スーパーフードのご紹介
~フルーツ編~
リンゴ:「皮ごと食べてアンチエイジング」
ポリフェノールやフラボノイド、ビタミンCを豊富に含み、
抗酸化作用、アンチエイジング作用が期待できる。
繊維質も豊富で、胃腸をきれいにする。
1個当たりに含まれる繊維質は、1日に必要な
繊維質の30%に相当する。また、1個当たりの
カロリーはわずか47カロリー。皮に含まれる
抗酸化作用成分は、果実そのものの2~6倍もあるので、
皮も必ず食べたい。心臓病の予防にも効果があると
言われている。1日1個のリンゴは医者を遠ざけるという
格言もあるほど。
リンゴを使ったリビングフードで私が一番好きなのは
アップルパイ。生地にはRawカカオパウダーを入れて
苦みをきかせ、フィリングには生とドライのリンゴを
混ぜて使うことで食感と味に深みを出す。
ブルーベリー:「脳の老化防止」
ポリフェノールを豊富に含むことから抗酸化作用が
期待できる。アルツハイマーを含む脳の老化防止に
効果があるとの研究結果も発表されている。
脳の老化は脳細胞同士のコミュニケーション能力が
低下することにより起こるとされているが、
ブルベリーはこの交信を活性化すると考えられている。
ブルーベリーは小さいわりに皮がしっかりしているので
私はスムージーやソースにして使うのが好き。
ただし、摘みたてをそのまま頂くのに勝るものはない。
キウイフルーツ:「ビタミンC含有量No.1」
ニュージーランドの代表的フルーツ。100g当たりの
ビタミンC含有量は果物の中で一番多い。
ビタミンCには、美肌、抗酸化作用、免疫力の増進、
貧血予防などの働きがある。さらに生の果物の中では
繊維質含有量もNo.1.食物繊維が不足すると
糖尿病や動脈硬化、大腸癌を引き起こすとも
言われているので、まさに理想的な果物。
キウイフルーツとアボカド、アガベシロップ(甘味料)を
ミキサーで混ぜ、フルーチェのようにして食べるのが好き。
ただし、キウイフルーツの種はミキサーで混ぜすぎると
苦みが出てくるので注意。
オレンジ:「むくみ改善や便秘予防に」
豊富に含まれるビタミンCが、コラーゲンの生成を促し、
シワやシミを予防する。他にも、むくみの改善につながる
カリウム、便秘予防の食物繊維など、優良な成分の宝庫。
最近注目されているのは、βクリプトキサンチンと呼ばれる
オレンジ色の色素で、癌の抑制効果が期待できると
言われている。
オレンジは、甘味と酸味のバランスを活かして、
ドレッシングを作るのに役立つ。私は特に、
白胡麻ペーストとオレンジ、生姜、醤油で作った
ドレッシングがお気に入り。
ザクロ:「ポリフェノールが赤ワインの2倍」
一時、婦人病予防に効果があるエストロゲンが含まれていると
話題になったが、化学的には立証されていない。
それでもザクロにはビタミンC、ポリフェノール、
ビタミンB6が豊富に含まれている。ザクロジュースは、
同量の赤ワインの2~6倍のポリフェノールを含み、
それだけでも老化防止にも効果的ということ。
ザクロジュースはマイ・ブーム。
近所のスーパーマーケット「プレッセ」で購入する。
幼稚園時代は、園内のザクロの木から毎日、
ザクロをもぎとって持って帰っていたほどザクロ好き。
アボカド:「妊婦にオススメ。貧血予防にも」
「森のバター」と呼ばれるだけあって高カロリーであるが、
葉酸を豊富に含むという点で優秀食品。葉酸は
妊娠中に特に多く摂取することが推奨されている。
貧血、動脈硬化、痴ほう症の予防にも効果があると
されている。リンゴ同様、繊維質も豊富。
私の料理教室でも、アボカドを好きな人は多い。
でも、アボカドの脂質を気にする人も多い。
さらには、国産が手に入れにくいので、
地産地消でないことを気にする人も多い。
しかし、栄養面では優秀なので、常食さえしなければ、
罪悪感を抱きながら食べることはない、というのが私の考え。
サンディエゴで、リビングフードをベースとした
トリートメントを行っているロバート・ヤング医師なんて、
アボカドを絶賛し、アボカドの山を買い、そこに
診療所を立ててしまったほど。
トマト:「肌の老化を防ぐ」
トマトに含まれる赤い色素、リコピンの抗酸化作用は
ビタミンEの100倍にもなる。太陽光が原因となる老化や
肌の硬化を防ぐ作用も認められ、トマトのエキスが入った
パックや化粧水も開発されている。脂肪の蓄積も防ぐ。
私はいっぺんにたくさんのトマトを食べることは出来ない。
特にキンキンに冷えたトマトは苦手。
美味しいトマトを常温でちょっぴり頂くのが関の山。
従って、リビングフードでも生のトマトに
ドライトマトを混ぜて使うことが多い。