「伊方原発 排出水からコバルト60が検出 」のニュースを
書いている方のブログを読みました。
http://ameblo.jp/misininiminisi/entry-11415415333.html
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20121128ddlk38040593000c.html
伊方原発:2号機、線量計器が停止 放射能漏れなし /愛媛
毎日新聞 2012年11月28日 地方版
県と四国電力は27日、伊方原発2号機(伊方町)で原子炉補助建屋(放射線管理区域)に設置されているサンプラー(放射線計測装置)の異常信号を確認したと発表した。外部への放射能漏れはなかった。
県と四電によると、発生は27日午前7時20分ごろ。四電は配管内の真空度が高まって自動停止したことを確認し、詳しい原因を調べている。
サンプラーは原子炉格納容器内の空気をポンプで吸引して検出器に通し、線量を常時監視。ステンレス製の配管(内径38ミリ)を点検したところ計1・2リットルの水がたまっており、排出された。結露水とみられ、配管内のフィルターをぬらして空気が吸えなくなり、真空度が高まったとみられる。排出水からは放射性物質のコバルト60が検出限界値に近いごく微量検出されたが、十分に低い濃度という。【中村敦茂】
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「伊方原発:2号機、線量計器が停止 放射能漏れなし」
「排出水からは放射性物質のコバルト60が検出限界値に近いごく
微量検出されたが、十分に低い濃度という。【中村敦茂】」
とあるが・・・
検出限界値に近いごく微量・・・
検出限界を何故発表しないのだろう?
「十分に低い濃度という」って、
言われたまま裏付け無しで書いたのかしら?
中村敦茂さん。四国電力に有利なように
記事書いたら報道人としてダメじゃない?
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原子力資料情報室(CNIC)さんの「コバルト-60」に
ついてのページを読むと、
今回に限ったことではなく、軽水炉の運転ではほぼ宿命的に
定期点検の度に放出したり、
作業している人を被曝させているような感じ。
しかも「骨と脳に集まりやすく」大変やっかいそう。
こんな簡単に報道して終わらせていいはずがない。
報道の姿勢に疑問が残る。
一部重要と思える箇所を原子力資料情報室(CNIC)さんの
サイトから転記いたします。
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コバルト-60
http://www.cnic.jp/modules/radioactivity/index.php/6.html
半減期 5.27年
軽水炉の運転では、一次冷却水の配管と冷却水の中に入っているコ
バルトから生成する。冷却水中で生成したものが配管の内側に付着
し、定期検査の際にはげ落ち、施設外に放出されることがある(「
マンガン‐54」を参照)。
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軽水炉から放出されるマンガン-54
1970年代後半に、敦賀・福島第一・浜岡の各原発の周辺で採取され
た松葉からマンガン‐54とコバルト-60(60Co、5.27年)が検出され
、話題になった。粉塵として放出され、松葉の上に沈積したのであ
る。初期に建設された沸騰水型軽水炉の周辺では日常的に起こって
いた。
原発作業員の体内にある放射能の測定によってマンガン‐54とコバ
ルト-60が検出されている(森江信「原子炉被曝日記」、技術と人間
社、1979年刊、pp.79-81)。定期検査の時などに体内に入ったので
あろう。
一次冷却水の配管の近くで作業をすると、ガンマ線による被曝を受
ける恐れがある。手や足での被曝線量がポケット線量計やフィルム
バッジが装着されている胸部の線量の100倍に達する場合もあろう。
原子炉の周辺での作業は、非常にきびしい条件下にあると想定でき
る。
http://www.cnic.jp/modules/radioactivity/index.php/5.html
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必須元素の一つで、コバルトを含む代表的な体内にある化合物にビ
タミンB12がある。成人の体内にある元素の量は4.5㎎である。
コバルトの体内摂取後の挙動は複雑である。すみやかに排出される
成分と数年間残る成分がある。体内で、骨と脳に集まりやすい。
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放射能の測定
試料を適当な容器に入れて、ゲルマニウム半導体検出器でガンマ線
を測定するのがふつうの方法である。体内にあるものは、全身カウ
ンターで測定できる。
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