日本では

健康栄養学たるものを専攻し、

東洋医学の研究室に所属していた。

そして、現在アメリカでは

統合医療に照準を当てた

臨床栄養学を学んでいる。

 

 

日本でもアメリカでも

現代栄養学だけにとらわれない

比較的リベラルな栄養学を

専攻しているけれど、

その教え方には

大きな差がある・・・

というのが最近の感想。

 

やっぱりアメリカの方が

懐が広いというか

受け皿が大きいというか

いろいろな意見や考えを

とても大事にするし、

一風変わったアイデアも

教授らが真剣に

受け止めてくれる。

一方、

日本はそれに比べて

かなり保守的だった気がする。

まぁ、

そんなことを言いながら

日本でもアメリカでも

大学院はそれぞれ一箇所しか

行っていないので

ひとくくりにすることは

できないけれど、

例えば

日本で売られている

栄養や食事法に関する

書籍にしても、

斬新なものはたいてい

アメリカの翻訳本

だったりしませんか?

 

アメリカだと

食事ひとつとっても

ビーガンがいたり、

宗教上の制限があったり、

ローフーディストがいたり、

とにかくいろんな人がいて、

でも、それぞれが尊重されていて、

そして、その上で

ナチュロパシー(自然療法)や

カイロプラクティックも

国家試験のある立派な医師で、

統合医療が市民権を得ている。

だから、

栄養学にも

いろいろなアプローチが

次々に出てくるのだと思う。

 

 

一言でまとめると

リベラルな栄養学は

日本で学ぶよりも

アメリカで学ぶ方が

面白いってこと。

(それと、付け加えるなら

生化学は日本語で学ぶより

英語で学んだ方が断然ラクグッド!