■2024/6/1(土)

夫が大学病院を退院して1ヶ月が経ちました。

1ヶ月も病院に行かなかったのは、昨年11月に膵臓癌が分かって以来初めてですし、今までは退院しても1ヶ月以内に必ず再入院していました。

夫は、しみじみと『病院に行かなくてもいいって、幸せだね』と私に言いました。

病院に行ってないのは、健康になった訳ではなく、緩和ケアで在宅医療になったためです。

ただし、状況が悪ければ大学病院に再入院になる『お試し退院』だったため、在宅医療が続けられているのは、とても嬉しいことです。

高熱出てません

■『胆のう炎のひどいやつ』で入院していましたが、現在は安定しており、退院以降は高熱は出ていません。

日曜以外は、訪問診療医師と訪問看護師が週3日ずつ来てくださり、ドレナージチューブを洗浄してくれています。

γ-GDPが下がった

■今年2月からγ-GDPが上りっぱなしでした。大学病院では『胆管ステントが詰まりそうな時に、この数値が上がるが、画像では詰まっていない。今は何も対応しない』とのことでした。

どういうことか?良く分からなかったのですが諦めていました。

しかし5/23在宅医療での血液検査では、

γ-GDPが退院時226→79まで下がりました

(基準値73以下)

在宅医療になってからドレナージチューブを毎日洗浄していただいたおかげだと、私は思っています。 

輸血しました

■5/23に在宅医療で状況チェックの血液検査を行って、赤血球が少なく貧血だったので、5/31に輸血を行ないました。

本人も歩く時にふらつきがあるとのことでした。

火曜日に血液検査、木曜日にクロスマッチテストを経て、金曜日に輸血を実施しました。


赤血球を2単位、成分輸血しました。

輸血は1時間30分くらいかかりました。

輸血の間、訪問診療医師がずっとついていてくださいました。


輸血に時間がかかるからでしょうか?

医師は夫が興味ありそうな(ご自身所有の)建築関連の本を持って来てくださいました。

上は訪問診療してくださっている医師と夫が会話している写真です。
年齢も近く、病気や治療以外の話もたくさんしてくださいます。

輸血の翌日

輸血した翌日の今日、夫は私より早く起きていて、洋服も着替えてました。

本屋さんに行きたいとのこと。



■1かんずつ注文できる持ち帰りできるお寿司屋さんで、

私の分はセット物で、

夫の分は1かんずつスマホで前もって注文したら、待ち時間無く受け取りできました。

夫のお寿司は

・海老(蒸したの)

・イカ

・ウニ

・鉄火巻

鉄火は2切れだけだったけど、完食しました。

量は1/2人前くらいですが、おやつではなく、食事っぽい物が食べることができるようになりました。

『濃い味のものしか食べることができない』症状は、治りました。

オラビ錠は医師と相談して、飲むのを終了しましたが、舌ブラシはこれからも続けて行きます。


消化管穿孔(胆嚢)と敗血症

『がん終末期の予期せぬ急変による死』についての動画を見ました。

がん終末期では予期せぬ急変で2割の方が亡くなる。

代表的な5つの原因のうち、

夫は2024/4/12に入院した時点で、

・消化管穿孔(胆嚢)

・敗血症

が該当していました。

大学病院医師から余命2〜3日、それを乗り越えたとしても残り1ヶ月という話が有ったのは、大げさな話ではありませんでした。


余命0日から半月が過ぎた今を大切に生きたいと思います。