昨日に引き続き、モリンガについて。

 

日本に帰ると未だ

「モリンガって大丈夫ですか?」

と聞かれることが多いです。

やはりこれは

ラットを使った実験で

流産があったためと思われますが、

昨日も明記した通り、

実験ではラットに

大量のモリンガを摂取させており、

人間が適量を摂る限りでは

問題がないであろうと

されています。

(しかし、妊婦さんや

妊娠の可能性がある方は

医師にご相談くださいね)

 

 

 

そこで今日は

科学的に立証されている

モリンガの6つのメリットを

ご紹介します。

 

1. 栄養の宝庫

 

以下、アメリカ農務省のレポートです。

 

<1カップ(21g)当たりの栄養素>

たんぱく質: 2g

ビタミンB6: 19% (RDA)

ビタミンC: 12% (RDA)

鉄: 11% (RDA)

ビタミンB2: 11% (RDA)

ビタミンA: 9% (RDA)

マグネシウム: 8% (RDA)

 

RDA=推奨栄養所要量

 

 

2. 抗酸化成分が豊富

 

体内のフリーラジカルによる

酸化ストレスは心疾患や糖尿病の

原因ともなります。

モリンガにはビタミンCやβカロテンの他、

以下の抗酸化物質が含まれます。

 

ケルセチン: 強力な抗酸化作用で血圧を下げる

クロロゲン酸: 食後の血糖値をコントロール

 

 

3. 血糖値を下げる

 

モリンガに含まれる

イソチオシアネートにより

血糖値を下げた研究結果があります。

 

(1)女性30名が対象。

モリンガの葉のパウダーを

1日7g3ヶ月に渡って摂取した結果、

空腹時血糖値が13.5%下がった。

 

(2)糖尿病患者6名が対象。

50gのモリンガの葉を

食事に加えたところ、

血糖値の上昇が21%抑えられた。

 

 

4. 炎症を抑える

 

動物実験を通して、

モリンガのタネ果実

抗炎症作用が認められました。

イソチオシアネートによるものと

見込まれています。

体内の炎症はガンや心疾患などにも

関連していると言われていますので

さらなる研究が期待されます。

 

ちなみに抗炎症作用を持つ

その他の植物としては

ウコンやザクロがあげられます。

 

 

5. コレステロールを下げる

 

コレルテロールを下げる食べ物は

フラックスシード(亜麻仁)や

オート麦、アーモンドなど

いくつかありますが、

モリンガもヒトを使った研究で

結果を出しています。

高コレステロールは心疾患を

引き起こす原因ともなり、

心疾患が多いアメリカでは

嬉しい効果のひとつです。

 

 

6. ヒ素から体を守る

 

食べ物や水はごくわずかな

ヒ素を含むことがあります。

半減期は5〜6時間と短いのですが、

体内に蓄積されると

皮膚や肝疾患、ガンなど

様々な病気につながります。

ラットやマウスを使った研究

モリンガはヒ素による攻撃から

体を守る効果があると認められ、

今後の研究に期待がかかります。