はほとんどないのだ。
アビーとハリスの場合は成績と素行の良さで許可が通ったのだろう。
「ハリスとデートなんて久しぶりだわ」
「よかったわね」
「うん!」ラバーブーツ
アビーは普段とは少し違う可愛らしい笑みで微笑んだ。
そこで本題なんだけど、と話を戻す。
「明日はずっと一緒にはいられないから誰かに頼むしかないわね」
「平気よ、一人でも」
「だーめ。何かあったらどうするの!?」
「じゃあ人気の多い場所に居るわ、資料室とか。
それならいいでしょう?」
アビーはぐっと言葉に詰まってしぶしぶ頷いた。
翌日。アビーたちを校門まで見送りに行ったその帰り。
小雨の降る中、メーデンは資料室を目指していた。
高くそびえ立つ城の影に入ったところで、メーデンの右腕が引っ張られ物陰に引きづり込まれる。
そして手際よくどこかの倉庫の中へ押し込まれてしまった。
顔は見ていないが、犯人は複数。
窓がなく暗い倉庫の中、メーデンはあっという間の出来事に少々の間放心する。
「そこで反省しなさい!」
「クラーク様に慣れ慣れしい罰よ!」
扉越しのなんとも分かりやすい言葉に、メーデンは状況を一気に把握した。アダムのファンに倉庫へ閉じ込められたのだ。
鍵が閉まる音。そしてパタパタと去って行く足音が聞こえその場が完全に静まると、メーデンは目を細めて扉を睨む。
金属製のやや分厚い壁。魔物でもあるメーデンになら蹴破れないこともないが、ただでさえ疑われている最中に怪しい行動はできるだけ避けたい。
分厚い金属の扉を壊すなんて、普通の人間にはできないのだから。
特殊な力。
そう、魔物を取り込んだメーデンには魔物ならでの力が多々ある。
例えば物を破壊する強い力や、夜目が利くこと、殺気を敏感に感じ取れる能力など、およそ人間には考えられない力だ。レインブーツ 人気
その力こそが、メーデンの父親、ジーン?ベルンハルトの思惑だった。
メーデンが兵器そのもの。
人間の持てる力を超越した能力。まさに錬金術の本質である。
メーデンは辺りを見回しながら親指の爪を噛んだ。
どうやってここを出るのか。あるいはどうやって外と連絡を取るか。
ただでさえここは人気が少ない。大声を出したところで誰かが気づく可能性はほとんどない。
ならばやはり自力で脱出するしかないとメーデンは倉庫の中を歩き始めた。
一軒家ほどの広さの倉庫。中に置いてあるのは古い書物や使わなくなった黒板らしきもの。
埃は被っていないので、その一つ一つを手に取って確かめた。
そして一番奥の棚にズラリと並んでいたのは名簿のようなものだった。薄い冊子がところ狭しと詰められていて、その一つを強引に抜き取ると一番最初のページをめくる。
278年前のカーマルゲート卒業生を記したものらしい。
特に興味も沸かずその冊子を放り投げると、出入口がないか隅々まで探し回った。
しかし窓も扉も正面のもの以外にはまったく見当たらず、メーデンは諦めて鍵のかかった扉の前に近づく。
窓がないなら壁をぶち破るか扉を蹴破るかの2択。扉を蹴破る方がどちらかというと常識的であろう。
外に人の気配がないことを確かめると、メーデンは勢いをつけるために少し後ずさった。
しかしなんという偶然だろう。
ガチャガチャと鍵を弄る音が聞こえてきて身体を硬直させた。誰か来たらしい。
それからすぐにザシュッと何かが切れる音が続いて、すぐにその倉庫の扉は開いた。
目の前に現れたアダムにメーデンは遠い目をして肩を落とす。
少なからず彼も驚いているらしく、珍しくも目を見開いて驚いたような表情をしていた。
両者は一言も発さず、沈黙が痛い。
「???何をしている」
口火を切ったのはアダムだった。
「???別に何も」
「何故ここに居る」
「閉じ込められただけよ」
「誰に」http://www.releaseshopaspectsjp.com/ ハンター レインブーツ サイズ
「貴方のファンに」
少し間を置いた後、アダムは「そうか」とだけ返事を返した。
メーデンも何故ここに彼が来たのか気になって口を開く。
「で、貴方は何故こんなところに?」
「人の気配がしたから来ただけだ」
もしその言葉が本当だとしたら、彼こそ人かどうか疑わしい。
メーデンは刃物で真っ二つに切られた南京錠を横目で見た。おそらくアダムの腰にある剣で切ったのだろう。こちらも人間技