ジブリの最新作『思い出のマーニー』が本日7月19日公開。
注目されるのは、これが、宮崎駿、高畑勲の両巨匠が関わらない初の長編映画ということ。監督は米林宏昌さん。
米林監督は、もともとアニメーターで、『崖の上のポニョ』では、その上手さで宮崎さんを唸らせたらしい。
初監督作品は『借りぐらしのアリエッティ』で、最新作『思い出のマーニー』は2作目。
『思い出のマーニー』の原作は、英国作家ジョーン・G・ロビンソンの児童文学。原作の舞台は英国だけど、映画では北海道にして、ヒロインを日本人に変更している。
二人の少女を中心に物語が展開していくところ、登場人物たちの会話の場面が多いところなど、これまでのジブリ作品と、異なるテイストもあるようだ。
宮崎駿、高畑勲の両巨匠が凄いのは、アニメ映画の作り手としての実力は当然だろうけど(わたしは専門的なことは分からないのだけど)、アニメ好き以外の注目を集める訴求力だと思う。言いかえると、アニメに関心がない人、ふだんアニメを観ない人たちの心をつかむ力。クォリティの高さと、大衆性の両立とでもいうべきか。
ふつうは、どちらかを成立させるだけでも難事業なのに、これまでのジブリ作品は両立をやり遂げて、別格の地位を築き上げた、と思う。
ジブリが今後もその力を保ち続けられるのかを占う意味で、『思い出のマーニー』は注目の作品。