料理研究家の
仕事の必需品といったら
「包丁」や「ミキサー」など
キッチン用品や調理道具が
あがってきそうなものですが、
私にとってなくてはならないのが
「色えんぴつ」。
以前使っていた色えんぴつが
短くなってきたので
昨年は誕生日のプレゼントに
色えんぴつをリクエストしたほど。
料理研究家には
“計量を徹底的にやる科学者タイプ”と
“感覚でクリエイトするアーティストタイプ”が
いると、私は勝手に
分類しているのですが、
私はがぜん後者の感覚人間。
それも、私の場合は
かなりいい加減な
行き当たりばったりタイプなので
アーティストなんていうのは
おこがましいほどです、はい。
レシピもほとんどが、
パッとひらめきです。
そして、それを具体化していくときに
絵を描いて、色を塗るんです。
この作業は、
頭の中で完結することもあれば、
プレゼンや撮影の場合には
実際に紙に描き出します。
よくよく考えると
私は昔から塗り絵が大好き。
それから、色えんぴつをケースの中で
きれいに並びかえるのも好き。
人の色えんぴつケースを開けて、
色がぐちゃぐちゃだと
よし♪とばかりに
きれいな配色に並べ替えてました。
いま使っているスケジュール帳も
カラーマーカーを使って
中が思いっきりカラフル。
かといって、
色のセンスがあるかというと
別にそうでもないんですけどね。
論理的に説明できないことがあると
すぐに絵を描いて説明しようとします。
ロジカルでなく、ビジュアルなんですね、
頭の中が、きっと。