昨日の午後、うす曇りだったので出かけた故宮博物院。
4階の”三希堂”で一休みしている内に大雨に
なかなか止まず
雨の中帰って来ました。
帰るときにもう一度入り口で写真を撮ろう~なんて考えていたけど
(あの女の子がどれにも写っていたので・・・) その話はこちら → ☆
何事も先延ばしはだめですね。
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ところで、故宮の展示物は、またすっかり替わっていて
書画も総入れ替え。
そして203の器物特展室では
”金成旭映ー清雍正琺瑯彩磁器特展”が10月30日まで。
それよりなにより、参観の人が多すぎます。
毎回、だんだんどんどん増えてきている感じ
中国大陸からの団体旅行者がすごいです。
(もちろん日本からもですが。。それとは比べ物にならない)
二階から三階に上がる階段は人で埋め尽くされ上がれない~
三階に上がったとしても、ずら~っとあの”翆玉白菜”を見るための行列で
気が遠くなりそう。。。
「私、一人なんですが、団体客の皆さんと一緒に並ばなくてはだめですか~?」
と聞いてみたけど
答えは並ばなくてはだめだということで(やっぱりそうよね)
3階の他の展示物も見れる状態じゃなくて・・
これはひどすぎます。何とかしてください~。
今回は3階は諦めて、2階を中心に。
3階の混雑を尻目に、幸いにも2階のこの琺瑯彩磁器特展は空いていました。
団体の皆さんの参観ルートには入っていないようです。
さてさて、肝心の琺瑯彩の話に戻りまして。。。。
「琺瑯」とは
日本でも七宝焼きとして知られているように
金属の表面にガラス質の釉(ほうろうエナメル)を焼き付けて処理したものですが
白磁の表面にエナメルを焼き付ける「琺瑯彩」の開発が
父・康熙帝の時代から引き継がれ
色彩の色を増やすこととか白磁への展着力の技術など
この時代に大きく発展したということです。
(細かく書き出すと長くなるため、かなり大雑把なまとめですが・・・)
詳しくはこちらを → ☆☆
展示されている琺瑯磁器は圧巻でした。
何度もゆっくり眺めてきました。
琺瑯彩瓷五倫圖碗一對
琺瑯彩瓷久安長治碗一對
琺瑯彩瓷孔雀圖碗一對
琺瑯彩瓷青山水碗一對
琺瑯彩瓷青山水盤一對
琺瑯彩瓷赭墨牡丹碗一對 等々とても書ききれませんが・・・
壺では
琺瑯彩瓷花蝶把壺 など
(館内は撮影は禁止ですから、図録のなかから)
ドラマの雍正帝の話からちょっと広がりすぎた感のある故宮の「琺瑯彩」の話ですが
ぜひ足を運んでみてくださいね。
館内は冷房が強いので
羽織るものをお持ちくださいね。