真に息吹。二人がレベルが上がった事を報告する。かけられるネット特有の祝福の言葉。
「んじゃ帰るっす」
「賛成、そろそろボスが沸く時間だから溜まり場に戻るでござる」
廃人たちの言葉でこの日の狩りは終わる。はずだった。puma シューズ
「ん?何だ?えらい数の敵が来るぞ?」
「ほんとだ」
息吹が画面端の敵の大群を見て後退しながら疑問を述べる。明らかに何かに引き連れられているのに、そのナニカの姿が無い。
「ここ、PKオッケーなマップだから装備狙いでMPKする馬鹿がたまに出るって聞いたことあるっす」
「ああやってモブで轢き殺して、生き残りそうなら自分で追撃も入れるつもりじゃない?」
廃人たちには起こっている現象の正体がわかっているようで、焦った風も無い。
「轢かれるって気分悪いんだけど?ってかそんな危ないマップだったのか、ここ」
真のもっともな意見が出る。悪意あるPKで殺されて装備品を奪われるのは面白くない。そして危険度マックスなフィールドに平然と連れてこられたことに呆れる。
「まあ、懲らしめますか。昼にゃん、よろしく」
「あいよ~最後は任せたよ夜にゃん」
ヒーラーの昼猫がまずパーティメンバー以外に侵入できない結界を張る。次いでモブ敵の群れに対して囲うように移動不可の壁を出現させるスキルを展開。あっという間だ。さらに騎士の夜猫が画面に大きな盾のエフェクトを出現させてナニカのスキルを使う。
あっという間の早業だった。
待つことしばし。
姿を消すスキルの効果が尽きたのか一人のプレイヤーキャラが姿を現す。
「お、やっぱクロークだったか~。隠れてトレインして反射スクロールで被ダメ無くして人轢き殺すなんて駄目だぞ~」
「南無南無」
現れた瞬間に反射の効果も切れていたのか、画面に一気にダメージを示す赤い数字が血飛沫の様に噴出す。回復アイテムを叩く光も見えるが数秒で死んでしまった。袋叩きもよいところである。夜猫の言葉は少し早いキャラクターの死亡を悼む言葉だったようだ。多分に嘲りも見えるが。
死亡と同時に数々のアイテムがばら撒かれる。装備品のようだ。puma スニーカー
「ざけんなPKしてんじゃねえよ、おこせや」
死んだキャラクターから台詞が出る。PK、プレイヤーキル。ゲームの中での人殺しだ。
真と息吹は相手の不可思議で理不尽な言動に言葉をなくしていた。二人はまだこの手の輩に遭遇したことが無かったから未知の存在に遭遇した気分だった。
「ウケル。俺らがしたのはPKKだし」
PKKは人殺しを殺すこと。だから正義の味方というわけでもない。
「そそ。ってか起こして良いなら起こすし」
昼猫は蘇生のスキルを使って死んだキャラを起こす。当然のことだが、一瞬で転びなおすだけである。HP1で復活させられても敵の群れにいたら即死なのは当たり前だ。二人はこういう手合いに慣れているのかごく普通に会話していた。
「おい!倒してから起こせよ!デスペナ分貢げ!」
再度大量のアイテムをばら撒いたプレイヤーキラーの男キャラが公開チャットで喚く。猫コンビはふざけたエモーションを出して遊んでいる。デスペナとはキャラクターの死亡時に課せられる不利益のこと。このゲームでは経験値とお金の一部がロストする仕様だった。
「おお夜猫氏、こいつ結構豪華な装備してますぞ」
「ですな昼猫氏、今やマッパですけどね、くく」
二回の死亡で頭、体、武器、靴、アクセサリと結構凄いランクの装備がばら撒かれている。夜猫が騎士のスキルで敵を安全な場所から一掃したので詳細な名前も見て取れる。中には真が次にお金を貯めて買おうとし
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