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tokyo festival of modular 2019 / contact

 

モジュラーフェスとはモジュラーシンセのフェスであり少なくとも3年以上前から毎年やっている。

会場は最初は青山のレッドブルのスタジオだったが去年か一昨年からコンタクトの上の方の階を使っている。少なくとも当方の知る限りは。

コンタクトの方が会場が広いことが会場移転の理由なのだろうがレッドブルのスタジオの方が雰囲気的に好きだったのでそのうちまたあっちでもやってほしい。

 

まあそれはそれとして、このイヴェントは11月半ばあたりの土日の2日間にわたって行われる。昼から夕方まではモジュラーシンセのショーケース、夜はコンタクトでライヴ。

ライヴではもちろんモジュラー使いだけが招聘される。

このイヴェントが単なるモジュラーシンセのショーケースなら特に興味が湧かないのだがライヴは毎回レアめのアーティストが来るし、知らないアーティストであってもモジュラーシンセを使っているという時点である程度以上の音質は保障されている。

それにそれらのライヴは一種のモジュラーシンセの実例なのでだめなアーティストは呼ばれない。

なのでモジュラーとか興味なくても純粋に音楽を聴きに来ても楽しめる。

 

当方の場合はショーケースとライヴの両方に用があった。

ショーケースの方ではどうせコルグがvolcaシリーズとかmoogシリーズを持ってきているだろうし来場特典とかで安めに買えるに違いない。

そう期待して行った。

すると確かにvolcaもmoogもあった。

moogに関してはmoog mother32が触りたかったのだがそれもあった。

それも、去年は一台しかなかったのに今年はなんと4台も。

しかしmoogといえどmother32はモジュラーシンセ、なんとなく触ってわかるものではない。

なのでテキトーにノブをいじって、そうかこれがモーグか、すごいや!とか白々しいマネはできても触りに来た意味があるかというと全くないとしか言えない。

ディスカウントに関しては特に明示されていなかったので担当者氏きくと、直に売ると楽器店から怒られるからやっていない、ということ。

なんだそれ。

数年前はseaboardとかelektron製品が10%オフで買えたぞ。

seaboardはそれで買ったぞ。

なんでvolcaはやんないわけ?

なかなかがっかりなんですけど。

だがそれはコルグだけの話ではないのか、ディスカウントの表示はどこにも見えなかった。

楽器店とか気にしないで売っちゃえばいいのに。

マージンが取られない分だけ入る額もいい感じだろうに。楽器ては楽器店で製品が入らなければ売れないんだからボイコットとかできないと思うし。ライヴハウスだとアーティストのCDとか普通に売ってんじゃん。

まあないものを期待しても意味はないので、代わりに並べられているモジュラーを物色することにした。

そのなかにエレクトロンのマシンドラムを使っているものがあって少し感動した。マシンドラムは絶版でありもう売られていないからだ。(アーティストの方のマシンドラムとは関係ない)

それとbuchlaのeaselの実機が置いてあった。

easelはarturiaのソフトウェア版は持っているのだがさっぱりわからなかったので使い方をさらっと教えてもらった。

と、それだけ見たあたりで時間が近づいたらしく、試用に置いてある機材のスイッチが次々と切られカバーが掛けられ始めた。

当方が来たのが確か5時少し前、ショーケースの閉幕が6時。そして幕引きが始まったのが5時40分くらい。

ちょっと早いんですけど。6時まで待ってよ。

まあもちろん待ってくれないので仕方なくコンタクトのライヴスペース(地下)に移動する。

 

会場はいつものように二つのスペースで別々のアーティストが演っていた。

バーのフロアではモジュラー感のあるライヴが、メインフロアではモジュラーではあってもクラヴ色の強い音楽が鳴っていた。

要するにメインフロアはいつも通りなので珍しくバーのフロアの音楽の方が面白かった。

大体のアーティストが30分で、たまに45分とか60分とかの人がいる。

ほとんどは知らない名前なのだがそのなかでレニックベルとロエルファンケンの名前が目についた。

レニックベルは後述。

ロエルファンケンは明日なので観れないので軽く説明を。

この人はファンクカルマというドイツのアーティストの片割れで、アンビエントのなかに硬質なドラムを差し込んでくるのが特徴。音源は主にバンドキャンプで売られている。ライヴ観たかったのだけれどね。

 

で、まず最初に観たのはドラムの激しいアーティスト。ぶっといドラムがゴッスンゴッスン鳴るなかで隙間を縫うようにスネアが入ってくる。

グリッチまではいかないドリルンベースといった趣でカッコ良かった。

ず太い存在感のあるドラムが欲しいなら下手な機材を使うよりモジュラーも方がいいのかもしれない。

 

次に気になったのは激しいドローン系のアーティストで、雷や電気のショートするような印象の音が広い空間に響き渡るような音楽だった。

リバーブが素晴らしいのかミックスが素晴らしいのか、どちらかはわからないけれど広い音場が良かった。

インダストリアルな雰囲気でめっちゃかっこいい。

モジュラーのリバーブはかなりいいのかもしれない。

 

で次が上に名前を挙げたレニックベル。

この人はライヴコーディングの人で、プログラムをリアルタイムに打ち込んでライヴをやる。

ライヴコーディングというとtidalcyclesやsonicPIがその界隈では有名なのだがこの人が使っているのはそのいずれでもなく、確か自分でオリジナルの言語を組んでそれでライヴをやっていた気がする。そこそこ離れ業だと思う。

この人がモジュラーフェスに呼ばれるのは珍しくないのだが、でもライヴコーディングの人がなぜモジュラーフェスに?と思ったのだが機材を見るとpcの横にモジュラーシンセがあり、コーディングをしつつモジュラーのノブをいじるということをやっていた。

コーディングでモジュラーシンセを制御しているのかも。

この人のライヴはVJとしてコードが映し出されるのだが、ライヴの締めにコードの出力欄に「たのしかった!たのしかった!たのしかった!」と弾幕を張るのが一種の名物のようになっていた。

レニックベルのライヴは何度か観ているが、ここ最近はその弾幕を張らずに終幕することが多いので少し残念。

実際のところこの人の音楽は進化しないのだが、それはある種の完成系だからとも言え、なんども観たいものというよりたまに見ると面白いアーティストだと思う。

ついでだが、tidalcycleもsonicPIも無料なのでおすすめかも。インストールが難解だけれど。

 

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