欧米人はオンビートが苦手?! | livoon(ライヴーン)ミュージシャンブログ

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洋楽を聴いて手拍子を入れるとき、
無意識に2拍目、4拍目に
手を打っている事に気づくだろう。パー

これが、アフタービートだ。


その逆に、日本の民謡や演歌に
手拍子を入れる場合、
1拍目、3拍目に入れる。
これをオンビートとよぶ。


年配の方なんかは
ついつい、オンビートで手を打って、
揉み手まで入れてしまう。

逆に欧米人はオンビートが苦手。

何でだろう?


これは、私たちの先祖に原因があるんだ。

欧米人は、もともと狩猟民族。
馬に乗って狩をしていたんだ。馬

馬が地を駆けるとき、後ろ足で
力強く地面をけって、前足で着地する。

この後ろ足で地面を蹴るのが、4拍目、
前足で着地するのが1拍目と感じるんだ。

より早く走る為には、4拍目の後ろ足が
重要になってくる。

この馬にまたがって狩をしていた欧米人は
自然とアフタービートが体に染み付いたんだね。

一方、我々の先祖は農耕民族だ。
桑もって畑を耕していたんだ。おにぎり

地面に桑を入れるのが、1拍目、
柄を揉んで振りかぶるのが2拍目。
つまりオンビート+揉み手の基本だ。

洋楽は、ほとんど4拍目もしくは4拍目の
裏からビートが始まる。

チャック・ベリーの曲も殆どそうだ。
イントロで4拍目に3連符が「チャララ」と入って曲が始まる。
この部分をタクトというんだが、
有名なところでは「ジョニー・B・グッド」がそうだ。


ビートルズの「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」
は、珍しくタクトが無い。
その代わりポール・マッカートニーが
ワン・ツー・スリー・フォー!
と、しっかり4拍目にタクトを入れている。
こうしないと欧米人はリズムが取れないんだって。