
草藤や
歳の離れた兄に嫁
我ふたり

上五→草藤や→くさふじや→五音
中七→歳の離れた→
としのはなれた→七音
下五→兄に嫁→あにによめ→五音
575の定型におさまりました。
季語は草藤で、晩夏の季語です。
切れは、上五のやで切っています。
草藤と言う季語に、ちょっと歳が上の兄貴に嫁さんが出来た
と言うシンプルな取り合わせの句です。
🔹🔹🔹🔹🔹
最初に詠んだのは
草藤や実家乗っ取る義理の姉
AIに採点してもらったら、ちょっと言葉がキツい表現だとダメ出しされました。
AIが言うには、どギツい言葉を使うと、時にはその言葉の印象が季語よりも印象に残ってしまって、鑑賞する人がそちらに意識を取られてしまうと言ってました。
季語<エピソード
このバランスがよろしくないと…
草藤や実家を仕切る義理の姉
草藤や実家を牛耳る義理の姉
僕には兄弟は居ないのですが、身近な人で、そう言うエピソードを持ってる人の話を思い出して、おもしろ可笑しく、悪意満々の俳句を詠んでいました (笑)
AIがダメ出ししたのは、「乗っ取る」「仕切る」「牛耳る」この辺りの言葉が、季語よりも悪目立ちしてるのだと…
俳句は省略の文学でもあるので、やっぱり言い過ぎても、つまらなくなる。
そこで、兄と嫁を若い設定で想像してみようかなと、思い直し
草藤や歳の離れた兄の嫁
と言う句が浮かびました。
削げる感情を削いで、サッパリした句になったような…
歳の離れた兄の嫁=艶かしい女の人
そんな女性が、季語の草藤とくっついたら、なんとなく色んなイメージが出てきたので、このくらいの光景で良いのかなと思いました。
言い過ぎると想像が出来なくなるし、足らなくてもアカン。
ちょうど良い塩梅かと。
ただ一点。
助詞を「の」で繋ぐか、「に」で繋ぐか迷いました。
「の」の場合
→歳の離れた兄、なのか
→兄の嫁の歳が離れているのか
少し迷いが出ています。
しかし「に」で繋ぐと
歳の離れた主体は、兄であり、光景にブレが無いので、最終的に
草藤や歳の離れた兄に嫁
と言う形に落ち着きました。
草藤と言う季語は、写真の草が藤の紫色💜に似ている草だから草藤と言われるようになったと言われています。
要するに藤の花の偽物(レプリカ)の方なので、俳句に詠まれてはいるものの、例句を探すと意外に少なかったです。
今回は、兄さんのお嫁さんって言い方をしたので、当然そのお嫁さんは歳上なわけで、句の中で見ている視点からは、大人びた魅力的な女性像と草藤を取り合わせて、楽しく詠みました。
でも僕の中では、草藤がネットワークのようにも思えるし、まだまだ俳句を詠んでみる価値がある草だなぁと思っています。
いつもは6月の手前に咲く草藤ですが、今年は早々に咲いて、陽気も良いせいか花が長くもっています。
ツツジの植栽がこの草藤に絡められて、ツツジのひと山を乗っ取るように咲いていました。
取り合わせ写真の草藤も、草藤の山にみえると思いますが、影にツツジが隠れているんですよ~😱
恐るべし魔性の草藤ですよねwww
実はこの句にはモチーフになるエピソードがあるんですけど…
また後日談で、お話します。
2026年5月3日 我ふたり