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石川のブログ

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なんて想像することもあった。
 今のわたしには夢のまた夢。だって別れを告げられてしまったのだから。

 視界が滲んできた。するとすっとハンカチが差し出された。疑問に思って姉を見ると、困った表情を返された。

「涙、拭いて?」

 あ、泣いてたんだ。ドレスを見て泣いちゃうなんて、何かあったと勘付かれちゃうじゃん。

 姉はもうすぐ結婚式を挙げる。それが羨ましくて、少し妬ましい。こんなことを思っちゃいけないんだけど、幸せオーラ全開の姉を見るのは正直つらい。

「……言わないなら訊かないけど、つらいときは泣くのを我慢しちゃ駄目よ」

 その言葉に涙を拭きながら姉を見ると、小さく笑いかけられた。

「いっぱい泣いてスッキリしたら、おいしいものを食べてエネルギー蓄えて、次に進めばいいの」

 何も言えずに黙っていると、今度は苦笑される。world end umbrella

「『幸せいっぱいの人に言われたくない』って顔ね。でもそうでもないのよ? 今、絶賛喧嘩中だし」
「え、的場さんと喧嘩してるの?」
「そうよ。婚約破棄の危機よ」

 とてもそんな風には見えない。

「原因は些細なものだけど……駄目ね。マリッジブルーとマタニティブルーが一気にやって来たみたい。ついつい隼人くんにあたっちゃうの。彼、優しいから、そんなわたしに文句ひとつ言わないの。それがまた腹立たしくてね」

 確かに的場さんが愚痴とか文句とか、言っているのを見たことがない。

「わたしが年上だから、気をつかっているのかと思ったら悲しくて。もっと思っていることをぶつけて欲しいわ。だって夫婦になるんだもん。今はよくても、結婚したら綺麗ごとだけじゃやっていけないわ」

 そう言って腕組みをした姉は、少し考え込んで「やっぱり違うか」と呟いた。

「喧嘩、じゃないわね。わたしと隼人くんは喧嘩にすらならないの。わたしが一方的に怒っているだけ。彼氏とちゃんと喧嘩できるラナが少し羨ましいわ」
「羨ましくないよ。つらいだけだもん」ブランド傘

 キュッと唇を噛んだ。喧嘩なんてしない方がいいに決まってる。それに今は喧嘩どころか別れの危機だもん。

「でも言いたいことを言い合っているでしょう?」
「だけど平行線のままだよ。越えられない壁があるもん」
「そんな壁、ぶっ壊しちゃいなさい」
「簡単に言わないでよ」
「じゃあ黙って放置する? 行動しなきゃ、何も変わらないよ?」 

 わかってる。でもどうしたらいいのかわかんないよ。

「だって頑固なんだもん。わたしも悪いのに慎也さん、自分のことばかり責めるんだもん」
「どっちも悪いなら喧嘩両成敗ね」
「それでチャラにしてくれないんだよ」
「じゃあラナも同じことをやり返せば? 何が原因かは知らないけど」

 ガツン、と頭を殴られたような衝撃が走った。

「それだぁ!!」

 突然大声を出し、姉はビックリして目を見開いた。

「姉ちゃん、ありがと! そっか、そっか。そうすればよかったんだ……」

 急にテンションが上がったわたしに、姉はただ苦笑いを浮かべた。

「よくわからないけど、元気になったならよかったわ」
「うん! これで解決するかもしれない。本当にありがと! あ、姉ちゃんも的場さんと早く仲直りしなよ。式、もうすぐなんだから」
「……単純な子ね。そこがいいところだけど」

 ボソッと呟かれたことも耳に入らず、わたしはようやく一つの希望を手に入れたのだった。





 その日の夜、やって来たのは少し前にも来たマンション。チャイムを鳴らし、出てきた人物に食い気味に叫んだ。

「ひろみ先生! 男の人を襲うのにはどうしたらいいですか!?」
「はぁ!? あんた、何言ってんの?」http://www.shpmeeting.com/ prada セール

 慎也さんが無理矢理抱いたことに罪悪感を抱いているなら、わたしも同じことをすればいい。自分を犯罪者だと思うなら、わたしも同じ犯罪者になります。

 首を洗って待っててくださいよ、慎也さん。わたしは必ず、あなたを取り戻す。そのためだったら、ちっぽけな羞恥心などゴミ箱に捨ててやりますよ!!



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ようやく立ち直った主人公。ようやくここまできました。
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再会

 ひろみ先生とそのお友達から夜の恋愛講座と称して、いろいろな話を聞いた(もちろんこんな夜に