4/6(日)、さいたま新都心のMOVIXさいたまで開催された映画「ネムルバカ」の舞台挨拶イベントに参加しました

 この日は、お昼に久保史緒里さんの地元仙台で舞台挨拶があり、午後新幹線で大宮へ移動 夕方さいたま新都心で2回舞台挨拶というハードスケジュールでした
 
MOVIXさいたまには初めて行きましたが、ショッピングモールの2階で、駅の改札と同じレベルにありました
 
写真は映画館入口横のライトパネル 舞台挨拶の中で、ポスターにサインしました!って言っていたので、帰りに撮影したものです



 

 ここにはシアターが12もあるのですが、会場はその中でも最大の502席を擁するシアター12でした
 私は舞台挨拶に先立って午後4時から2度めの映画鑑賞です
 2回目って、やっぱ1回目とは印象が変わりますね 前に観た時は緩過ぎて、やや退屈気味ですらあった前半の細かなエピソードがいちいち気になって、ずいぶん伏線らしき点を掘り起こしました…実は違うのかもしれませんが😅

 ルカ先輩のメジャーデビューが決まってからセルフテロまでの途中経過がカットされている話は前回の「映画「ネムルバカ」舞台挨拶@シネマグランドサンシャイン」というブログでも指摘させていただきましたが、つまり、壁の向こう側は一才描かれていない 結局この映画の視点は壁の手前にあるんだなと思いました したがって、W主演とは言いながら、敢えてどっちが主役かと言えば、目立つ活動をするルカ先輩ではなく、自堕落な大学生に過ぎない入巣の方なんだと だから、配役にあたって、ルカ先輩には久保さんよりちょっとだけ背の低い平さんを選んだのではないでしょうか?
 一方、壁のこちら側にいるはずの入巣には、明らかに異常な点が見られ、それはルカ先輩が簡単に壁を越える…何なら壁の向こう側に生まれる人間がいると指摘するような常人離れした天才的な能力の一端を示すものかも知れません そもそも、入巣という名前、少なくとも一般的な姓ではありませんよね たぶん、ギリシャ神話の妖精のように羽の生えた女神から来ているんだと思うんですよ

 そういう視点で、入巣の言動を見ていくと、おかしみのある日常の描写の中にも狂気が見え隠れしています 天丼にエビの身がないことをルカ先輩に指摘されても入巣は悪びれる様子がない ルカ先輩の最初の失踪の際、本人ですら目的地を知らないのに、入巣は簡単に発見し、ケロリとしている バイト先の先輩が捕まって、何億円もの賠償金を請求されるという窮地に立たされても、入巣は同情のカケラも見せない そして、おそらく一番不気味なのは、エンドロールの途中入巣が見せる怪しい微笑みだ これらの不気味さを表現できる稀有な存在が久保史緒里という俳優なのだと思います 原作から入った方の中には、入巣が美人過ぎると仰る方も多いようですが、この不気味さは美人じゃなきゃ出せないんですよ!
 最後のエンドロール、ゾゾっとしました エンドロールって、配信だと飛ばしがちですよね そういう意味でも、この映画は劇場で観ることが重要です




 

 4時からの上映を終え、6時から引き続き舞台挨拶となりました
 主演の久保史緒里さん、
平祐奈さん、そして阪元裕吾監督 前回池袋で拝見した5名のうち綱啓永さんと樋口幸平さんのお二人を除く3名が登壇されました
 
日帰り仙台新幹線往復からのさいたまということで、お疲れだと思いましたが、私のすぐ横の通路を通って壇上に進まれたので、スターのオーラを浴びれました
 にぎやかな男性おふたりはおられませんでしたが、新幹線ネタに始まり、上映後の挨拶ということで、ネタバレ満載の回となり、盛り上がりました 思ったのですが、透明感半端ない久保史緒里さんほど白いドレスが似合う方はおられませんよ
 30分の挨拶はあっという間に過ぎました
 退席すると、もう表示は次回になっていました



 

  幸運にも次の19:10の回のチケットもゲットしたので、しばらくロビーで待機して、同じシアターに再入場しました 間隔が40分あったのですが、早めに入場開始されたので、いくらも待ちませんでしたが…
 今度は上映前挨拶ということで、ネタバレ不可の回でしたが、内容的にはむしろこっちの方が盛り上がったような気がします どうやらインターバルの40分の間にみなさんで写真を撮ってネットにアップされてたりお忙しかったようですが、「今着いたばかり」感がなくなって、次々とエピソードが出てきた感じでした
 中でも、おふたりでお客さんとして映画館に行かれた話には驚嘆の声が漏れていました バレないのかな?と不審に思っていると、実は、平さんの方が「坂道系の方ですか?」と声をかけられたそうで、しかも、久保さんによると、その方の持ち物から、乃木坂46ファンだと思われ、「坂道系って言い方、何だよ!」と思いつつ、背中を向けたとおっしゃっていました 確かに、本人に向かって「坂道系」はないよね

 またまたあっという間に30分が過ぎました そして、おそらく50名以上の方が上映前の席を立ちました
 久保さんが本当に嬉しそうで、こっちまで嬉しそうになりました
 主演のお二人の舞台挨拶はこれで終わりましたが、他の方の回はまだあるので、またお客さんとして行きたいとおっしゃってましたし、また、お二人登壇の舞台挨拶ももう一度実現したいとまで言われていました