「芋虫」で一句、三句作った中の、本日は三句目の最後の句です。

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柑橘はビターテイスト常世虫
我ふたり

・ど素人から始める俳句生活 作品No.51

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■俳句のチェックから

上五 柑橘は (5音) 読み カンキツハ

中七 ビターテイスト (7音)
読み ビターテイスト

下五 常世虫 (5音) 読み トコヨムシ

季語は「常世虫」で、芋虫の傍題季語となります。
※歳時記によっては掲載なしでしたけど…

「常世虫」は理想郷の神様の化身として信仰の対象として尊ばれた虫を指す言葉のようです。

歳時記によっては掲載もなくて、説明をみればみるほど、使うのに躊躇いがありました。

しかもね、僕は漢字で常世虫としたけど、その歳時記には、「とこよむし」って平仮名表記されてるの。

なんか地雷みたいな季語で、ホントに悩みまくりました。

使うべきか、使わざるべきか…

実在しない虫がなぜ傍題季語とされているのか?

それは、「常世虫」が柑橘や山椒の木に宿ることや、揚羽蝶の幼虫を指すものと推測される事から、一部ではありますが、歳時記に掲載がありました。

つまり

常世虫=揚羽蝶の幼虫

だろうとされているから、芋虫の傍題季語とされているようです。

ちなみに柑橘はビターテイストで言い切ってます。
ここに意味の切れがあって、カットが切り替わって常世虫=芋虫の画になりますので、二句切れの句となります。

■俳句の句意について

最初、この句を作るのに

柑橘のほろ苦い味常世虫 って作りました。

常世虫って言葉にほろ苦い味の方が、字面的には似合ってるんだけど、のほろ、と繋がることや、味常世、と繋がるのが読みづらいのが妙に気になってしまって…

もう一つ気になるのは、調べがスルッと、のっぺりしちゃってインパクトが足りないなぁ…なんて。

( ̄□ ̄;)!!あっ!

で、あれこれ考えるうちにビターテイストって言葉が頭に浮かんだ。

あ、響きは面白い。

字面にすると

柑橘のビターテイスト常世虫

そうすると、ビターテイストって単語が際立ってて面白いなぁ~と、か・ん・じ・た!

と、ここで更に気になったのが助詞の『の』です。

この程度にしておくのが、常世虫との関係性でちょうど良いのか、とも思うが、面白いんだから、強調したい。

柑橘の皮がほろ苦い味なのだから
きっとその葉はビターテイスト

と短歌みたいなのが頭に浮かんでて…

そっか、きっと柑橘の葉は苦いに違いないと僕は思ってたんだ。

だったら、ここは

柑橘ビターテイスト常世虫

って、スパッと言い切らないとダメよね。

と、覚悟が決まった。

誰に何と言われても、僕の想いを正確に表現すれば、ここの助詞は『は』だと、これはわかった!気がする… 笑

では、昨日の芋虫の画に、この句を取り合わせた画像で締めます。

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芋虫だって人間だって、生きてりゃ辛い日もあるさ