ダイエット時の食事は運動前?運動後?どちらがいいのか | 『健康な身体作り』を提供するパーソナルトレーナーが感じたままのつぶやき

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静岡県にあるスポーツクラブボディデザイン・プランニングに所属アスレティックトレーナーが『健康な身体作り』を考え、トレーニング提供をしていく中で実際の現場で起きたことに感じたことや自分の考えなどをつぶやき記録していくブログ。

こんにちは。パーソナルトレーナーの青木です。

今回は、セッション中によく聞かれる事が多い食事のタイミングについて取り上げたいと思います。

 

表題への結論は

昼、夜食の際は、トレーニング後に食事。

朝食は、トレーニング前に食事。

 

上記をお勧めさせて頂いています。

 

 

理由は

 

まず、昼、夜については折角、身体は代謝が働いている状況になる為、より脂肪代謝を促す意味で食事はトレーニング後をお勧めしています。

代謝に向かっている身体の状況に、食事を先にとると補給に身体が傾き折角のトレーニングによる代謝効果が得られにくくなります。

 

但し、空腹の場合は先に食事ををするか、すぐにエネルギーとして代謝に働きやすいフルーツなどを補給する事をアドバイスをさせて頂いています。

 

昼、夜の話を聞くと、なんで朝は食べた方がいいの?朝も、代謝方向ならばトレーニングが先の方がいいんじゃないの?と思われると思いますが、昼や夜に比べて朝食を取る時間は前回の食事から時間が空いている可能性が高いと思われます。

 

朝から昼や昼から夜食は、5~6時間になりますが朝食になると、長い時間が空く事になります。

例えば、7時に朝食、12時に朝食、18時に夕食の方であれば。

朝食から昼食は5時間、昼食から夕食は6時間、夕食から朝食は13時間あく事になります。

 

前回の食事からの間隔が長すぎると何が起こるのか?

脳や体を動かすエネルギーの糖は、肝臓や筋肉などに蓄えられていますが特に肝臓のグリコーゲンは重要です。普段、肝臓のエネルギーは徐々に使われますが、使われるという事は回復が重要です。

 

この回復には、食事からのグリコーゲン補給が必要ですが夕食から朝食までの時間が長い場合、肝臓のグリコーゲン量は枯渇された状態になります。この枯渇した状態の場合、身体のエネルギーを節約してそな栄養と働くため脂肪合成が亢進します。

 

その為、この状況でさらに朝食を取らずにトレーニングを行うとさらに肝臓グリコーゲンを減少させることになる為、更に脂肪合成を高める方向に働く事になります。

脂肪合成を高める方向の時に、朝食を摂取したらより身体へ吸収しやすくなってしまいます。

 

お相撲さんなどは、この原理を逆に逆手にとって朝稽古をしてから食事をとる事でより身体を大きくする事をしています。

 

この様な理由から、お客様から食事のタイミングを聞かれた際には

昼、夜はトレーニング前の食事、朝についてはトレーニング後に食事をお勧めしています。

 

しっかりと、身体に起こる反応を知って効率よく効果を出していきましょう!