
「しゃっくり唱法」「どもり唱法」とは何だろう?
正式にはヒーカップ唱法とマンブリング唱法と言う。
歌詞の語尾をしゃっくり(ヒーカップ)の様に声をひっくり返す歌い方がヒーカップ唱法。
マンブリング唱法とはどもるように口ごもって発音し何を言ってるか分かりづらくする歌い方。
キングオブロックンロールと言われたエルビス・プレスリーは、
「Baby, Let's Play House」('55年C&W10位)で
このヒーカップ唱法とマンブリング唱法でロカビリー唱法を定着させたんだ。
元々、黒人ゴスペルを参考にしたとされるマンブリング唱法だが、
単にカッコを付ける為に取り入れたのではないらしい。
当時、ヒットチャートの曲は主にラジオ放送で流がしていた。
カーラジオをひねるといつも無料で楽曲が聞けてしまい、
リスナーは、わざわざレコードを買わなくなってしまったんだ。
そこでエルビスはラジオでは何を歌っているのか分かりづらい歌い方を習得し
歌詞カード付きのレコードを売ろうとした話が残されている。
時代は今も同じ、いやもっと酷い状況が続いている。
音楽CDが売れない!
秋元康氏が手掛けるAKB48のマーケティングはある意味成功を収めている。
「AKB48:投票権付きシングル発売初週で162万枚 オリコン歴代最高で首位」
AKB48のCDは、握手券や投票権を付けて、
一人のリスナーが何枚も購入する仕掛けになっている。
中には一人で数百枚も購入する人もいるとか。
ビジネスとしては成功かもしれないが、音楽業界の低迷に拍車が
かかっている気がして止まない。
秋元康氏は、もはや音楽CDはオマケに過ぎないとまで言っている。
純粋に音楽を聞いて楽しむという文化そのものが無くなってしまったのか?
音楽CDは、インターネットのインフラと反比例して年々売れなくなっている
という記事を前回書かせてもらった。
実際に1998年音楽ソフトの市場は6075億円に対して2010年には2836億円と
半分以下まで落ち込んでいるんだ。
もう普通に売っても売れない時代に入っている。
昨今、これらの問題を打破する為、
インターネットの不正ダウンロードを
厳しく取り締まる法案を通そうとしているようだが、
私は逆に利用すればいいと思う。
時代の流れに反発するのではなく順応していく形に
考え方を切り替える必要があるのではないだろうか。
エルビスのように、現実は現実としてを受け止め、
自分の形を変えていき、また定着させる
大きなムーブメントのように何か変えなくてはいけないのではと思う。