ご訪問ありがとうございます
皮革用塗料の専門家Lizedのりうです
(平成の名機…ポケベルとPHS
*あげあげ
今日は”加水分解”について書いていきます
本題の前に…最近になって特に加水分解そしてエナメルの問い合わせが多いです
りう「自分で考えて自己責任でお願いします」
即答型のTHEテンプレで回答しています
どんな仕上げにおいて加水分解の可能性があるのか?
加水分解が起こる原因とは?加水分解を直すには?
そのあたりをテーマに書き殴っていきます
いつもの適当な公開ではなく、話が締まるまで毎日公開します( ー`дー´)キリッ
ウレタントップやエッジカバーはウレタン樹脂が主成分であれば…
ウレタン=加水分解が怖いという質問
Lized工場は樹脂を重合反応から取り扱う立場ではない
化学メーカーやケミカルメーカーと称される大手メーカーで溶液化された樹脂
それらを革という素材と生産現場タンナーの設備に合わせて組み立てる立場かな
カバンや靴、家具や運動靴、そして自動車向け
色々な革の仕上げに関わってきました
でもね、加水分解ってスペックが記憶にない
移行によるベタツキは加水分解と似てる原理だけど。
ウレタン樹脂ではなく可塑剤に要因がある
ひたすら数字を並べて理屈を書き殴ってみる
興味が無ければさらっと流し読みしてください
興味があればメモを取りながら理解をしてみてくださいね
1cm四方の容量は1mlであって、ml=gで不揮発分100%と仮定したら1㎝=10mmとなる
デシ換算で考えてみる
10㎝四方なので面積100倍となり、スプレー塗装のデシあたりの塗装量3gほど
吸い込みがある状態で3gいけるけど、吸い込みがほぼ無い状態では0.3gほど
1cm四方あたり0.03gから0.003gとなる
10mmを掛ければ、だいたいの数字が出る
0.03g*10mm=0.3mmで0.003*10mm=0.03mm
デシあたり3gも塗料をのせるのは、かなり特殊な工程です
自動車・家具・ガラス張り(ボックス)仕上げ・エナメル仕上げの1部に限るかな
これらはロールコーターやカーテンコーターという特別な塗装機の場合の話。
なので除外して通常範囲のデシあたり0.3gに絞ります
塗料自体の不揮発分を100%のままなので、実際の濃度は10~20%ほど
スプレー塗装の場合、1回の塗装で0.003mmから0.006mmとなりますね
ウレタントップは10%前後なので1回の塗装で0.003mmが当てはまります
染料の手染め後に2~3回に分けて薄く塗ってください=これが基本
吸い込みがあっての0.003mm×3回
=最大値0.009mm(革に吸い込んでるからもっと薄いはず
ちなみに0.1mm以上の塗装膜を形成している革は…
自動車・家具・ガラス張り(ボックス)仕上げ・エナメル仕上げが可能性がある
理論ではなく私の経験論だけで書き殴っていますが。
革の塗装は連続膜から成り立っているけど
目止めやら吸い込むコトを前提で塗装もしているので
実際に革表面の塗装膜になるのは多く見積もっても半分ほどかなと。
革表面の凹凸を活かしつつ、点と点を重ねたスプレー塗装では見た目と手触りを重視しています
革の仕上げは最低限の耐久性で見た目と手触り重視ってのがしっくり来ますね
そんな革の仕上げで加水分解となるとエナメル仕上げぐらいかな
可能性があるのは。
質問…
ウレタントップの主成分はウレタン樹脂なので加水分解は大丈夫なのでしょうか?
結論…
色止め目的のLizedウレタントップの塗装量では加水分解を起こす自体が無理難題
ウレタン成形している合成皮革
天然皮革に対して薄い連続膜で形成するウレタン塗膜
言葉に伝わらないかもしれないけど。そこには大差の違いがある
A4サイズ基準の方が分かりやすいかな?(いまさら
手染めの色止めの基本はウレタントップ
タンポで2~3回塗れば、たいてい効果がある
現実的では無いですけど。
50回ぐらい塗り重ねたら、0.1mmぐらいにはなるかな
使用しているウレタンの種類も違うし。
塗装膜の厚さも全く異なるし。
エーテルとエステルの加水分解の可能性の差は大きくあるし。
興味ある人はググって理解を深めてくださいね
そこじゃなくてね、合成皮革では事例があるけど。
天然皮革の加水分解の事例は見つかりませんでした(個人レベルですが。
可塑剤の移行と区別が出来てないのかなと。
革が経年によって割れる=加水分解ではなく単純に塗装膜の劣化の可能性が高い
ウレタントップは、いずれ経年劣化すると思いますが。。
自動車向けのトップコートにも採用実績のあるLizedでNO.1のウレタン樹脂です
ちなみに自動車向けは最低3年以上の物性が求められます。
エナメルも可能性があるだけで、いずれ必ずなるわけでもない
そんなマニアックな話が番外編で書き殴りますね
つづく
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