植毛を検討している方のあいだで、痛みへの不安はほぼ共通しています。それなのに、返ってくる説明は「大丈夫ですよ」以上に具体的にならないことが多い。これは残念なことで、正直に説明したほうが情報として有益ですし、多くの方にとっては想像していたものより不安が減るからです。施術は局所麻酔のもとで行われ、何をどう使うかは執刀医が説明し、投与します。その内容は当日知ることではなく、カウンセリングで共有されるべきものです。
意外に思われやすいのは、強さではなく長さのほうです。毛包を一本ずつ採取する手術は時間単位で測るもので、一日の大半を占めることもあります。だから体験としては、劇的な意味での「手術」というより、丁寧で反復的な作業が続くあいだ、じっと座ったり横になったりしている長い時間、に近くなります。実際に後から語られる不快さも、たいていそこに関するものです——姿勢、動かずにいること、一日の長さ。どれも対処できる範囲ですし、想定していればずっと楽になります。
当日の朝ではなく事前に確認しておくべき、実務的な理由もあります。手術が何時間かかると分かっていれば、その日を組み立てられます。移動手段、仕事、持っていくもの、自分がどこにいるかを誰が知っているか。聞いていなければ、進行しながら一日の輪郭を知ることになり、ごく普通の長い手術がストレスの多い一日に変わってしまいます。起きている出来事は同じで、違うのは準備だけです。
その日の夜と翌朝についても聞いておく価値があります。実務的な質問はそこに集まるからです。頭をどう覆うのか、何ができて何ができないのか、最初の洗髪はいつか、鏡で何を見ることになるのか。どれも理解するのに医学の知識は要りませんし、どれも当日その場で考えるより、事前に計画しておくほうがずっと簡単です。
聞いてみて説明が曖昧だと感じたら、それ自体が情報になります。日常的に患者さんに当日の流れを説明しているところは、順を追って具体的に話せます。何度もやっているからです。痛み、麻酔、所要時間は、患者さんが直接聞いてよい最も妥当な事柄のひとつですし、その答えは実際に執刀する医師から受け取るべきものです。
ひと目で比較
| よくある質問 | より有益な聞き方 | 何が分かるか |
|---|---|---|
| 痛いですか | どの段階で何を感じますか、麻酔は何を使いますか | 当日の感覚の見通し |
| どのくらいかかりますか | 私の方法と株数だと何時間の見込みですか | 一日の組み立て方 |
| いつ帰れますか | その日の残りと翌朝はどうなりますか | 前後の予定の立て方 |
よくある質問
Q. 植毛は痛いですか。
A. 施術は局所麻酔のもとで行われ、何を使うかは事前に執刀医と確認しておくべき内容です。感じ方には個人差がありますので、各段階で何を感じるかについては、カウンセリングで直接お尋ねください。
Q. どのくらい時間がかかりますか。
A. 採取方法と株数によります。特に一本ずつの採取では手術時間が大きく延び、一日の大半を占めることもあります。一般的な数字ではなく、ご自身の計画に即した見込みをお尋ねください。
