菜食主義になる理由は

動物愛護や環境保全、

健康の改善・維持など

いろいろあると思いますが、

私の場合は病気治しが

きっかけでした。

しかし、20年近く

厳格な菜食主義を続けた後、

数年前から動物性食品も

摂り入れ始めました。

 

その理由は

私のように病気治しが

目的である場合は

健康を回復した時点で

再び食事を見直す必要があると

感じたからです。

 

 

とくにビーガン

(厳格な菜食主義者)や

ケトジェニックなどの

極端な食事法は

therapeutic(療法)的に使うと

効果が出やすい利点がある一方、

長期で実践するには

一般の食事をしている方よりも

栄養バランスをかなり

気をつけなければなりません。

 

でも、

ビーガンを療法ではなく、

思想やライフスタイルとして

取り入れていらっしゃる方も

その考えや気持ちは

もちろん尊重されるべき。

だからこそ、

「菜食主義だと栄養が

足りないんじゃない?」とか

「野菜しか食べないなんて

不健康そう」など

周りからとやかく言われないよう

しっかりと健康管理をしましょう。

 

菜食主義もそれはそれで

心疾患系の疾患が少ないなど

メリットもありますが、

やはり不足しがちなのは

タンパク質です。

また、動物性タンパク質と

植物性タンパク質では

アミノ酸の構成が異なります。

上手にアミノ酸を摂るには

様々なタンパク源を摂るに

限ります。

もしもビーガンでなくて

卵はOK!な方なら

卵もお勧めの食品です。

 

また、

植物性のタンパク源でも

一つの食材に偏らず、

様々な種類のものを

食べる方が良いです。

植物性のタンパク源というと

大豆をイメージする方が

多いと思いますが、

それだけに頼るのはNG。

大豆には含有量が劣りますが、

例えばアスパラガスや

トウモロコシ、アボカド、

ナッツ類などにも

タンパク質は含まれますので、

とにかく幅広くいろいろなものを

食べると良いですね。

 

Reference:

 

Gorissen SHM, et al. (2018). Protein content and amino acid composition of commercially available plant-based protein isolates. Amino Acids. 50 (12), 1685-1695.