
昨日の俳句より
節分や
惣菜戻し待つシール
我ふたり
元々の原句、ざっくりと感触を詠む
節分や客従えて赤値札
夕方のスーパー。
値引きの始まる時間になると、それらしき店員さんが来ないかなぁと、ついキョロキョロと見回してしまいます。
僕はここ数年、節分に必ず恵方巻を食べることにしていますが、毎年買っていたお団子屋さんが廃業してしまって、去年からはスーパーで買っています。
やれ海鮮だの、肉巻きだのと、理由をつけて高く売る姿勢に辟易してます。
フツーの田舎巻きが食べたいのに…
で、ですね。
少しでも安く買うために値引きを狙う作戦なんですけど、いつやるか分からないのがツラいところ…
ずっと待ってるわけにもいかないので、諦めて手に取った頃、いた( ̄□ ̄;)!!
きた、きた🎵
えーっ、もうちょっと早く来てくれたら手に取らなかったのに…
でも、そんなことで諦めがつかないのが値引きの誘惑と言うもの。
そっと、人目の無い時を狙って棚に戻すんですよねぇ…
お客さんも、公園の鳩にエサをあげるおばさんについて回るかの如く、つき従ってきますよね。
推敲 その1 具体的な光景名詞を入れてみる
節分や
惣菜値引く赤値札
惣菜って言った方が、スーパーの光景に少し近づいた気がしました。
推敲 その2 重なる表現を止める
値引きも、赤値札も言いたいことが被っているので、手に取った惣菜を戻すと具体的な動作を入れてみる
節分や惣菜戻す赤値札
たぶん、ここまで来ると惣菜を戻して値引き品を手に取ったという句意の俳句にはなってきました。
でもなぁ…
少し引っ掛かるのが、赤値札って最近はあまり言わないのよね。
そこがリアリティーに欠けるし、俳句に無理があると思ってて…
それならばと
節分や
惣菜戻しシール待つ
と、持ってきました。
一番最後に、悩んだのが
シール待つ、とするべきか、待つシールとするべきか。
シール待つにすると、待っている自分=主人公の姿が浮かんで、節分という季語に繋がっていくため、節分を心待ちにしている私という絵面で終わります。
待つシールだと、どうなるか。
シールが貼られてくる様子が浮かんできます。
スーパーのパートのおばちゃんが、少しずつ僕の待つ恵方巻へと近づいてきます。
そんなドキドキ感の方が僕が描きたい光景に近かったので、良し悪しは無視してこちらに靡きました。
春はすぐそこまで来ているよ🎵って気持ちを乗せたいなと思って、下五はシール待つをひっくり返して、待つシールとしました。
意外と語順一つで光景がガラリと変わる!
俳句の面白い所ですよねぇ~⤴️😆🎶
2026年1月31日 我ふたり