«野球観戦35»『復刻情緒』(5/31バファローズvsライオンズ@神戸) | げんばえにっき。

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頭の中に棲む虫さんとたまに会話します。

今年も神戸でオリックス戦が行われるわけで。

7月のロッテ戦まで待てなくて、5月末の西武戦に行ってきました。

先発投手が今井と宮城という、

タイプの違うリーグ最高の投手同士による投げ合い、というのも大きかったですかね。



満員御礼。
例によって地下鉄山手線はパンパン。
動機としては、野球が半分、関西イチ早い花火大会が半分、ってところだと思いますが、
集客の武器としては立派なものじゃないですかね。

この日の席はレフトBs応援席。

チケット料金が安くて、
花火がちゃんと見えて、
割と静かに観戦できる。

低温度のヲタクにはオススメの席種です。


神戸ブルーウェーブ復刻イベントということで、
イチローがビデオレターで出演し、

星野伸之が始球式を務め、

紅林弘太郎が異常にBWユニが似合っていました。


バファローズ側ではブルーウェーブ時代の応援歌が演奏され、

西川龍馬でのイチローや、杉本裕太郎での藤井など、普通に懐かしめるものから、

頓宮裕真にニールが充てられ、ブレイク前にブーマーだった事を思い出して外国人扱いかと笑ったり。

久しぶりに「飛ばせ飛ばせどこまでもコンテスト(日高剛)」を聴けたのはいいけど、

本当に飛ばせる打者(森友哉)でそれやっても、それほど面白くないとか失礼な事を思ったり。


一方のライオンズも、時代を合わせて90年代の選手応援歌を演奏し始めて、

おっさんには嬉しい異空間体験に浸れる環境を作ってくれました。

もっとも、俺も清原と平野くらいしかわからなかったけど。当時の福岡限定版とか流石に知らん。


などなど。



(埼玉西武ライオンズ)

1.CF 西川愛也

2.SS 源田壮亮

3.RF 長谷川信哉

4.1B ネビン

5.DH セデーニョ

6.C 古賀悠斗

7.LF 蛭間拓哉

8.3B 児玉亮涼

9.2B 仲田慶介

P. 今井達也



(オリックス・バファローズ)

1.3B 廣岡大志

2.LF 西川龍馬

3.SS 紅林弘太郎

4.1B 頓宮裕真

5.DH 森友哉

6.RF 杉本裕太郎

7.RF 来田涼斗

8.C 若月健矢

9.2B 野口智哉

P. 宮城大弥




試合は、案の定の展開。
宮城は緩急およびコーナーを巧みに突いて、
今井は軸の剛速球と鋭い変化球。
それぞれが持ち味通りに好投をする、非常に見応えのある投手戦でした。

均衡が破れたのは5回裏。
2アウトから、野口と廣岡がフルカウントからの四球を選んでチャンスメイクすると、
西川が左中間深くに打ち込む、走者一掃のタイムリーで、バファローズが2点を先制。


先制直後のたーまやー。
よし、帰るか...とならないのが、この試合のつらいところ。
既に野球が十分面白い。

2点ビハインドのライオンズは、完封ペースだった宮城を7回表にようやく捉え、
先頭のセデーニョが粘った末に二塁打で出塁したのをキッカケに、二死満塁のチャンスを作ると、
代打で登場した外崎修汰が、左中間に落とす2点タイムリーを放ち、同点に追い付く。


この試合、確かに今井と宮城のピッチングも見どころではあったんだけど、
バファローズもライオンズも、何とかして点を取ろうという気概みたいなものが打線から感じられたのが、
一番良い部分だったように思います。好投手だから今日は厳しいで終わらずに。

両先発とも100球を超えて7回で降板し、8回以降はリリーフ勝負に移行しましたが、
自分は寒さと空腹と交通事情で8回終了後に球場を出てしまい、あとはネット中継での観戦に移行。
延長戦では、互いに満塁のピンチを必死の継投で切り抜ける、煮詰まった展開になったものの、
最後は、唐突に出た野口のサヨナラホームランでの決着となりました。


埼玉西武  000 000 200 00 = 2
オリックス 000 020 000 01 = 3
(L) 今井達也(1-7)→ウィンゲンター(8)→甲斐野央(9)→平良海馬(10)→●山田陽翔(11)
(B) 宮城大弥(1-7)→ペルドモ(8)→マチャド(9)→山田修義(10)→山岡泰輔(10)→○古田島成龍(11)
(HR) 野口智哉①=11回(山田)