たまたま台湾のTV、43チャンネルで見てから
すっかりはまってしまった中国宮廷ドラマ。
原題は「後宮・甄嬛傳」
登場人物は多くて複雑なのだけど
女優さんたちがきれいだし
毎回、髪飾りや衣装もきれいだし
お茶を飲むシーンが度々登場します。
舞台は18世紀の清王朝
5代皇帝の雍正帝の時代(在位1722~1735)
雍正帝の即位にはなにかと謎が多く
その分物語としてはおもしろいのでしょうが
とにかく”大奥”も真っ青などろどろ場面の連続です
怖いぐらいなのですが、目が離せません
でも、長~い飾り爪をした左手で蓋碗を持ち
蓋でささっと茶葉を向こうにやって
お茶を飲むしぐさが優雅~
そしていろいろな名前のお茶がでてきますね。
テーブルの上に茶器セットが置かれている場面もありますが
いつも蓋碗でお茶が出されています。
このドラマ、BSフジでも毎日放送しています。
これだと日本語の字幕付。
なんでも中国大陸でとても人気のあった番組だそうで
既にご覧になっている方も多いかと思いますが
台湾でも何度か繰り返して放送されています。
そして、なんと一日に3回も・・
(もっとも、他の番組も一日に4回重播されたりしていますが)
中国茶と中国の歴史は切っても切り離せないもの。
どろどろ場面だけじゃなく
茶器と飲茶法に注目して別の視点からみるのも面白いかなと。
そして、雍正帝の時代に飛躍的に発展した”琺瑯彩(ほうろうさい)”ですが
台湾故宮博物院にもたくさんあるので
実際に見てみないとね。

悠久の歴史に思いを馳せながら
その使われている場面を想像しながらの故宮巡りも夏のお楽しみ。
写真はこのドラマには関係ないけど今日の故宮です。
ちなみに写っている女の子も関係ありません
ずう~っとそこで撮っていて、暫く待っていたけど時間切れなもので・・・
お茶の話から陶磁器の話へ・・どんどん広がっていくお茶の世界は奥が深いです。
故宮のお話は次回にさせて下さいね。