って声を荒げるつもりはなく、業界が知られたからこその変化に捉えています
一方で、最近はタンナーという言葉自体がブランドになっています。
革好きなら誰もが知っている言葉ですし、作り手側から見ても格好良い響きがあります
革の作り手や使い手のパワーワードになっているから、タンナーを名乗りたいのもあるだろうね
それだけ業界の中で価値のある言葉なんでしょうね
別視点だと社名に「製革」「皮革」「染色」「染革」「産業」など
創業時の役割や起源を元にしていますね
言葉は時代とともに変わりますし、今では再鞣し・染色・仕上げまで含めてタンナーと呼ぶのが一般的になっています
それも業界が広がった結果なので否定するつもりはありません
ただ、わたしが30年近く皮革業界を見てきた中で感じるのは、原皮を革へ変える
その最初の工程を担う人たちへの敬意です
何もない原皮から革を生み出す
だからわたしにとってタンナーとは、今でも「原皮を鞣す人」なんですよね
つづく
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