相溶性 | 皮革用塗料の専門家

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*家系に玉ねぎどーん

 

 

今日は”相溶性”について書いていきます

 

当たり前だけど、水と油が混ざらないよね

 

文字にするとね、水性⇔油性

水溶性だと⇔疎水性とか非水溶性になるのかな

 

ちなみにLizedでは水溶性⇔溶剤性という表現で統一しています

 

Lized製品で例えると…

 

ラッカーシンナーと水を混ぜても、パッと見はわからない

だけど、目的である溶媒としての性能は失っている

何も役に立たない液体になってしまったということね

 

ウレタントップにダイカラーを混ぜたら、グチャっとなります

ドロドロになって絶対に使えない状態になりますね

 

この2つの失敗で大きな違いは、見た目であって状態

・見た目ではほぼ変わらないサラサラな液体

・見た目で異常を確認できるドロドロな状態

 

ドレッシングだと分離することあるよね

ラッカーシンナーも水も透明だから、分離してるのが分かりにくい

 

じゃあ、なんでドロドロになるのか?

 

簡単に言うと、相性が悪いから喧嘩してゲル化してる

ウレタントップ=水+ウレタン樹脂

ダイカラー=染料粉末+有機溶剤

 

おのおのでゲル化してる感じね

だからドロドロになる

 

ここまでは水と油のお話。

 

じゃあ、水溶性という括りの相溶性のお話しますね

今回の本題はここから♪(溶剤性の相溶性のお話は次の機会に。

 

「水溶性って水に混ざるんでしょ?」

 

まあ、それは間違いではない、水には溶けやすい

 

ただ塗料の場合は、洗うのは水でイケる程度と考えた方が良い

水溶性同士で混ざらない、ドロドロになるのも珍しくない現象

エアブラシが詰まるってのもこのような現象であって、原因がここにある

 

近日発売する水溶性染料クラフターズインク

製品説明の注意書きにあるように・・・レンカラー・ダイカラーとは混ざりません。またLized他製品との配合もできません。

 

ようするに混ぜるな危険わけよ

有毒なガスが発生するわけではないけど、ドロドロのゲル化の恐れあり

 

pH(ぴーえいち・ぺーは)という酸とアルカリ

イオン結合というアニオンとカチオン

 

これらが噛み合わないとドロドロのゲル化するのです

 

たいていは中性に近いpHであって、アニオン(ノニオン)という属性

そこにpHが中性から遠い数値で、カチオンという珍しい属性となるとドロドロのゲル化が確定するのです

 

特に樹脂が凝集してダマになるので、エアブラシにとんでもないものが詰まってしまうことになる

 

混ぜないでと言っているので大人の好奇心は自己責任でよろしくです♪

 

エアブラシなどの塗装機が詰まった場合の対処方法は・・・リムーバーC一択ですね

ドロドロのゲル化を根こそぎ洗浄しますよ( ´艸`)

 

 

 

かすかでも残っていた色がウレタン樹脂と反応してしまうので。。

対策としては良く洗うコトしかありません

(もしくはエアブラシを専用にして複数持ちも札束な対策ですが

 

詰まってからだと分解洗浄となり、時間が掛かるので、日々の作業の合間にリムーバーCやリキッドで洗うコトを推奨しています

 

クラフターズインクは混ぜるな危険ですよというお話。

 

 

つづく

 

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