
松尾芭蕉の句
『五月雨を集めて早し最上川』
画像は、chatGPTくんに書いてもらいました。
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関東地方が6/10に梅雨入りしたと言うことで、松尾芭蕉の俳句が頭に浮かんで離れないので、鑑賞日記を書くことにした。
芭蕉の句でも、かなり有名な一句だと思う。
それは、教科書に載ってたからと言うのもあるけど、言葉の響きといい、思い浮かぶ景の良さが秀逸なのだからだと純粋に思うのだ。
俳句は声に出して、朗々と読み上げて鑑賞するのが、作法らしい。
声に出すと、リズムの良さとか、響きの良さが、しみじみと感じられるので、自分で作った俳句も声に出して読んで推敲すると良いらしい…
俳句をやる人は景の良さなんて、気取って言うのだけど、簡単に言えば、俳句を読んで思い浮かんだ光景の事だよね。
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で、改めて芭蕉の句について、僕がずっと誤解してた恥ずかしい告白をしますと
五月雨=旧暦6月に降る梅雨の雨 が正しい認識
しとしと続く梅雨の長雨の事だった💦
僕は最近まで五月雨は、新暦の五月に降っている、爽やかな雨のように勘違いしてました💦
だから、想像した最上川も山の上のまだ、ちょろちょろした小川が下ってくみたいな光景と勘違いの上に勘違いを重ねてました💦
でも勉強してみて、実際の光景が全く違うのを知りました。
正しい光景は…
梅雨の長雨が降り続いて、その雨が集まって目の前を流れている最上川は増水して、いま目の前をすごい勢いで流れている。
自然の脅威とは、侮れないものだなぁと言う光景なのだとか。
これまで誤解していた俳句の本当の光景をみた時に、僕はどうしてこうも勘違い、思い込みが激しいのだろうかと、少し自己嫌悪に陥りました…
ま、素人の鑑賞なので、多少粗いのですが、どうぞ暖かな目で見ていただけると幸いです💦
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そこで、さらにお勉強してみた。
この句は、山形県大石田の句会で芭蕉が詠んだ句なのだけれど、実は元の句を推敲して出来たものらしい。
その元の句は
『五月雨を集めて涼し最上川』 松尾芭蕉
だと言う。
ん?なんか聞いたことある。
どうやら地元では、こちらの元の句の方が有名なのだとか。
この年の夏は、とても暑い夏で芭蕉も暑さに参ってたらしい。
最上川から吹いてくる涼しい風を素直に涼しと詠んだのだとか。
そして、この句を詠んだ後に、最上川の川下りを実際に体験することになって、川下りをしてみたら、かなりの恐怖体験だったらしくて
ぬぉぉぉぉぉぉぉ~っ💦
マジで怖かった…💦
と言う体験を経て
『五月雨を集めて早し最上川』 松尾芭蕉
と、推敲したのだそうな。
たった二文字
涼し➡️早し
にしたら光景がガラリと変わる。
いきなり、涼しから、早しがどのような過程で導き出されたのか…
けっこう悩んで、悩んで出てきたものなのか。
そこは分からないけれど、早しに至れるのが非凡さを感じずにはいられないのよね。
二文字変えて早しにするなんて芸当は、素人の僕には逆に怖くて出来ないけれど、早しにしたから自然の脅威を詠んだ名句になったとも考えられるとするならば、恐るべし松尾芭蕉。
俳句とは、このように可能性に満ちている文学なのだけれど、素人の僕には途方もなく感じることもある。
俳句には、正解がない
と言うのがより真理に近い感じ方なのかもしれない。