月夜の泡沫 / RYO | anomarley's diary

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転載メインです。


風が吹けば

 

すすきのくびがかしげる

こんじきの野を分けて

 

風の速度で駆け抜けろ

舞い上がれ 舞い上がれ

 

螺旋の渦とともに

舞い上がれ 舞い上がれ

 

気づけばくもの上

15夜のお月さん

 

みんながあんたを見に来た

東から西から

 

いろんなもんが集まった

囲え 囲え

 

手を繋いで輪になって

まわるぐるぐると

 

君をかたどって

あまりにも綺麗で

 

独り占めしたかった

手を伸ばしてみたけど


触れもしなかった

あの月の光が

 

延びて道ができた

その道を辿って

みんな一つになる




森に木霊する

 

耳に囁く山の吐息

命が脈を打つ

 

音も全てに繋がった

鳴り響き鳴り止まぬ

 

命が音を奏でてる

鳴り響き届けてた

 

静寂の中で

どれだけ見てても

 

飽きが来る筈も無い

心地よい風が吹いて

 

時間を攫って行く

あまりにも美しく

 

時の刻みの中を

どれだけ遠く離れてても

 

同じ空の下

舞い上がれ 舞い上がれ

 

螺旋の渦とともに

舞い上がれ 舞い上がれ

 

気づけば雲の上

囲え 囲え 

 

手を繋いで輪になって

まわるぐるぐると

 

君をかたどって

あまりにも綺麗で

 

独り占めしたかった

手を伸ばしてみたけど

 

触れもしなかった

あの月の光が

 

延びて道ができた

その道を辿って

 

みんなひとつになる

みんな一つになる

みんな一つになる