
当初の句
常温の山積みソーダ50円
「ソーダ」が季語ではないとなって、さぁ💦どーしましょ
俳句ってこう言う悩みの連続ですよね…
もう俳句を初めて1年にもなろうと言うのに、季語に対しての意識の持ち方が全然進歩してないよなぁ…
「ソーダ」と「ソーダ水」どっちも同じ「ソーダ水」を指す言葉だけれど、歳事記を見てみても、ソーダとは載ってない。
水という漢字一字が、あるかないかだけなのに?
と思うかもしれませんが、この水が持つニュアンスはとても繊細ですよね。
水という漢字には、涼やかとか、飲み物としての実体だとか、色味や質感が感じられて、有るのと無いのとでは、印象が違う気がしますね。
現代語的にはどちらも、炭酸の清涼飲料水を指し示す言葉として区別はしないけれど、俳句となると伝統的な響きのソーダ水を正式な季語としているため、「ソーダ」と安易に略すことは、しない方がよいようです。
直した句1
常温の山積みソーダ雲の峰
50円を取っ払って、季語の「雲の峰」を据えてみました。
でも、山と峰が同じような意味をなす言葉として、少し重たい=しつこい感じがしましてね…
常温の箱積みソーダ雲の峰
こうしてみたら、少ししつこさが減ってサッパリ読めるようになった気がしました。
完成句
特売の箱積みソーダ雲の峰
しかし、上五が常温の~となっている俳句を何度か口に出して読むうちに、どんな光景なのかしら?って、疑問に思えてきて…
特売のって言っておけば、スーパーや薬局に安売りで積まれている缶飲料を思い出して貰えるかなぁ…と、直すことにしました。
元々はソーダ水という季語になると勝手に思い込んで俳句にしてみた句が、思いがけず季語の取り扱いを間違えいることに気がつき、季語を変えて別な句として完成した次第です。
特売の缶のソーダ水が、うず高く積まれていて、まるで雲の峰ように高く積み上がっているという句意で詠みました。
ちなみにソーダ缶とか、缶ソーダとか慣用句のように使って季語にするのも、NGのようです。
ホントにね、俳句って奥が深い文芸だなぁと、つくづく感じます。
2026年4月23日 我ふたり